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ヤマギシのモッツァレラチーズ新発売!


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待望の我が家のチーズが今年中に販売できます!
初お目見えは12月27日の春日山日曜市です。モッツァレラチーズは今、人気のチーズです。一番ポピュラーな使い方はなんといってもピザですが、サラダに入れても美味しい。
(このチーズは冷やさず常温で食べるのが美味しい)

今日はチーズ工房に行って作っているところを参観しながら薫さんと寿子さんの話をききました。「何はともあれ今年中に販売までこぎつけられて、よかったー!」と。

1パック100gで480円で販売します。自家生産の牛乳で作っているモッツァレラチーズは実はもう少し高いようですが、二人の「主婦感覚だったら、500円超えたら手が出ない」という声が反映されて、この価格になったようです。まずは食べてもらえるように。
薫さんは「去年の今頃は何しろ自分のところの牛乳でチーズを作って自分が食べたい、みんなにも食べてもらいたい、売るなんて考えていなかったわ」それが一年たった今、「ヤマギシのモッツァレラチーズ」として販売されるのです。
これはまた、伊賀市初めてのチーズ工房だそうです。

工房の中はそう言ってはなんですがたいした大掛かりな設備もなく、寸胴鍋と厨房でよく見るような大き目の鍋とコンロ、かき回すしゃもじと計りに温度計、それと大内さん手作りのカード(固まったチーズの元?)を切り刻むカッターと牛乳を殺菌するために温度を上げる蛇腹の湯かんホース位なものです。ふたりの女性が身の丈に合ったサイズで楽し気に作っている感じです。

しかし、寿子さんと薫さんにこれさえあればと言わせた道具がふたつ
*この蛇腹ホースがなかったら、私チーズ作りやってないわー
 (彼女は別海実顕地でチーズ作りの経験がある)
*薫さんが最初に「カードを刻むカッター」さえあれば、あとはあるものでできると思うと言ったカッター。両方ともそれこそあるもので大内さんの手作りで作られました。

工房を立ち上げるにあたっては中島さんのうどん工場を立ちあげた経験が生かされて、書類づくりや外との交渉は彼の持ち味が発揮されたようです。
 中島さんは「オレは何もしてないよ、ふたりの女性の情熱やー」と。

加藤アキラさんの可愛らしいイラストのパッケージと平凡ですがこれしかないと「ヤマギシのモッツァレラチーズ」のネーミングもここに至るまでの物語があるようです。
ひとりの人のつぶやきが「ヤマギシのチーズ」になる過程はこの一年を象徴しているようです。

春日山実顕地 平島春美