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めったにないお正月【春日山】


炭火で暖を取る

先日の豊里の実顕地づくり研(金曜日・夜)でも話題になった春日山の1月3日の停電の話を紹介しましょう。

なんと1月3日朝の8時前に「バシャッン」と電気が消えたんです!
最初はきっとどこの家でも我が家の電気容量のオーバーかな?とブレーカーを見にいったのではないでしょうか?ブレーカーは落ちてないからこりゃ~全村かな? 
やっぱり愛和館あたりから村の入り口まで位が停電だったようです。
幸い水は出て、ガスは使えるのですがなにしろ、暖房は使えない(寒かったー!)大きな釜でごはんは炊けない。昼食はどうなる?この日は持ちよりメニューで楽しもうという日でした。
愛和館に行ったら、玄関先で、炭火でお餅を、ガス台とバーナーでピザを焼いていました。テーブルにはちゃんとご馳走がならんでいました!
なんと素早い対応、食器は 「紙皿一枚でお願いしまーす」 でした。
ちょっと暗い愛和館でしたが、身を寄せ合って頂きました。特講が終って特講生やスタッフも何人かいて、賑わいました。ピザの美味しかったこと!!
結局復旧したのは午後5時でした。なんと夕食はお正月の予定どおりのメニューだったのです。復旧しなかったら「おにぎりと味噌汁」のつもりだったそうです。食生活の人はスリル満点だったでしょうね。すごいな~。
お風呂は夜7時から入れました。関係諸氏に感謝!
夜、お風呂で『面白いお正月だったね~』と恵美子お婆ちゃんが言ってました!!
春日山歳時記より

後日春日山のあちこちの研鑽会で話題になり、もう少し全貌があきらかになってきました。
停電は春日山実顕地内だけにとどまらず、近郊の村にまで及んでいて、中部電力も動き交流館近くの電柱にある開閉器の故障とわかったのですが何しろお正月、部品を交換するにもどこにもありません。復旧に最悪2~3日かかるという話もあったとか。結局只今建設中のバイオマスの工事現場のまだ稼働していない電柱からの部品交換となりました。

今の私達の生活って本当に電気に頼っているんですね~。
停電とわかっていても、「あら暗いわね」と電気のスイッチをつい押しちゃったり、ロビーに行ったら、ポットもお湯が出ません。
住生活の人はいよいよ寒さが持ちこたえられなかったらもしもの時にと備えてある昔ながらの灯油ストーブも出すつもりだったようですがガソリンスタンドに灯油はあっても、電気がないと汲み出せない。灯油を買いに走らないといけません!
そんな中、陽光館は全館薪ストーブの温風が行きわたって温かかったようです。
衣生活の人は「夕方通電したとしても今日はお風呂は無しにしようか」と思っていたようです。そこへ3日に里帰りをする子供があって、その人が帰ったらまずお風呂に入りたいと(この日は格別寒かった)言っていると聞き、村のお風呂を楽しみに帰ってくる子の為にも、沸かそうとなったようです。
停電になったら、子連れで親元の実顕地に避難した人もあったとか。

私も名古屋に昼から出かけ夕方「もう電気点いているかな~」とこわごわ帰りました。
隣の学育舎は点いているのに、我が家の太陽の家は点いていない!すぐさま岡野・寺迫両氏が飛んできてくれました。通電した後、あちこち色々不具合があったようです。

そうそう、焼き餅のメニューの時は愛和館の各テーブルでホットプレートで焼くんじゃなくて炭火焼がいいなぁ~なんて声もありました。

『めったにないお正月』関係各所の方々にあらためて感謝です。

春日山実顕地 平島春美