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生パスタの簡単・野菜たっぷりソース【レシピ】


春日山の製麺工場から新製品の生パスタが誕生しました。
まだ試行錯誤中ですが、まずは第一弾を大阪の川田シェフに、今ある野菜いくつかを添えて送って 試食してもらいました。
こんなお便りとに写真が届きました。

【春日山実顕地 平島春美】



春美さん、おはようございます。

今朝、試作とその吟味をしました。 普段は食べない朝食にトースト1枚とブラックコーヒーをいただき、力をつけて(空腹ではうまくいかないので)から、始めました。 生パスタ2パック(280g×2)を用意しました。

うちの小さな手鍋に2リットルのお湯をわかし、大匙1杯のゲランドの塩(ふつうの塩でもOK)これは多いと思われるかもしれませんが、後に説明したいところです。

まず、ひとつかみを茹でました、時間とかは特に気にしないで、自分の好きな硬さ、柔らかさです。硬さだけでなく、柔らかさも大事なのでね。

茹で上がったパスタに、味は充分ついています、ひとくち食べて、驚きました、たいへん驚きました。

おいしいです、期待してなかったけれど、うまいです。

そこで、無塩バターを少々そのあったかいパスタにかき混ぜいれ、ひとくち、とてもおいしいです。 洗濯干ししている妻を呼び、ひとくち、「おいしい」と言います。 寝ぼけている子供らにひとくちづつ、それぞれ、「おいしい!」と言います。

川田正己さん

そこで、朝食に続いて、早めの昼食をこのパスタで、と家族の期待を背負いの試作となりました。

このパスタは充分吟味して作ってあるような気がします。粉はサモリナですね、ちょっと塩は少ないですか。

とても良いにおいもします。たぶん冷凍にもたえられますね。

さて、いただいた、素材全部を試してみたい気はしますが、今回は、レッドアンドイエローのパプリカと蕪、シイタケ、そしてほうれん草とベーコン、仕上げのEXオリーブ油です。

 

生パスタの簡単・野菜たっぷりソース

材料(4人分)

  • ヤマギシの生パスタ・2パック(280g×2)
  • 赤と黄のパプリカ・それぞれ一個
  • 蕪・大き目1個
  • 法蓮草・1株
  • 生椎茸・2枚
  • ベーコン・3枚
  • オリーブ油・大さじ3

そのほかお好みで パルメザンチーズ・牛乳など


[作り方]

1 材料の下準備

パプリカは種をとり3mmスライス。
蕪も大きめ一個よく洗い、皮のまま、縦状に、パプリカと同じように、3mmの棒状にスライス。
椎茸2枚も3mmのスライス。
ヤマギシのベーコン、3枚、2cmスライス。
ほうれん草は良く洗い3cmスライスにします。


2 野菜に火を入れる

火は中火


まず、フライパンにパプリカ、蕪、そして生椎茸を入れ、オリーブ油を大匙3杯いれ、中火でゆっくり柔かくなるように火を入れていきます。
炒めるのではなく、焦げないようにします。
塩、胡椒で味付けをします、野菜炒めではないので薄味です、パスタにしっかり味がついています。

*これは、色つけないように、素材のやさしい香りと色合いを楽しむように、しっとりとしたパスタの美味しさを引き出すためのレシピです。そのため、たまねぎ、ニンニクは使いません。

出来上がってきたら、フライパンの火をいったん止めます。

3 茹でる


野菜がしっとり、オリーブ油となじんできたら、その頃にちょうど湧き上がるように、準備したお湯2リットルの鍋に、塩大匙1杯を入れ、沸騰する中にパスタを全量2,3回に分けて、かき混ぜながら入れます。

この様にコンロを使うと効率が良い



4 ベーコン


パスタが茹で上がる頃に、野菜の入ったフライパンに再び火をつけ、ここでベーコンスライスを入れます。
ヤマギシのベーコンは生臭さがないので、あまり加熱しないほうが、風味があり、食感も優れているので、ここでは炒めないほうがいいです。

5 フライパンへ


いいタイミングで二つの鍋が頃合です、フライパンに箸とあみじゃくしでパスタを移し入れます。
茹で汁も少々入ったほうが良いです。
あみじゃくしで、残ったパスタをすくいあげ、全部パスタをフライパンの中へ入れ終わったら、ほうれん草を残り湯の中へ入れます。
サッと湯通ししてあみじゃくしでほうれん草を、野菜とパスタの入ったフライパンに移します。

茹で汁が多少入ってもいいです。

*この方法は茹で汁がもったいないのと、ほうれん草の色合いを楽しむためです。
さらに茹で汁で洗い物をするときれいによごれも油もおちますよ。
家庭ではエネルギーの節約や洗い物の量を少なくする必要があります。

6 パスタと野菜、その煮汁、オイルなどが馴染むように混ぜる

ほうれん草を入れたら、フライパンの中の全体をよく混ぜます。
かき混ぜすぎて、パスタが切れないように、しかもよく、パスタと野菜、その煮汁、オイルなどが馴染むように混ぜます。
麺とソースをよく絡ませるのです。

7 出来上がり

出来上がったものを器に盛ります。
好みですが、パルメザンチーズ、オリーブ油などを適量ふりかけます。

さあ、どうか熱いうちに、どうぞ!!BonAppetit !!!

うちでは、この後、おかわり分に牛乳を皿の上からかけまわして食べました。
チーズが無かったのと、パプリカの酸味が利いていたので、牛乳を入れると、とても効果があるように思いました。
パプリカは好みが分かれるでしょう。
ほうれん草、蕪、ベーコンの相性は抜群です。
きのこ類はいつでもパスタにグッドです。

良いパスタです、いろいろ試せますね。

作られた方の手に、ぼくの手を重ねたいです。ありがとう。

【レシピ&フォト 川田正己】

川田シェフによる生パスタ(春日山にて)

☆後日、春日山に来てもらってもう一度二人で作ってみました。
この時はミニトマトがあったので入れてみました。
野菜炒めを利用した簡単カルボナーラとトマトソースも試してみました。(平島春美)