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素敵なトラックに大変身!!


2015-08車が大変身12

夏休み、子ども達が思いっきりやれる何か大きなことを用意したいな。
そんな親の気持ちと、ベテラン美術教師えなちゃんの存在、鹿野さんの軽トラックの提供が合わさって、今回の企画が実現しました!
まずは真っ白な軽トラックに何を描きたいか子ども達で考え、「テーマは海がいい!!」となりました。
早速、えなちゃんから宿題が出され、それぞれ好きな海の生き物を書いて現場に持ち寄りました。
初めてのペンキ塗り。楽しいけれど、ふざける子が出ると危険だから中断するよとお話すると、みんな真剣!黙々と海の色を塗っていました。細かいところが得意な子、大胆に色を塗る子、全体を見渡す子、それぞれ持ち味がありました。
高学年の子が低学年の子に気をおいているのには感心してしまい、やっぱり縦の繋がりの中で育っていけるのはいいなーと思いました。
ペンキ塗り作業二日目、仕事の合間に覗きに行くと…、かわいい魚がつらなって何やら「ヤマギシ」と書いてある。
他にも小さく、ヤマギシとそこら中に書いてあったので子ども達に話を聞くと、自分たちで書きたくて書いたようでした。
そのときの会話が面白かったので一部紹介したいと思います。
「ねえねえ、じゅんくんってそんなにヤマギシを愛してるの?」
(たくさんヤマギシと書いたから聞かれている)
「いや、うーん、愛してるっていうわけじゃないけど、すきだよ!」
「そうだよねー。ヤマギシっていいよね!」
「だってさぁ、こんなことやれるのってヤマギシくらいだと思わん?」
「ヤマギシってみんなで色んな企画がやれるから楽しいよな~」
…と、こんな感じの会話を子ども達がしていました。
最後には、このトラックを村の大人の人に見てもらおうよ!ということになり、どこをどう手直しして完成にするかを話し合い、ヤマギシの文字は一つがいいね!となってたくさんあったものは消えました。
子ども達の微笑ましい会話を聞いて、ますます子どもの育ちの場を考えていきたくなりました。
間に挟んだ休憩では美味しい無花果を収穫していただいたり、愛芬さんからの差し入れアップルシナモンケーキには超美味しい!と大喜びしたり。
幸せな子ども達だなーと思いました。
夏休み最後の日には豊里の真ん中、鯉の池の前でトラックの御披露目をさせてもらいました。
みんなとってもいい笑顔!でした。

豊里実顕地 穐本加奈子


2015-08車が大変身