強くやさしい親のような心【お母さん研in別海】
Posted by 別海実顕地 武藤東芳 | 2013年 9月 3日 AM 10時 22分 in 研鑽生活
2013 お母さん研 in 別海 フォトムービー (9/3追加)
最初この話を聞いた時、冗談かと思ったし、何故別海なの?と言う気持ちでした。
でも、それぞれの実顕地から送り出してくれる人達、受け入れてくれる人達が沢山いて、皆の思いをズッシリ感じ「やるっきゃない」と準備を進めて、無事お母さん研に漕ぎ着けました。

やってみて改めて別海の良さに気付けたしもっと知りたいと思う気持ちも湧いてきました。
そして何よりこの広い大地で一緒に、それぞれの実顕地でやっている若いお母さん達と暮らしや研鑽会が出来て本当によかった。
実顕地の強くやさしい親のような心を感じたお母さん研でした。
【別海実顕地 武藤東芳】

[9/3 追記]
2013 お母さん研 in 別海 感想文
自分からみるってどういう世界なのかな
今回、お母さん研を別海でやらせてもらって、色んな意味で満喫させてもらったなあと思っています。
北海道の大自然をたっぷり味わったこと。私にとって別海は20代の10年を過ごしたふるさとなので、帰って来たなぁという気持ち。そして、日常を離れてこの4泊5日送り出してもらってぜいたくな時間を用意してもらったなという実感。
みんなといっぱい話をして、一緒に研鑽会で考えたという事だけでも自分にとっては大きいし、全国にこれだけの仲間がいるというのがすごく嬉しいなと思います。
研鑽してきて、「親はあくまで子に資するもの」とか「枯木になって朽ち果てようとも」とか色々心に残っている部分はあるのだけど、今これがハッキリした!というような感覚はなく、これからつづく…という感じです。でも佐川さんが言ってくれた「しんどくなる時、辛い時、自分が快適じゃない時は自分からみるというのがやれてない時じゃないか」というのがとても心に新鮮に響いて、自分からみるってどういう世界なのかな、自分もそこに一歩踏み入れたい、わからないなりにもやってみたいなと思っています。
別海に来て、10年いた間の思い出がボロボロとよみがえってきて、いっぱいいっぱい注いでもらってたんだなぁと思って胸が一杯です。
今もいっぱい注いでもらってるし、自分も注いでいける人になりたいです。
自分から見る世界に触れて大事に育てたい
たくさんの人に支えられて、別海実顕地でのお母さん研に参加することができました。重なり合って、受け入れてもらって、自分から湧いてくる心で考えることができたなと思う。
資料3を研鑽した時に、自分はどの位置に立って物事を見たり考えたりしているのかなというのをゆっくり振り返った。
あぁ、自分は考えていきたいテーマが出てきたり、何かことが起こった時に、人から見ることがとても多いなと気付いて、そこから解決策を考えている時も結構多いなと思った。
そうすると、純粋に心から湧く想いを置いてしまっていることがあったりして、帰ってからの暮らしでは自分の心の動きをていねいに見つめていきたいなと思いました。
実顕地でこれまでやってきて、この仕組みの中で生きていくのは、自分の願うリズムで落ちついて暮らせないし、常にガチャガチャしているし、ずっとやっていくところ、やっていきたいところではないと思っていた。
特に自分の生活の中心、心の落ちつくところだと思っている台所がガチャガチャとしていて、自分のくらしの中に用意できていないくらしにちょっと限界を感じていて、それも、考えてみたら「こんな風にくらしたい」「私はこのことを大切にしていきたい」という気持ちを出したり、育てたりすることよりも「ヤマギシのくらしはこうだから」とか「周りと違ったことをいいだすとややこしくなるし、またいろいろ言う人が出てねたむ人も出るから」と周りから理由づけをして、素直に心と向き合えていないんだなと思った。
ヤマギシの村って一体どういうところなんだろうと思う研鑽会でもあったし、自分から見る世界に触れて大事に育てたいなと思える研鑽会でした。
自分が幸せになるためだけにここにいる
今回のお母さん研で一番衝撃的だったのは、岸上智子さんが「私は、自分が幸せになるためだけにここにいる」と言っていた事。その時は、「あぁ、こういう事言う人って時々いるわぁ」って思って、特に気に留めていなかった。
でもその後、別海実顕地の牛舎や鶏舎の参観をした時に、智子さんがこの地で生まれて育ったというのを知って、「えぇ~!!ここで生まれて育った人が、そういう風に思って日々やっているんだぁ」って、かなりの衝撃で、すごくグッときた。
〝幸せな社会〟みたいなものを目指して(求めて)ここへやって来たのではなく、もうそれしかないんだな、と。
今までも、研学とかでは「自分の幸せを一番に考える」みたいなのは出てきた様な気がするけど、その時考えていた世界とは、全く異う世界なのだと思った。
もう資料研も終わった時だったから、そういう世界(視点)から改めて資料を見てみたりなんかはまだしていないけど、豊里に帰ってから、そういう世界でやっていけたら、めっちゃ愉しいだろうなぁ…。
なんかそれは「やってみる!やっていく!」みたいな力の入ったものじゃないから、自分でも簡単にやれそうな気がして、今は帰ってからの自分が楽しみだなって思う。


広い大地で一斉作業

お母さん研2013 in 別海
遅ればせながら、お母さん研のビデオを編集しました。
こちらのリンクから見れます。
http://youtu.be/7U-KgFo9QKQ?t=1s
時々、開いて読ませて頂いている81歳の伯母さんですが、今日はふと写真の中に東芳さんを見つけて、思わずキーボードを叩いてしまいました。
このページを使わせて頂いては部外者の私では~?と思いながらも、とうとう想いを抑えきれずに入れてしまいました。
私の心も明るく元気になりそうな(村ネット)は、今とても楽しみなページです。
20年ぶりの別海、ほんとに懐かしかった・・・。
変わっていくものと、変わらないもの。
私たちも親であり、子どもでもある自分。
「親は飽くまで、子に資するもの」 血縁の親だけでなく、たくさんの人に注いできてもらい今の私が存在すること。
そして、親になり何を子どもたちに伝えていこうとしているのか?
枯木となって朽ち果てるとも・・・。与えて与えても、同時に受け続けているから朽ち果てることはないんじゃないかな?の誰かの意見に同感(笑)
出し惜しみしないでやっていきたいです。
別海で迎え入れてくれた人達がいて、送り出してくれた人達がいてそんな暖かな心を感じながらのお母さん研でした。
こうして別海の人達に触れたり、それぞれの実顕地でやっているお母さんと一緒にやらせて貰って、日頃は目の前のことでいっぱいの自分だけれど、時には想いを馳せたり、時には機会もつくりながら一緒にやっていきたいな、と思いました。
みんなと一緒にやらせて貰っていっぱい笑ったし本当に楽しかったです!!
65歳以上ですが、是非実現したいです。
例年夏は西海楽園村生活スタッフに行かせてもらっていますが、別海は魅力的ですね。
日程重ならないことを提案します。
良かったね。
来年の夏は60歳以上のお姉さん研鑽会を、別海でと思い描いてしまうのですが、東芳さん協力していただけますか?
昭子さん,美和子さん、祥子さんやりませんか?