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ここはどこ?このパワーはなに?【交流・実習生】


2014-11-19 海外実習生

研鑽学校2から帰って続けて出張に行ったため、18日の昼食が研学後の私の春日山愛和館での最初の食事でした。
「お帰り!」とあちこちから声がかかるのに思わず、にっこりしながら納豆を食べていると、ドドドドドッー!と20人位の一団が入ってきたのです。見慣れぬ顔の人達の間に見たこと事のある顔と見慣れた顔がチラホラ、飛び交う異言語(実はモンゴル語、中国語、韓国語、英語)間に聞こえてくるカタコトの日本語。たちまち春日山人が点在していたふたつのテーブルと三つ目のテーブルが埋った。そのスムーズな事!

この『違う空気とパワーはなに?!』

私の右隣に座ったのはなんとも可愛い初々しい美人、「あなた、台湾の方?」彼女は後ろのテーブルを振り返り、一生懸命、カタコトの日本語で「タイワンのヒト、あのメガネのアオイフクのヒト、マエのアカイフクのヒト」と教えてくれる。 食生活の政ちゃんがさりげなく韓国海苔を彼女のお皿に持ってきてのせた。彼女はそれをマタマタさりげなく、前に座っていた桃ちゃんのお皿にお裾分け。   
そうか! 「あなた、ハンギョルの奥さんね、桃ちゃんとお仲間なんだー、いつ産まれるの?」、、、、、
 
左隣に座ったのは実習生の望月君。
こちらは研学前から顔は見てるけど口をきくのは初めて。
「研鑽学校で香代子さんとゆりかさんがね、望月君元気?って言ってたわよ」
「なんて、答えたんですか?」「元気よー、って言っておいたけど、、、?」
テーブルの端には向かい合わせにバヤルと3期生と思われるモンゴルの実習生が座ってる。バヤルがなにやら納豆について説明している?ようだ、、らしい、、、。

私の向かい側の亀井さんが「あの台湾の人等、愛和館で上着脱がないなー」
「寒いのかも」と私と政ちゃん 亀井さんは何か言いたげな表情に「私には見える」
「知らないのかも、伝えますね、、、」と私。
今時の軽い薄手の短いダウンジャケットって「脱ぐ」って感じで着てないかも、、、と私の脳裏をかすめる。

それにしても私がいなかった、たった17日間になにが起こったのだ!!

今日はモンゴルの実習生1~3期生・今回の特講を受けてそのまま春日山に3ヶ月?滞在する台湾の人達・結婚式を終え春日山に交流に来たハンギョル・ウンソン夫妻・韓国の実習生達で(総勢17~18人?)村参観だったようです。それが終わって揃って昼食を食べに来た時間に遭遇したのでした!

私の方はと言えば、研学を終え出張も入り、頭はまだ実生活に馴染まず、「見るもの聞くものみな美しく、、、、」の世界で、浦島太郎状態です。

こんな風に一気に空気が変わる・しかも軽やかに、どこかさりげなく、、、、。
思い起こせば、、、ここまで来るにはそれなりの大小様々な「思いっ切り」もあったかな~。

春日山実顕地 平島春美

台湾からの実習生

「春日山実顕地感想文」 曾 昱(ソ・イーツァン)

ベッティー(台湾)

ベッティー(台湾)




