ページを印刷 ページを印刷

第4回モンゴル特講やってみて


第1907回(モンゴル第4回)特別講習研鑽会

 やっぱり一度はモンゴルに行ってみるものですね。どうせなら特講の係なんかもやってみると、更にいいものかなと思う。

 食事もおいしいし、飲み物もなかなかいける。さすがに地下100mからの水は、生では飲まなかったけども・・。
 なんせむしむし暑い日本と違ってすがすがしい気候と環境、それに遊牧民族としてあるがままの厳しい自然の中で生き続けてきた日本人とは異質の人生観。幸・不幸が山谷のように織り成すのが人生!なんて考えは微塵もない。
 自殺者がほとんどないらしい。今回参加した人達の数人が、そういえばニュースで自殺を聞いたことがあったかなと言っていたくらい。

研鑽会風景

 今回の参加者は社会の第一線で活躍している人が多く、じっくり考えていける力もあり、モンゴル社会に対しての関心も高い人達がほとんどだった。
 目の前の出来事と自分の中身を一週間かけてじっくり取り組んでみて、なにかすっきりと見通せたようだった。
 長い積み重ねの中で、勝手にそうだとしていたことに気づけた面白さがこちらにも伝わってきた。

今井 顕君もやってみて、本当に得したそうです。

 6日目の生活スタッフ(第3回特講生4名や日本から杉山和子さん糸林ひろみさんも生活スタッフとして活躍)との交流会では、参加者それぞれがこれからの自分のやっていくことを具体的に出し合っていき、思わず僕自身鳥肌が立つような空気だった。

 次の動きへのステップアップというか、二段ロケット発射という感じだった。
 心血を注いできた今の農場も、公園化を目指してやっていきたいことが一杯あると、これからの夢をガンゾリグさんは交流研の中で淡々と語っていた。

ガンゾリグと三男のムンクナラちゃんです。

 一週間の特講が最後までやれるようにと、事務局として何かと細かく対応してくれた。
お金も底をついてきたので、9月からは社会の先生に復帰して土日にウーレィさんや息子3人で来て農場のことをすすめていくそうだ。

調理担当でアルタンチュミクさんが赤ちゃん連れでやってくれました。彼女はモンゴルの調理コンクールで金賞を受賞した実力者です。赤ちゃんは第3回特講のオトゴンチュールさんが子預かりをしてくれました。隣はウーレィさんとムンクナラちゃんです。

 急に体調を崩し点滴を受けることになって、モンゴルに残った長男エル君の世話をしながらも最後まで27人の通訳を一人でやり通してくれたゲレルマさん。
相変わらず語調は強く、参加者がシーンとなったり係の今井君がおっと思ったりしたこともあったけど、風邪で体調不十分ながらも本当によくやってくれた。

 モンゴルの会員は90名近くになった。

【豊里実顕地 成瀬行茂】