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スイス実顕地から


10/16

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アルバムを見る⇒スイス交流Ⅱ
 
あと数日でスイス交流の日程を終えます。僕にとって実顕地交流も夫婦での交流も初めてのことで、この3ヶ月はとても新鮮で楽しく、ゆったりとした時間を過ごす事ができました。仕事を放し、職場を放し、実顕地を離してみると、送り出してもらうばかりで、自分はこの事に何もしていない事に気付きます。そして受け入れてもらい、見守られながら暮らす毎日は、かつての振り出し寮を思わせる身軽な自分を取り戻していく暮らしの様に感じました。特に自分に決まった仕事はなく、毎日「これやって欲しい」「これ一緒にやろう」と声がかかりやってきました。また、この国の気候風土、文化習慣に触れると、歴史や宗教など不勉強な分野や無知な領域がはっきりして、新たに興味が湧いたりしています。
自分が役にたったか分かりませんが、小さい実顕地にとって交流は必要であり、スイスの人が交流できるようになる事も必要です。実顕地間で短期でも長期でも交流を活発にしていく事がとても必要なことと感じています。
そう言えば、次の人が決まってないみたいですが、忙しい人、とても3ヶ月は無理と思っている方、すぐ来れますよ。是非来てください。

 
 
 

9/18

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私は今、スイス実顕地の養鶏部で、実習生のレクシーと一緒に、午後の時間に選卵をやっています。
数日前「今度の日曜日に両親と兄弟が来る」と聞いていたので、私は会えるのを、楽しみにしていました。

私とレクシーの共通語は、英語。フランスの国境近くの出身の彼女は、ドイツ語は勿論、英語とフランス語も流暢に話します。
私の英語は、知っている単語を言うだけなので、彼女は私が理解しやすいようにハッキリゆっくり話しかけてくれます。
あれっ、これって2級卵?、と迷う時は「セカンド?」と確認し合ったりして進めています。
面白い形の卵をみつけては、二人でよく笑います。

さて、楽しみにしていた日曜日になりました。
その日は、ハーベストブランチという企画がある日で、みんなで朝から会場や料理の準備をして、友人、知人、活用者、会員、ご近所、親族などを迎えました。
私は茹で卵の殻むきをしながら、お客さんの来訪を心待ちにしていました。日曜の昼、秋の味覚と訪れを楽しみながら、ゆったりとした時間を過ごしてもらうというブランチの会、みんな大満足。

私は、遠くから来てくれたレクシーの家族と、挨拶位しか言葉を交わせませんでしたが、彼女が温かい家庭で大事に育てられたのが、すぐに分かりました。
とても嬉しいひとときでした。

 

8/15

「初めての登山靴とウェルニーとの出会い」

アンドレ・アグネス夫妻と中央スイスにあるエンゲルベルグの山に行って来ました。
アグネスの娘イレーネが働く山小屋レストランが、標高1860m 地点にあります。そこで出会ったのが、アグネスのお兄さんウェルニー。
彼は、30年位前、豊里実顕地で暮らしていた事があるそうです。

5人で山小屋で一泊。ここまでは、車とロープウェイで来たけれど、明日は私のウォーキングシューズでは歩けない…。ということで急きょ借りた登山靴。
さあ、翌朝出発‼ でも初めて履いた登山靴は、少し大きかったので「靴ズレ大丈夫かな」と心の中でつぶやいた私。ウェルニーはそんな私を見てくれていて、途中何度か声をかけてくれて、靴ヒモも2度結びなおしてくれました。
うん、これで大丈夫。

2294m の山小屋が小さく見えた頃、思うように足が前に進まない…。登れるかなぁと一瞬不安に…。そんな時ストックをさっと貸してくれたウェルニー。無事到着したとき、日本語が復活した彼と「おめでとう」と歓び合ったのが本当に嬉しかったです。
山では、ウェルニーの温かい見守りと優しい人柄に触れて心が満たされ、一緒に行ったアンドレ、アグネス、赤松さんには感謝の一言でした。
2017-08-16
アルバムを見る⇒スイス交流