在春日山實顯地生活十來天,與村民們一起工作、吃飯、洗澡,這是以前從未有過的體驗,但這無疑是非常美好的體驗。此外,無論在生活或是工作上,我所感受到的是「每個人都是平等的,沒有階級之分」,也因此人與人之間是非常親近的。
在春日山實顯地,我是在宮浦豚舍工作,工作上令我印象特別深刻的是,我這個人對於光太郎さん、長谷よし子さん來說是一位外國人,彼此語言溝通上有障礙,但他們對我這個外國人給了很大的空間,他們總是會親自示範一次給我看,然後確認我ok之後,就全然放手讓我一個人去做,在我工作期間他們不會在旁緊盯、監視著我,不曾讓我感到工作壓力。在這裡工作沒有打卡上下班,也沒薪水,但是每個人都非常認真的在工作,沒看過有人工作中偷懶。另外,還有一位工作夥伴名叫渡邊智也,我與智也在語言上雖有障礙,但智也只要看到我時仍會面戴微笑跟我打招呼,也會用手機查字典試著跟我溝通。除此之外,每次的工作休息期間,不知為何奇妙地變成像是我的日文課,大家很樂意地教導我,使我的日文單字大幅增加!從一開始日文什麼都聽不懂,到現在一些基本的生活用語我能聽也能說一些。真的很高興有這麼一群既是好工作夥伴也是好朋友!
 生活上,我總是很期待去洗澡與吃飯,工作後泡個澡真的超級舒服,外頭還有按摩椅可以使用,真的很貼心。而在飲食上,愛和館總是讓人很驚豔!各式各樣的料理都好美味,總讓我又多吃了一兩碗飯!此外,我知道愛和館所使用的食材幾乎是山岸會自家生產,讓我吃的十分安心。

 雖然目前為止在春日山實顯地的生活才短短的十來天,但每天真的都過得很開心、幸福、滿足!謝謝每一個人的付出,讓實顯地運作的如此順利。

 春日山実顕地での暮らしは十数日が過ぎました。村人たちと一緒に仕事をし、ご飯を食べ、お風呂に入り、これはかつてない体験でしたが、間違いなくとても素敵な体験でした。その他に、生活や仕事でも、「みんなが平等であり、階級が存在しない」と感じ、そのために、人と人の関係がとても親しくなりました。
 春日山実顕地で、私は宮之浦豚舎で仕事をしています。とても印象深いのが、光太郎さん、長谷よし子さんは、外国人の私と言葉のコミュニケーションがうまくとれないにもかかわらず、仕事の自由と機会をたくさん与えてくれました。仕事するに当たって、最初の一回目は見本として自らしてくれたが、私がちゃんとできたと確認した後に、全部任せてくれました。仕事をしている間に、隣で見張ったり、監視したりとかもしなくて、仕事のプレッシャーが全く感じられません。ここで仕事するには、タイムカードがなければ、給料もなくて、一人ひとりがとても真面目に仕事をし、さぼる人を見たこともありません。渡邊智也さんという仕事仲間もいます。智也さんと言葉でコミュニケーションを取るのが難しいが、会うたびに、いつも満面の笑みで挨拶してくれたり、携帯の辞書を調べながら、私とコミュニケーションを取ったりしていました。そして、いつの間にか、休憩時間は私の日本語の授業タイムになりました。みんなはとても熱心に日本語を教えてくれたので、日本語の単語をたくさん覚えるようになりました。最初は日本語を聞いても全然わからなかったが、今は簡単な日常会話がちょっとだけしゃべれるようになりました。仕事仲間でありながら良い友達でもあるみんながいてくれて、本当にうれしいです。
 生活上は、お風呂とご飯にはいつも満足しています。
仕事の後にお風呂に入り、とても気持がよく、風呂場の外にマッサージチェアもあり、本当に気遣いがいいです。飲食上は、愛和館でいつも驚かされます。どんな料理でも美味しくて、ついついおかわりしちゃいます。そして愛和館の食材のほとんどがヤマギシ会で作られたと知っているので、安心して食べられます。
これまでの春日山での生活はわずか10日間のとても短い時間ですが、でも毎日本当にすべてが楽しく、幸せで、満足に過ぎています!
すべての人の行為と実顕地の運営が順調であることに感謝します。

「春日山実顕地感想文」 林 宣旭(リン・シェンシー)

林宣旭(台湾)

林宣旭(台湾)


 參加完11月初的特講後,我來到了山岸會的共產社區發源地-春日山實顯地,一個強調愛與分享、近乎自給自足的理想社會。很感謝能以實習生的身分,留在春日山實顯地和當地居民一起體驗生活。

