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檜のお風呂リニューアル


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私と檜風呂との出会いは28年前に遡ります。 春日山の衣生活に配置になった時、檜風呂は10年目を迎えていました。 あの頃、生活法の交流会では春日山で風呂、食事をするのが恒例でした。
その日は朝早くからお湯を抜き、乾かすと真っ白な木肌になって、そこにお湯を注ぎ入れると外からの光も差し込みキラキラと見事な檜風呂の仕上がりです。
春日山の自慢の檜風呂でした。 それが村の歴史と共に年月を重ね、木肌はボロボロ、お風呂の調子も悪くなり、 リニューアルする事になりました。


そして、先日新しくリニューアルオープンしました。
お風呂の玄関に用意されたテープカット、ずっと工事に関わってくれた松井さんと洋輔君が照れながらテープカットしてくれました。 大きな拍手と大きな笑い声。
いつもは家のお風呂に入っている私ですがこの日は 初日の檜風呂に入るぞ!と決めていました。 そしたらなんと、なんと、湯船に入ったのは私が一番でした。
お湯が優しく、まろやかで、あったかく、全身を包み込んでくれるこの温もり、そして檜の新しい香り、ウン、 コレ、コレ!! お風呂にはいって一日の疲れ、頭を空っぽにする 「空」という言葉が思い出されます。 これからも又、春日山の歴史をこの檜風呂と共に刻んでいけるのが嬉しくて、楽しみです。

春日山実顕地 北村政子