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こころが寄り動く姿[豊里ファーム・春日山日曜市]


豊里ファーム月末の日曜日は、春日山の日曜市と重なる。

春日山での研鑽会の後、春日山の日曜市をちょっと覗いたら、大勢の人で賑わっていた。箱買いのトマトやリンゴなどが無造作にあちこちに置かれている。買う量が半端でない。この日を待って買物に来てくれているのが分かる買いっぷりだ。

英夫君に「すごいね」と声かけたら、「今日はすごかった。身動きできんぐらいだった。疲れた」と。その英夫君の前を泥だらけの長靴が通り過ぎた。コンテナに入った白菜を運ぶ人だ。すかさず「○○君その長靴はダメだ」と英夫君。外に出てみると軽トラに積んだ白菜に人だかりが。急遽トラックから直接売ることにしたらしい。あちこちから手が伸びる。「150円と引き換えです。小銭で下さい」と大繁盛。

豊里への帰り、畑の前を走るとコンテナがあちこちに転がっていた。まだ白菜の収穫中なんだろうなぁ。採りたてを急いで運んだのだろうなぁと思いながら豊里に帰って来た。

牛肉の試食コーナー◆豊里ファーム

牛肉の試食コーナー◆豊里ファーム

豊里ファームに行ったら、牛肉の試食呼びかけに井波さんの声が響き、肉を焼く美佐子さんの笑顔が飛び込んできた。

5-豊里F肉牛参観-023

果物、野菜、牛乳、色々なコーナーがにぎわい、レジも忙しそう。外の飲食コーナーでは毎週土・日欠かさず出す焼き鳥は、肉牛コンビの寺岡さんと菅沼さん。

おうどんをお客さんまで運ぶ平本さん

おうどんをお客さんまで運ぶ平本さん


うどんの店にはなんと、哲君と平本さんがいるではないか。哲君がうどんを作り、平本さんが箸と七味をお盆に並べ、注文のうどんをお客さんまで運んでいる。

ラーメンの店では秀樹さんこだわりのスープにチャーシュの入ったラーメンをソフトな感じのななちゃんがカウンター越しに出している。

豊里ファーム (2)

ソースの焦げる香ばしい匂いとじゅうじゅうといい音がするのは焼きそばの店。作っているのは実家がお好み焼きやさんという業者さん。渡し手は洋平君と小野口君。天ぷらを揚げているのは貴美子さん。春日山の日曜市と重り、一志や春日山から人が来れないためか、あちこちに新顔の人が目に入る。

春日山でも豊里でもなんとも言えない幸せな気分が湧き上って来た。お金もうけのためでもなく、段取りだからでもなく、ただ、ただ、こころが寄りみんなが動いているその姿に、そのことが幸せな時間なのだなぁと思った。

【豊里実顕地 喜田栄子】