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秋を詠む 【俳句】


屈斜路湖の紅葉 撮影:井口(別海)



毎月一回、各実顕地メンバーや会員さんも含め、俳句で顔を会せています。
投句だけしてくれる人もいます。
色んな感性の人がいて、秋の深まりを一層楽しみました。

【豊里実顕地 新島里子】

  • 言ふなれば我は同期の木守柿      泉きぬ
  • 西行も芭蕉も孤独ひがんばな      中島郁代
  • いぼむしり玄関番をしてをりぬ     川田恵以子
  • 踏切を過ぎる野良猫曼珠沙華      武田清
  • サスペンス鵙の声より始まりぬ     高階ミヤ子
  • 伊賀にして世界のギネス霧襖      真早流直義
  • アルバムに昭和を偲ぶ星月夜      長谷川ワカ
  • 子供らの句の素直さや翁の忌      筒井一枝
  • はたはたや子の手に息をひそめをり   金子清子
  • 長き夜や猫とにらめつこなどもして   真早流睦子
  • ふる里の風に緩みし花芒        元橋紘子
  • 飾られて富士の容に今年米       新島里子