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村づくりで稔る秋【春日山】


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仲良し班のみんなで育ててきたさつま芋ですが、9月26日いよいよ初収穫となりました!

10月始めの仲良し研前にみんなで掘って、食べようと言っていたのですが、日曜市や来月開催の「ふるさと村お芋掘り大会」を描いていく中、1班でじゃなく、やっぱりまずは春日山のみんなに食べてもらいたいなと思い、前倒しでやることになりました。

気をかけやってくれてる妹尾さんと話し「明日芋掘りやろう」となってみんなに連絡すると、中元さんからは「先に芋のつるを刈っとくか?」と声かかったり、邦子さんからは「太陽の子達もやりたいんだけど」と、いつ収穫できるのか、みんな楽しみに待っててくれていたようで、賑やかな初収穫となりました。

掘ってみると、やっぱり最高の芋です!!
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仲良し班でやるさつま芋づくりは2年目。
今年の定稙は、去年より粘土質のぬかるみやすい畑で、長雨になりそうな天候を受けどうしたもんだろうと話してたとき、ナスの畑でマルチを張ってたのを思い出し、さつま芋もやれるんじゃないかと、その日の夕方に蔬菜の卓海や中元さんと話し、すぐにみんなに声かけ、翌朝早朝に集まってくれた9人で全ての畝を張りきることができました。

早朝のマルチ張り

早朝のマルチ張り(5/17)

ところが、このマルチを使う作り方は賛否両論あるようで、その後「ほんとに大丈夫なのか?」「熱くなりすぎて焼けないか?」「以前失敗したぞ」と日を追うごとにそんな意見が大きくなってるように感じ、なんとなく無意識のプレッシャーとなっていきました。

一度はマルチを外す事も考えたのですが、実際のところどうなのか?と成田実顕地へ聞いてもらったり、地元にさつま芋づくりの名人がいるらしいと、話しを聞きに行ってくれたりする中、マルチを使った場合、苗の長さや根の出具合、天候によっては、ワラかけなど、いくつかポイントがあるのが分かってきました。

仲良し研で話すと、苗切りの古坊さんがその様に苗を用意してくれ、畑の前には稲ワラのロールベールが運び込まれ、定植後すぐワラかけまでやることもできました。

そんなこんなで秋を迎え、掘り起こし紅い顔したさつま芋を手に持って眺めると「マルチは大丈夫か?」と声があってこそ、ここまで稔ったんだなあと、なんか感慨深いものを感じる、そんな初収穫でした。

3-2013-09-26 さつま芋初収穫2

収穫したての芋を愛和館に持って行くと、その後すぐに文化展に飾ってくれてありました。
仲良し班1班でやるさつま芋づくりでなく、村のさつま芋づくりを仲良し班で任せて貰ってる、初めてそう感じたように思います。

村の文化展

村の文化展

畑で掘った芋を嬉しそうに「こんな大きいお芋あったよ」と見せてくれる子ども達、そんな賑やかな子ども達の声の中、
「これはやっぱり来年も芋づくりやらな、なっ!」と大声で言う妹尾さん。その顔も満面の笑顔でした。

そしてこんな「村のさつま芋畑」でふるさと村や合宿の子達を迎えられるのが嬉しくもあり楽しみです。
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【春日山実顕地 紺野正二郎】