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1912回特講交流会【特講】


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「よく泣き、よく笑い、よく泣いた。いろんな事出し合い、本音で語り合った。どんどん家族に成り合っていった一週間だった」

その言葉がストレートに伝わって来た交流会で、交流会参加者も涙を押えながら大笑いしてこころが洗われた1時間でした。
素直でかわいい様子が文章にすると伝わらないのが残念です。
特講生のことばからです。

最初に泣かないよと言いながら

「18年間自分はヤマギシで生活してきたんですけど、なんでこんなことも分かんなかったんだろうとか、やっぱり自分はなんも考えていなかった。特講行く前にも特講行くかどうかやりあって、やっと親の言わんとすることが分かった気がした。18人が特講を進めるうちにどんどん家族になっていった。周りにいる人も家族でたくさんのおじいちゃん、おばあちゃんが出来たなぁと思っています。」

言葉にしづらそうに

「なによりもこのメンバーで互いに心を寄せ合い家族のようにやってこれたのがうれしくかったし、楽しかったです。研鑽してみて何が大切なのか考えて、イメージにした時、こころの翼がすごく自分の中でしっくりきて、自由になるという言い方もあるかもしれないけど、今までその、過去の自分とかを振り返った時に、いろんなもの抱えていたり、自分で自分を縛っていたなぁということを思った。特講の中でとか、交流研に参加した時に、すごく心がなんだろう、言葉に言い表すのは難しいけど、気持ちが軽くなった時があって、こういうことだなぁと、すごく楽だなぁと、思ったんです。これからどうなるか、又どこかで自分を縛っている部分に気づくことがあるかもしれないけど、いつも心の翼を思い出して飛んでいたいなぁ。」

立ちあがって涙をぬぐいながら

「幼年部に行ってたんですけど、幼年部の時からヤマギシの人の顔ってなんかみんな似ているなぁと思っていて、なんか初めて会ったんだろうけど、会ったことある人のみたいな顔だなぁって。でもそう見えるのがイヤな時もあって、なりたくないわこんな顔って思ったけど、ここに入って来て、初めて見る顔だなって云う人もいるんですけど、なんか、昔あったことのある人の顔だなと思う人が多くて、でも私特講受けて、同じ方、向いているっていうか、幸せな顔しているからそう見えるのかなぁって、自分もそんな顔になるのかなぁって思いました」

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地域から50数年ぶりに特講へ行ったもうすぐ90歳の西井さん、盲導犬と共に受講した明るい清美さん、高等部を出発したばかりの18歳青年、名前を言う時から感極まった写真家、お前は行くべきだと訳も分からず来た人、いつかは受けたいと思ってやっと来た娘、子育て講座の仲間が背中をボンと押してくれてと、どの人も繋がりの中で、親や上司や友人らの温かさの中で送り出されて来た一人一人なんだなぁとあらためて思いました。

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豊里実顕地 喜田栄子