8/8

一斉作業
スイスで肉鶏の解体作業がありました。僕にしてみたら突然だったけど、道具が用意されていたから気配は感じでいました。みんなしばらくぶりで、細かい事が分からない状態。
湯付けは何度か聞かれたので、「60℃以上かな。」と答えると、「Akamatsu,ヤル」と言われ担当になりました。クリストフが抑えて、アンドレが頭を斧で落とし、放血筒に突っ込むといった感じ、湯付けした鶏の足に紐をかけてスタンドに吊し、羽根をむしり落とす。新参画のアレックスも実習生のレキシーもまったく初めて。無言で羽根を落としていた。
解体は丸鶏になるように内臓出しを雪を筆頭に女性陣がやってた。


2時間程の作業だったが、みんな一つになって楽しんでいた。「こういうのがあると、若い人と一緒にやれるのよ❗」と文枝さん。
黙々と羽根をむしっていたアレックスの真剣な様子が印象的。実習生(28歳女性)レキシーの「とにかくいっぱい気持ちが出てきたけど、今は置いておいてやった。食べる時どんな自分が出て来るかそこをみてみたい。」と言う具合に、この作業の値打ちに期待が持てる。
もちろん僕も楽しめた❗

 

7/29

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ファームの「あじわい広場」で、毎週末焼きそばを焼いている赤松さん、
スイスでも昨日の夕食に「焼きそば」を作りました。

麺はスパゲッティ、豚肉はベーコン、ソースはいつもと違うのを使って、無事焼きそばの完成。
焼きそばの麺は「焼く」、スパゲッティの麺は「からめる」という特長があるらしく、今回のは「焼きそば味スパゲッティ」⁉

みんな美味しいと言っておかわりしてたから、スイスの人の口にも合ったみたい
コテさばきがなまらないように⁉また焼く予定です。

 

7/22


アンドレの息子カスパルは今やパン職人。参画当時うちの息子と豊里の太陽の家にいた。そんな事もあって、バケーション前の今日、最後のパンを焼くと言うので見学させてもらった。何時に行ったらいいかを尋ねたら、午前1時に来てと言うので、夕食後少し眠って、懐中電灯を手に出かけた。
工房はハーゲンブーフの繁華街の外れにあって、夜中灯りが漏れていたのはそこだけなので直ぐに分かった。


広く綺麗な工房でカスパルは一人で作業していた。
実顕地のパンを全て彼が作っている。

手際よくリズミカルにこなしていく姿は美しい。釜はICで基本温度と時間がプログラムされていて、バンの種類をタッチパネルで触れるとセットされる。
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生地作りと、整形、釜入れを工程の違うパンをうまく段取りして、組み合わせて行く。焼き上がりは釜が教えてくれるが、焼き具合を見て微調整してタッチパネルを操作している。
そんな彼を見て、成長した息子の仕事振りを見ているような気になる。31歳の若い職人がスイスの供給や実顕地の主食を担っている。スイス実顕地の一つの息吹きを感じた。
工房は焼き上がるパンの香りに包まれながら作業が終了したのは朝5時半だった。じゃあまたねと交わした握手は嬉しかった。

 

7/21

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こんにちはー
昨日、赤松さんと二人、無事にスイス実顕地に到着しましたよ✈
今はまだボーっとしてるけどね😅

スイスは、日本🗾より7時間遅れて、時間が流れています。

こちらは日本の蒸し暑さから解放されて、想像以上に快適です。

毎食の乳製品のおかげか、お腹も快調です😉👍

昨日は、孵卵器から肉鶏の赤ちゃんが生まれました。可愛いです。

ここスイス実顕地は、チューリッヒ✈空港から車で40分位の、ハーゲンブーフという素敵な田舎町にあります。

通勤圏内にあるので、最近は若い人が引っ越しして来て、子どもの数が増えているとか💡
小学校がすぐそばにあります􀈂􀅵小学校􏿿今は夏休み中なので、子どもたちの声は聞こえて来ませんが…。
この爽やかな空気、伝えたいです。
では、またね🙋

※ハチミツも供給に出しているらしいです🍯
蜂、飼ってるらしいので、またアップしますね。

豊里実顕地 赤松 茂・啓子

煙突が2本立っている、このお家の2階で、3ヶ月間暮らします