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養鶏法交流研 in 六川実顕地


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六川実顕地に各地から沢山の人が集まり、さて誰が研鑽会の進行?
「村岡さんでしょ。」
「いやいや、養鶏法の人でしょ。」
「いやいや、村岡さんやって。」
「えっ、ほんとに僕がやるの?…はい、じゃあ交流研始めます。」
そんなゆるーい感じで始まりました。
今回は堺ファームを始め、船南実顕地、飯田実顕地にも行ったと聞いていて、「まず動いてみる」というのが養鶏法らしくていいなあと思いながら参加者の話を聞かせてもらいました。

船南の鶏舎トタン張りの話では、船南実顕地の人が、「船南を育成農場にということで色んな人が動いてくれてて、今回養鶏法の人も来てくれて、まるで豊里ファームが始まった時のような勢いを感じる。ここからどんどん広がっていくような、そんな感じ」と出していて、僕自身もこの動きに関わりながら、大きな流れのようなものを感じるなあと思いました。
トタン張り自体は、雨漏りを防ぐとか、断熱効果があるとか、ひよこにとっての効果が目的ですが、これだけのメンバーが船南に行って関わることが出来るということの方により大きな意味があるのかもなとも思いました。

他にも豊里の畑くんが、今回味わったあたりを一生懸命発表していたのも印象に残りました。
とにかく「楽しかったんだなあ」というのが伝わってきました。
産業事務所のメンバーも「交流研に参加するために午後は事務所を閉めてきた! 」そうです。
決算の時期に畑くんを送り出すことも、そこまでして交流研に来ることも、なにか底に流れる暖かいものを感じます。

大角竜太郎さんの話も、状況を面白おかしく話してくれる中に、「自分がとても大事にしているものは、囲いやすいんかな。大事=囲う ということではないけど、ついそうなってしまう」
「りんご栽培にとって一番根幹に関わると思っている剪定作業を、『じゃあみんなで行ってやろう』と勢い余って言っちゃったけど、その夜は色々心配になって寝付けなかった」
「仲良しする以外ないからその中でりんごでも…とはいえ、いつのまにか555の荷台に誰かが乗ってたり、勝手に運転席に座ってエンジンかけてたり…仲良しとはツラいものだな」
など、竜太郎さんの本音がのぞけて、ああこうやってみんなの中に出して実際に動いてやってみて、また考えて、そうやって進んでいくのっていいなーと思いました。

ファームの動きも、船南の動きも、こうやって六川に集まって交流研をやることも、実際に動いて寄ってやってみて、また考えて、というのを全国規模でやってるのかもしれません。
来週、僕も船南に育成器具を運ぶ予定にしています。
養鶏法の人達で張った屋根を見るのが楽しみです。

内部川 石角聡