 我在這裡從事「蔬菜」工作,這是我自己的選擇,我希望透過與土地的直接連結,找回大自然帶給我們的那種最根本、最真誠的感動。

 菜農生活目前已逾一週,很享受這裡的生活,每天都好好工作、好好吃飯、好好睡覺,生活如此簡單。

 山岸會很強調人與人(包括後代)、人與天地之間的和諧,整個社會充滿愛與分享,工作很人性、吃飯很安心、睡覺很甜蜜。我真的覺得這裡的人,腦袋(價值系統)和外面的人不一樣,例如說,在這裡工作,大家完全沒有階級觀念,沒有人會指揮你必須(或不能)怎麼做,每個人都是用平等的態度在溝通、討論,直到達成共識,再一起完成接下來的工作。然而,這樣的工作方式,不僅不影響工作效率,反而能促進工作氣氛和樂融融,也讓每個人更能在自己的工作崗位上盡情發揮才幹。再例如,這裡的人不為錢工作(沒有薪水),而是「為人工作」,因為是「為人工作」,所以是「用愛在工作」,看著這裡的人每天都以無私的態度精勤工作,為打造共同的富足社會盡一己之力,實在令人感動。

 在這裡,沒有競爭與鬥爭,只有合作與分享。在這裡,沒有批評與責備,只有讚美與鼓勵。在這裡,很容易就能聽到人們的笑聲,那種笑聲,是打從心底笑出來的,沒半分虛偽、做作,那是幸福的笑聲,是幸福的人才擁有的笑聲。從小我就夢想生活在愛與和平的世界之中,如今,我已在春日山實顯地親眼見到「幸福的輪廓」,但願在未來的實習生活裡,除了繼續修行「零位思考」和「自他一體」這兩門大課外,還能更深入了解有關「幸福」的內涵。

 很感謝在這裡能受到家人般地照顧,人情的溫暖快把我給融化了。我想等回台灣後,會很捨不得這裡的一切吧!有幸經歷這一切,除了感謝,還是感謝。感恩,感謝天地眾神。

 11月初め頃の特講を終えて、ヤマギシ会の共産コミュニティの発祥地――春日山実顕地に来ました。ここは愛と分け合いを強調するほぼ自給自足の理想社会です。実習生として春日山実顕地で村人たちと一緒に暮らすことにとても感謝しています。

ここで「蔬菜」の仕事をしています。自分で選んだ仕事です。土地との直接の関わりを通して、大自然が私達にくれたもっとも根本的・真摯な感動を取り戻したいです。

 野菜農家としての生活は一週間が過ぎました。ここの生活をとても楽しんでいます。毎日、ちゃんと働き、ご飯を食べ、よく寝て、生活はいかにもシンプルです。

ヤマギシ会は人と人(後代を含む)、人と天と地の調和を強調し、コミュニティは愛と分け合いに満ちています。仕事はとても人間味があり、ご飯を安心して食べ、ぐっすりと眠ります。ここの人達は、頭(価値感)が外の人と違うと思います。例えば、ここで仕事をする時、階級観念が全くなく、こうしなさい(或はこうしてはいけない)と命令する人もいなくて、人々は平等な態度で交流、討論し、意見を統一するまでに至り、そして次の仕事に一緒に挑みます。ところが、このようなやり方は、仕事の効率に悪い影響がまったくなく、逆に仕事場の雰囲気を和気あいあいにすることができ、一人ひとりに、自分の才能を最大限に発揮する場を提供していました。さらに、ここの人はお金のために仕事をするのではなく(給料がない)、「人のために仕事をする」のです。「人のために仕事をする」から、「愛で仕事をする」のです。ここの人達は、毎日、私心のない態度で仕事に励み、共同の裕福社会を作ることに力を捧げるのを見て、感動極まりです。

 ここでは、競争と闘争がなく、協力と分け合いしかありません。ここでは、批判と非難がなく、賛美と励まししかありません。ここでは、人々の笑い声を容易に聞くことができ、その笑い声は、心の底からの笑い声で、少しの偽りやウソ臭さもなく、幸せの笑い声です。幸せな人でしかできない笑い声です。私は小さい頃から愛と平和の世界で暮らす夢を見ていました。私は、今、春日山実顕地で自分の目で「幸福の輪郭」を見ました。

