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イタリアからやてきたヤングファミリー


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加賀実顕地に8/3~8/10の予定でイタリアからヴィットさん・インさん・リラちゃん(8ヶ月)一家が来ています。彼等は特にヤマギシの事を知っていたわけでもなく、誰かのツテがあったわけでもないのです。奥さんのインさん(中国人)がたまたまインターネットで(しかも日本語版)ヤマギシのホームページを見て日本語の解る友人を介しての滞在申し込みとなりました。申し込みを受けた東京案内所の松本さんも詳しい事はわからず、本人達の希望もあって、加賀実顕地で受け入れることになりました。「来てみないとどんな人達かわからないね~」という受け入れでした。

8ヶ月のリラちゃんとバギー(乳母車)と簡単な荷物をもって、日本のあちこちをまわり、この後広島へ行き、中国に寄って、イタリアに帰るそうです。二人とも、世界の数ヶ国をまわっていて、垣根のない、自然体の人達です。ヴィットさんは軍隊でスポーツを教えていた事もあり、砲丸投げの選手でもあったとか、インさんは学生時代バレーボールをやっていたとかで、揃って頑健そうなふたりです。
ヴィットさんは軽く、養豚の作業をこなしているようです。カナダの養豚場で働いたこともあるとか。
ふたりともイタリア語・英語・中国語をはなします。

加賀実顕地のような小さな実顕地で諸国の人を受け入れてみるとなんだか、面白いですね。
先日も古坊さんがヴィットさんと近くへ買い物に行き、大好きなオートバイの話になり、(イタリアはオートバイレースが盛んで有名選手がいる?))「興味のあることは聞きとれるもんですね~」と嬉しそうでした。
赤ちゃんもいるので、生活のこまごまとしたことや、食事もみんな一同で食べるので、とっても近くに
感じられます。遠慮・気兼ねがなく、素直な表現で、付き合う私達もとっても楽です。
朝の出発研と夜の整理研にも出ていて、私達が興味津々で聞きまくってます。
ヴィットさんはイスラエルのキブツにいたこともあるとか、娘のリラちゃんの国籍をどうするとか、
イタリアの治安状況とか、ふたりはどうして知り合ったのか?
この放浪(?)の旅はいつから始まったのか?等々。
その合間にいつものように、日常の細々としたことも話しながら、毎日がすすみます。

今、岡野喜子さんが春日山の楽園村と特講に3人送り出している加賀実顕地に助っ人で交流に来ています。その彼女も
「イタリア大好きなんです!行った事もあるんです。」と若いころの思い出話を果敢に話しかけていました。

スケールの大きな事も小さな日常の当たり前の事も笑いの中で当たり前に過ぎていきます。
さて、彼等はどんな風に感じているのかな?
因みに喜子さんは今日帰って、送り出した3人が帰ってきます。

今朝の出発研で、大きな実顕地もあって、小さな実顕地もあって、
「ここの暮らしが原点と思ってる」と新村さんが言ってました。

平島春美 加賀実顕地