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交流へ送り出して【春日山養護部】


出荷場でししとう並べ

出荷場でししとう並べ


 養護部の奈由美さんが雄物川実顕地交流に9/23(火)から2週間の予定でいっています。一ノ渡まきちゃん(養護育ち)も急遽一緒に行くことになりました。ふたりとも長期の交流は初めてかもしれません。「実顕地ばかりじゃなく、楽しんでくるわー」とでかけました。
 奈由美さんが日常見ている養護部女子部のみきちゃんと綾ちゃん(重度の障害)がこの間春日山の生活空間で暮らしています。受け入れにあたって、知らないが故の心配があったものの、いざ一緒に暮らしてみると、奈由美さんの太鼓判どうり「どこでも安心してみていられる子達」でした。それどころか、受け入れ職場はもちろん、みんながとても彼女たちが来るのを楽しみにしていて、かえってまわりが癒されています。
 老蘇さんが多く住んでいる1号の家の居間が二人の宿舎になりました。 朝起きて身支度ができたころ迎えに行って、衣生活に送ります。お婆ちゃん達と洗濯物たたみを少しします。その後食生活に行って、見てるのかな?
 10時半には愛和館で食事をして、宿舎に帰ってお昼寝。午後は野菜出荷場に行って、野菜を並べたり、トマトのコンベァーを見ていたり、、、。トマトのコンベアーのカッチャンカッチャンと言う音に合わせて、踊ってくれたりします。3時半に窓口に行ってティータイム。その後老蘇館に行って由美子さんと老蘇館のお風呂に入ります。夕食を食べたら、もう、お休みなさーい。
とても穏やかな、一日です。みきちゃんは言葉は発しませんが十分に意思は伝わります。綾ちゃんが上手に通訳してくれます。「争う事がなく」二人でふたりなんですね、、、。
『何もない』ってこういうことか、、、と由美子さんの言葉。食生活の正美さんの、ふたりを見ている時の顔を『あんな優しい正美ちゃんの顔』みたことない!」ですって。
 二人のお母さんの春木泰子さんは大潟実顕地、重山光子さんは北条実顕地に交流にいっています。みきちゃんと綾ちゃんも、養護部から「交流に行くんだよ」と送り出されていて、各職場に行くたびに「交流でーす」と表すそうです。彼女達から手話を周りが教わっています。

【春日山実顕地 平島春美】