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別海実顕地交流便り(3)


冨田康夫・洋子夫妻

冨田康夫・洋子夫妻

西春別農場へ行ってきました。一応、桜の木の枯れ枝や伸びすぎた木の整理に平島さんに来てほしいと声がかかったので。私は洋子さんの美味しい昼ごはんが食べたくて付いていきました。西春別農場は別海実顕地から車で40分位の所にあります。ここは冨田康夫・洋子夫妻と社員さん1人でやっている農場です。乳牛100頭(内40頭は子牛)の規模だそうです。橋本正美・豊子夫妻や浦崎夫妻が歴代いたところです。ちなみに幸恵ちゃんはここで産まれたそうです。35年位前の浦崎一家の写真も見せてもらいました。

 一緒に行った新関好子さんが牛舎を覗いて思わず「いい匂い!」と言っていました。敷料の香ばしい匂いとミルクの匂いです。彼女の山形の生家も昔、牛を飼っていたそうです。懐かしそうでした。今では珍しい天井の低い昭和の牛舎に静かに牛達がならんでいます。まだ寒い外の囲いの中に子牛達が遊んでいました。「黄色いハンカチ」とか「北の国から」の世界のようです。冨田夫妻はここにもう20年から住みついて(?)います。

庭には桜も野バラもライラックもつつじもタラの木もブナの木もあります。「ブナがあるとドングリが落ちるから動物が寄って来っからな、、、」と冨田さん。ここは山菜も豊富で、きょうの昼ごはんは冨田さんが摘んできた採れたてクレソンのお浸し・蕗の薹味噌と天ぷら・アイヌ葱(昨年の冷凍もの)のソテーと醤油漬け・ウドの味噌漬けと冨田さんお手製のいぶりがっこ、それにホッケでした。もう、お腹いっぱーい!外は寒いのに家の中は温かくってお花や、グリーンの鉢植えそれに、壁いっぱいの手作りの飾りもの、ニコニコ顔のお二人、温かいのは防寒防音対策が万全というだけではないようです。

今日はとってもいい天気ですが3時頃から雪マークでしたのでそろそろ帰ろうか、、、と2時に帰路についたのですが途中から雪が降ってきて、走っているうちに視界がどんどん悪くなって、後ろも前も見えずらくなり、曲がり角を見過ごして、危うく迷子になるところでした。無事別海町市街に入ったらうそのように、路面が乾いていました。ホントにここは天気の変りやすいところです。まぁ~一口に別海町といっても東京23区の2倍あるそうですから。「広いのと視界がいいのが自慢のところよ」と実顕地の人は言います。

【春日山実顕地 平島春美(別海交流中)】