メキシコのヘラルドさん来訪
11月23日から25日 で、メキシコの ヘラルド・ビジャデルアンヘルさん が、受田宏之(ウケダ ヒロユキ)さん(東大教授 国際社会科学専攻)と共に、豊里実顕地を来訪されました。2年前に続いて、2度目の参観です。ヘラルドさんは、ユートピア運動に関心を持つメキシコの編集者で、「ヤマギシのことをもっと深く知りたい、その成り立ちをスペイン語圏の人に知ってもらいたい」という思いがあるという連絡をもらっていました。伺うと、メキシコには、先住民のコミュニティをつくろうという動きはあるが、経済的自立が難しく、投げやりな気持ちになってしまう若者が多いということで、そこを何とか建設的な方向に、もっていきたい、というのが、目指すところである、という事でした。そのために、世界で長く続いているコミュ二ティを取材して、テレビで紹介したいと、ビデオカメラを持って下見という事で、参観されました。
初日は、内部川実顕地の養鶏を参観しました。鶏が穏やかに暮らしている様子を見て、しばらくの間、ビデオカメラで撮影していました。参観案内の話をしながら、メキシコでの先住民やそのコミュニティづくりについて、説明して頂いたのですが、面白いお話なので、「その話は大勢で聞きたい」ということで、24日夜に、懇談会をする事になりました。懇談会では、スライドを見ながら、メキシコの今の様子や、先住民がつくっているコミュニティの現状や課題について、お話して頂きました。あまり聞いた事がないような話でしたが、ヘラルドさんも受田さんも「何とかしていきたい」という熱いものがあって、そこだけは、伝わってくるものがありました。
こちらの参観を終えて、一旦東京に戻った後、多摩実顕地、岡部実顕地を訪問される予定だそうです。
豊里実顕地 後藤 健
アルバムを見る⇒メキシコからの訪問者
岡部実顕地にも見えました‼️
多摩Gに続き、岡部Gにもヘルナンドさん、受田さん、お二人見えました、お二人の家族の話や、育った環境の話も聞かせて貰い、とても身近にも感じ、
ロビーでは皆と懇談し、メキシコの様子など聞かせてもらいました。楽しい一時でした。これから繋がって行く過程が、とても楽しみになりました。
スペインの原住民のビデオ上映やユートピアの取材を続けている話の後で、どんな質問でもと、言ってくれたので「ユートピアってぴんと来ないのですが、どういうものを云うのですか」って質問してみました。
「存在しないけど、それ無しに人間は生きていけない。人が行きていく指針を与えるようなもの。何も変わらないと悲観的な生き方でなく、あきらめるのでなく、チガウ世界があるんだとヒントを得て欲しい。現在において問題はあるが、ヒントは得られる。よりよい世界があるんだと云う問題意識。自分自身を変えることで周りを変えることによって、社会を変えることができることを伝えていきたい」と話してくれました。実顕地はユートピアではないと思っていましたが、なんか身近になってきました。
でもその後「こんな固い話でなく、バカげた話でも、、」と言われ、本当に懇談をしてもっと互いに近寄り知り合いたいのがこの場でやりたいことだったのかなぁと思いました。
来年撮影に来た時にはもっと話して互いに近づきたいなと思いました。
最初、「ユートピア」という言葉が出ていましたね。「コミュニティ」とどう繋がるのかなぁ、と思っていました。
聴いて、あ~ヤマギシ会趣旨・会旨に顕されてあたりだろうか、と。存在しているところが、ちがう?けど。
この懇談会は、参観に何を求めて来るのかを、まづ、聴かせてもらおう、というところから企画されたようです。
急の呼びかけだったのですが、若い年代も寄って、新鮮な風を感じた。
遠いメキシコにも吹き渡っていくことを。
メキシコにはかってGメンバーだった、片岡和春君が青年海外協力隊に参加して養鶏の技術指導に行ってました。確か今は現地で結婚して永住していると聞いていますよ。