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令和、新時代への幕開け


令和、新時代への幕開け

 

新任、私(私たち)のことは私がいちばん分かっている

高齢者のやり場、運転を考える

 

印刷⇒令和、新時代7

年間テーマ

○令和、新時代への幕開け

 

7月度テーマ

〇新任、私(私たち)のことは私がいちばん分かっている
〇高齢者のやり場、運転を考える

 

豊里実顕地で開催された、第44回実顕地用養鶏法研鑽会が出発しました。期間中にはその一端が村ネットを通して発信され、私達にも様子や味わいが伝わってくるようでした。その交流研にも多くの人が寄り、楽しかった研鑽会の様子が伝わってきたそうです。

先月の自動解任月に開かれた銓衡委員会では、豊里では、幼い子どもを持つ若いお母さんたちも、ぜひ参加できるようにと、仲良し班の人たちで子どもをみて、お母さんたちを研鑽会に送り出す動きが出てきたそうです。春日山では、それまで仲良し班から送り出してきた詮衡委員を、各職場から送り出してやってみたそうです。そのことで、自分は出ないと決めていた人が、出てみようと転換していく場面や、日々の出発研から銓衡委員会が始まっているような、そんな新しい味わいもあったそうです。そういった意味では、すでに今期の新しい村づくりは始まっているといえるでしょう。

養鶏法期間中に、豊里の愛和館の入口に「仲良く楽しく」のテーマが、出されました。養鶏法が、何をやっているのかみんなで共有、一緒に考え進めていきたい、というところから、9日目に貼り出されたそうです。食生活部の人と養鶏法の人たちの間には、何かやり取りがあったのか、無かったのか、どんなものがあったのかまでの背景はさて置き、日頃、愛和館でのことは食生活の人に聞くもの、としているものがお互いのなかにないでしょうか。「その実顕地のことはその実顕地だけで決められない、各職場のことは各職場だけでは決められない」というテーマも記憶に新しいですが、日常の場面では、愛和館のことは食生活で、洗濯やお風呂のことは衣生活で、職場のことは職場で決められる、としていることもよくあるでしょう。そのもとには、私のことは私が一番分かっている、としていることが大きいのではないでしょうか。果たして、私のことは私が一番分かっているのか?その職場のことはその職場の人が一番分かっているのか?新任に就き、村づくりをすすめていく中で今一度考えておきたいテーマではないでしょうか。
また、豊里では先月の手打ちそばの日は、厨房と同じフロアの地下が愛和館に。いつもの会場よりかなり狭いし、席数も少ないのに、、、長蛇の列にもならないし、席が足りなくなることもなくて不思議。和気あいあいとした、ガード下食堂?茹でたて手打ちそばの日となったそうです。また先日は、「牛すき焼きの日に『生ビール』の声があり、やりましょう、私準備します、そう言ってみて皆の喜ぶ顔が見えてた。愛和館の会場では初めてのことなので、皆で楽しめるようにするにはと、ドキドキ、ワクワク、この緊張感は面白かった」と。そんな声を聞かせてもらうことで、この半期も新しいことを共にやっていくなかで楽しんでいける自分でありたいと、そんな力が内から湧いてくるのではないでしょうか。

ところで、世間では連日のように取り上げられ社会問題となっている、高齢者の運転についてですが、私たちにとってもまた他人事では済まないテーマでしょう。一般社会では、本人の自覚や家族の責任、または社会の制度や法の整備で問題を解決していこう、というのが主流でしょう。本来であれば、このようなテーマは、一体生活を志し実顕地で暮らす私たちにとっては、得意の分野ではないでしょうか。その人任せでも、社会に委ねるだけでもない、全くちがった道筋を見出していきたいものです。併せて、歳を重ね高齢に差し掛かっていく時に、どんな場がやり場となっていくかについても考えていきたいです。

今年も、各地で夏の楽園村が開催され、同時に特講の開催も予定しています。多くの子ども達がこの村で過ごすことにより、触れていくものがあるでしょう。そして、私達村人も子どもたちと明るく元気にこの夏を暮らしていきましょう。

実顕地研鑽部