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いわき市より近況報告


いわき市より

岡部、那須、榛名実顕地の皆さま(その他実顕地の皆様)

 先日は、大変大変お世話になりました。

 帰りには、心尽くしの品々に囲まれて、言葉にならない思いで一杯でした。本日28日より、良明さん、恒子さん、私もそれぞれの職場に復帰しました。良明さんの職場には、作って頂いたドーナッツを全部差し入れしました(みかんも一箱)この間、いわきへの流通のために尽力してくれた人々です。

 また、私の職場には、今朝、早起きして、壬生菜のおひたしと卵焼きを30人分作っていきました。また、お昼に豆腐の味噌汁を作りました。職場のみんなに(避難所になった所を泊まり込みで見守っていた人達もいたので、)暖かい味噌汁と今、ここでは貴重な青菜と卵を見て、「息がつく…」と喜んでもらえました。

 また、会員さんの坂神さんや中村さん宅へも食品を運びました。坂神さんは、家の庭まで津波が来たというので、まだ断水の中、がんばっていました。(中村さん宅も断水)実顕地での暖かい受け入れを話してきましたので、これから先、避難の事態には、頼りにしたいということでした。私の家には、今日三人、お風呂に入りに来ます。いわきで、ず~と水なしでがんばっていた人々に頭が下がる思いで今日から全力です。

 良明さんも今朝、急に職場からSOSがかかり(昨日は自宅待機)朝6時出発していきました。「いわきに物、運んで!!」と言って送り出しました。恒子さんもイオンが昨日から食品など一階部分が開店ということで、売る仕事です。  両親も家に着いた日(26日)に水が出て、とても喜んでいました。子ども4人もお世話になることができ、昨日から思い切り活動できています。物も低い所へ流れるように…と心しています。ガソリンがない、水がない(私の学校も断水)中、今やれることを力を合わせてやっていきます。

 実顕地での暖かい支援を一人でも多くの人へ伝えていきたい思いで一杯です。 まだまだ状況は予断を許しませんが、今、自分にできることをいわきの為にやっていきます。  全国の実顕地の人の声援が聞こえてきます。実顕地を離れた地域で暮らす中でも、一つでやっているんだということが、今日のことで、深く深く実感しました。

 そして、またこのような全国、世界をつなぐヤマギシズムの在り方の重要性や力強さを、底力をみた感じがします。  物に心を添えていただいた一つ一つに愛を感じ、活かしていきたい思いで一杯です。とりあえず、近況報告です。ありがとうございます。

                         3月28日 佐貝千鶴子

すっかり岡部の子になったいわき市の子どもたち 。4月2日には、いわきへ帰る予定です。

P.S. ドーナつは、介護でがんばっている娘の職場にも差し入れしました。あんなにたくさん、ありがとうございました。帰りのおにぎりも美味しかったです。 榛名の卵も大活躍で、みんな手放しで喜んでいます。

3月30日  忙しくしていて、FAX流しそびれました。いわきは、4月6日から新学期ということです…。一体放射能は、どこへいってしまったのか…。本当のことを教えてほしい、本質が見えないままの行政と教育に翻弄されている気がします。一番大切な『いのち』を本質にすえての対応ができてない気がするのは、私一人でなく多くの同僚たちの声です。

佐貝千鶴子 いわき市より