 これからの実習生活の中で、「零位思考」と「自他一体」この二つの大きなテーマのほかに、「幸福」の意義をもっと深く知りたいと思っています。

 ここで家族のように面倒を見てもらい、人情の温かさに溶けてしまいそうです。台湾に帰ったら、ここのすべてが名残惜しいと思うでしょう。幸いにここで体験ができて、感謝のほかに、感謝しかありません。恩に感じ、天と地と神様に感謝します。

「春日山実顕地で交流やってみて」 韓国実顕地 金善姫(キム・ソンヒ)

金善姫(キム・ソンヒ)

金善姫(キム・ソンヒ)


 もう3週間が経ちました。本当に盛りたくさんの日々で、参画して以来、こんな生き生きと楽しんだのは久しぶりです。
 まず食生活部でみんなに受け入れてもらい、厨房の徹底美化から始まり、愛和館の会場美化まで、みんなと思いきりやったのが面白かったし、魚菜でお母さん達とわいわい言いながら野菜を切ったり、洗ったりしたのも新鮮で楽しかったです。
 また、いろんな職場にも行かしてもらいました。陽光館で老蘇さんの食事準備をして一緒に食べたり、太陽の家の子達と遊んだり、幼年部の子とお風呂に入ったり、東部の生活部で一緒に食事を作ったりしました。みんなが家族のように、愛おしく感じ、すごく近くなりました。
 2週間目からは、いろんな研鑽会に行かしてもらいました。三重県地区の食生活部研で内部川実顕地に行って、みんなとおいしいごはんを食べてから、食生活だけじゃなく衣生活から住生活まで境なく、すべてのことを一緒に考えたり、11月の全国実顕地づくり研生活編に参加させてもらい『実顕地一つから出発』と大きく書いているのを見ながら、私も実際、韓国から送り出してもらったり、春日山から人を送り出してくれたりして、 本当に一つの繋がりの中にいる私を実感したし、まず一体で実顕地が繋がっていくことが大事だと思いました。
 11月15日には会員の集会があり、豊里実顕地のロビーでみんなのステージ企画をみて、その後佐川さんの講演会で、自分が研学3に入ったことを思いだしながら、よく聞きました。2つの自分がいる。いろいろ出てくる自分と真実をめざしている本当の自分がいる。そこで自分が自分を責めるんじゃなく、温かく優しく包み込んで自己へ配慮していくこと、また、秘められている実態の把握というところでは、繋がりの中にいる私がその実態を感じ、発見して実践していくことだと思いました。
 美里実顕地の結婚式で三重県地区からたくさん集まってきて、一緒にいろんな料理を準備して出しました。私はオードブルを一緒にやらせてもらい、最後にきれいに盛りつけて出せたのが良かったけど、 結婚式があまり見れなかったことは残念でした。
 今、春日山実顕地にはいろんな国から人がきています。モンゴル、台湾、韓国、みんな言葉は違っても一緒に六川実顕地に行って、デコポンの袋かけしてきれいな海を見ながら爆弾おにぎりを食べたり、六川のお風呂に入って 実顕地参観もしてもらいました。また のり巻き寿司を作ったり、村参観で公人の丘に入らせてもらったり、食生活部で一緒にやらせてもらったりで、なんかすぐ親しくなって家族になったようです。そして今日は京都に行ってきれいな紅葉を見て来ました。
 本当にいろいろ配慮してくれた春日山のみなさんありがとうございます。私が子供の頃から、いつも穏やかに、温かく私を見守ってくれた、お父さん、今は亡くなりましたけどお父さんの娘に生まれてきて本当に幸せです。もっと、私らしく、この知的革命、愉快に楽しく、面白く、みんなと一緒にやらせてもらいたいです。本当に充実した3週間だったし、これからもっと交流しあっていきたいです。

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