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ヤマギシのおしゃれ


 基本研で、おしゃれは大事だねという話になりました。
 おしゃれな人はボケないとか、女の人たちがおしゃれにしていると空気が変わり、男の人たちが活気づくなど。おしゃれは、村づくりのひとつともいえるのではないか・・・。私たちの班ではそんなことになりました(笑)

 「ヤマギシの村の女の人はすっぴんが当たり前」とか、「着るものにはあまりかまわずに、仕事に精を出す」そういうもの。というヤマギシの常識のようなものがあったような気がします。「洋服は、あるものを活かしていくべきで、買うものではない。」と考えている人もいるようです。

日常の私

日常の私

 おしゃれに全く気のない女性も中にはいると思いますが、だいたいの女性はおしゃれが好きなようです。30代のある人は、「以前、外で働いていた頃はお化粧をして、洋服も毎日変えて行っていて、それが楽しみだったけれど、村の中でそれをしたら浮いてしまうからしていない。でも、おしゃれは好きです。」と言っていました。

 私もおしゃれは好きです。私の場合は中途半端なもので、寒い日が続く冬には、できたらずっと同じものを着ていられたら楽だけれど、洋服のためにも意識して着替えます。外出の時には、口紅くらいしていったらよいかもと思っても、どうせ何かを食べたらすぐにとれてしまうし・・・と思って、ほとんどつけません。

 洋服を選ぶ時に、「うわ~素敵!でも村の中で着たら目立ってしまうナ」と思ってやめることがあります。それは、「調和しない」というよりは、「派手」だとか「年甲斐もなく」という声を気にして自己抑制している感じです。おしゃれに限らず、いろいろなところで、知らず知らずのうちに自己抑制・自己規制していることがありそうだなと思いました。

 そういう表面的なことを気にするのではなく、さわやかで高尚な芸術的個性美が表現されるようなおしゃれをしていきたいな。

 ある研鑽会で、「昔は、まわりの人にとって、と考えて洋服を選んでいた様な気がする」という人がいました。そういえば私も、研鑽会の時にはなるべくスカートで(そうすると長いスカートしかはけなくなるのだけれど)と意識したりしていました。

 どちらがどうということではありませんが、衣装を通して表現されるそれぞれの人の内面、個性を楽しんでいきたいです。
 みなさんはヤマギシズム生活でのおしゃれ(洋服、着物、お化粧など)について、どのように考えますか?

お正月の時

【春日山実顕地 柳 順】