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みんなが気になる実顕地運営(11)


みんなが気になる実顕地運営(11)
 

      同志相棒の熱い語り合いに今を見る
      描こう・出し合おう・検討しよう明日の実顕地像

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この秋は、60代70代の研鑽会をはじめ、特講や研鑽学校の連続開催・実顕地間の交流などいつにもまして活気にあふれているようです。そんな様子が、スイスからオーストラリアからタイから韓国からそして各実顕地から村ネットへ続々と寄せられています。
60代70代の研鑽会も回を重ねることで、日頃の職場や交流を通しての味わいや特講への想い、研鑽学校へ参加してみての今など、次から次へと途切れる間もなく発言が続いたそうです。今自分たちがやっていることの再確認の場でもあり、研鑽会だけではなく、食事や懇親会・参観などと一緒に過ごす中で、久しぶりに会った同志相棒の湧きあがる熱い気持ちが伝わってくるものでした。
では、この熱い気持ちをどこへ繋げていったらよいのか、私たちはこれからどんな実顕地像を描き村づくりを進めていくのでしょうか?村ネットのコメントから一部抜粋したものを紹介します。
『一志実顕地の人から、「機械化できる新鶏舎を建てる」ことが出された。既に検討されているらしい、が、平均年齢67歳で今から新築するか、という辺り。どこが研鑽ポイントなのか? 一志の人たちが心底 話し合って「一致点」を見出すところ?一志だけでなく、全実顕地のひと?で、なんとな~く霧のなかで、一日目 終了。
二日目、朝一番。実顕地参観をした人が「飼料米が地域から500トン搬入されているとか、鶏糞が活かされていることに触れ、まわりに支えられて実顕地があるんだなあと思った」と。その時、ハッとした。「誰のものでもない実顕地」だった!』
これからを描く時に現状維持・現状満足からの発想になりがちであったり、「引き継いでいく・受け継いでいく」ということにとらわれ易い自分たちですが、全く新しい視点で新しい発想で新しい実顕地像を描いていくことが必要かもしれません。今月の60代70代の研鑽会は岡部実顕地での開催を予定しています。大いに出し合い検討し描いていきたいものです。
また「誰のものでもない実顕地」とありますが、先月の研鑽学校Ⅰの無所有研鑽の中で、人によっては「誰のものでもない=放す=苦しいイメージ」なっていることもあるのではということが話題になったそうです。
無所有社会を顕してみよう、と実顕地がありその中にいろいろな仕組みもあるわけですが、もし私の中に苦しいものがあるとしたら、無所有一体とは本当はどんなものだろうか?この間ずいぶん「一つ」「一体」というところからはやってきましたが、そこから改めて無所有ということをみてみるとどんな世界が観えてくるでしょうか。そんなことも併せながらこれからの実顕地像を描いていきたいものです。

今月は研鑽学校Ⅱが豊里実顕地で、続いて、養鶏法研鑽会が一志実顕地で開催される予定です。共に響き合い、共に進んでいきたいです。

実顕地研鑽部