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村の成人式


2015成人式KHP_3589-2015-01-11

今年は、モンゴルからの実習生3人も加わって、6人が壇上に上り晴れ姿を見てもらい、一人ひとり今の心境やこれからやりたいことなど話しました。
この成人の日を迎えて、20年間育ててきてくれた両親への感謝の気持ちや、実顕地でたくさんの人の関わりの中で暮らして来れたことが、改めてこの人たちの心に刻まれたのが伝わってきました。

たくさんのおじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん、お兄さん、お姉さんが目を細めて見守る中、飾らない言葉で発表する姿にはそのままの自分を見てもらいたい気持ちが現れていました。
申し訳ないですが、そこにいた人にしか味わえないこういうなんとも言えない空気が本当に村ならではだなぁとつくづく思う場面でした。

村人からのお祝いの言葉も紹介します。

【豊里実顕地 沖永雅子】

村人を代表して逢澤英剛さんから

みなさん成人おめでとうございます。
君たちにいいたいことをいくつか・・・
まずヤマギシの村で成人式を迎えられるという真価、そういうことを考えられる人になってほしいです。
ただこの村で生まれたからここにいるとかそういうことではなく、なぜ自分がここで、こういう成人式を迎えているのかという事をよく考えてもらいたいです。

もうひとつは、いろんなことを楽しめる人になってほしいです。
少々の苦労も楽しめる人になってもらえたらなと、これはまあ、素直くんに言ってるようなもんですけど・・・
その辺はちょっと尻をたたくような感じでいきたいなと思っています。

あと、モンゴルの人たちにも、この日本での暮らしを楽しむとか、仕事をがんばるとか、トレーニングをがんばるとかだけではなくて、もうちょっとそのヤマギシのヤマギシズムってなんだろうとか、そういうことも目を向けてほしいなと思っています。
ダワーくんわかるね。あとで皆に言っといてください。

まあ、これから自分のやることもいろいろ変っていくと思いますけど、ぜひ楽しんでやっていってください。


親を代表して梶山修さんから

みなさん、成人式おめでとう。
素直が高野尾小学校に入学したとき、入学式に行ったのはうちからは素直一人だけだった。
で、大くんがちょっと遅れて来たんだけど。そんな感じだったんで、成人式も今年は3人だけかな、ちょっと少ないなと思っていたら、モンゴルからの人たちが一緒に入ってくれて、こんなににぎやかなお祝いができたのはとてもうれしいなと思っています。

素直が中学生の頃、こんなことを僕に言ったんですけど、「お父さん、もういい年だろ、まだ引退しないのか」と。
その時に「息子が一人前にならないのに引退できないだろ。お前が一人前になったら引退するぞ」と答えたのを覚えてるんですけど。
ま、それで、成人式を迎えたわけですけど、まだまだ引退しないぞ!ざまあみろ。悔しかったら引退させてみろ。とはっぱをかけてこれを挨拶の言葉とさせてもらいます。
みなさんよろしくお願いします。