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With(共にやる)


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6月、改めて自動解任

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◯年間テーマ
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◯6月度テーマ
6月、改めて自動解任

 

2021年も半年が過ぎようとしていますが、この半期は一人一人にとって、実顕地にとってどんな半期だったでしょうか。
3月には、コロナ禍でありながら、一層の心を寄せることで、約一年ぶりに特別講習研鑽会を開催することができ、全国から13名の特講生を迎えることができました。また、豊里や春日山では研鑽学校が開かれ、開催実顕地だけに留まらず多くのものが齎されました。
産業面では、豊里肉牛部では新たな動きが始まっていることや、春日山の酪農部でも、この春から和牛が続々と生まれてきていて、これからの三重県の和牛生産にとって大きな動きになっていくのでは。という投稿が村ネットに紹介されました。
大潟実顕地では今年の米作りが始まり、田植えも順調に進み、今日交流メンバーが帰途につく予定です。

今月は自動解任月ですが、ひと昔前のようにみんなで研鑚する機会も減り、また全国から集まっての研鑽機会もなかなかもてない中、「自動解任っていらなくない?」「自動解任って何であるのだろう」「他の実顕地では自動解任どうしているのかな?」「自動解任って新しい世話係を決めるだけのものなのかな?」というような声が聞こえてきます。実顕地によっては世話係を決める研鑚会も無くなっているそうです。
これを機会に、改めて自動解任をテーマに考えてみてはどうでしょうか。また日頃の職場や暮らしの中でも、動き合ったり、入り合ったり、いつもと違うことをやってみることでの味わいの中から、繋がっていくこともあるかもしれません。

この数日の梅雨の晴れ間に、ネオポリスの玉葱の収穫。
玉ねぎ収穫作業、提案するかどうかだいぶ迷った。もじもじしながら、あのう、各職場忙しいでしょうが、玉ねぎあるけどどうでしょうって気持ちで勇気だしてLINEに打ち込んだ。まあ、ひとりでも来てくれたらいいなと。3日間の予定だったが、初日の月曜日、誰も来なかった。ひとりも。ああ、これは自分らでやるしかないなとハラをくくった。といっても、私とY君の二人だけだけど。
2日目。
内部川の女性8人がきた。豊里の食生活から自称若手の人たちがきた。午後にはいつもの肉牛部がきて、ここまでは、まあ想定内。
だが、そのころから、各職場から明日行くというLINEが次々入り始める。どうなってる?
3日目
朝、続々とやって来る。
こんなに来るとは思ってなかったので、ハサミもコンテナもそれほど用意してない。作業段取りもY君に任せるつもりだったけど、はるかにオーバーしてる。
畑は人、人、人、そして玉ねぎ、って感じ。みんなめちゃ楽しそう。前半は、窓口、産業事務所、住居環境部、衣生活、果樹そ菜部、後半、男性の多い乳牛部が大挙やって来た時は豊里の勢いを感じた。締めは養豚部、結局最初に予定したより大幅に増した分をきっちり仕上げて終了。
行く職場が重なっても大丈夫かという声もあったが、かえって各職場の人たちが入り混じっての作業がいい。野外食なんかで一緒になることはあるが、一つのことをみんなでやり遂げようとするこの風景は、雨前適期作業というだけでないものがあったと思う。
送り出すのにも、畑から帰ってからも、色々ドラマがあっただろう。それぞれの職場の意気と活性を感じさせてもらった一日だった。
今月も共に研鑽して進んでいきましょう。

<参考資料>
先ず他に求めず、自分が殻を脱ごうと、こういう人が出来ないかな。そんな遠いこと要らへんわね、汽車賃も要らへんわね。九州の人が殻脱ぐだけやね。自分から殻脱ぐだけ、これ出来んかね。そうでなかったら、殻を持ってる人がいくら寄っても、握り飯の口や。何かしらんけど、たいそうにあっちにあるように思えてしようがないの。永い永いことかかって、とうとうここへなったと思うの。よそへ求めてるより、自分が先に一体になったらよいと思うの、早いわね。金も要らへんわね。自分の考えは出しても、固持する必要なしに、「どっちが良かろうか」と、こうなったらよいのに。

実顕地研鑽部