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令和、新時代への幕開け


令和、新時代への幕開け

 

「全員一致」と「一人で決める」

役割分担・専門、立場を通さずに

 

印刷⇒令和、新時代の幕開け11月
 

年間テーマ

○令和、新時代への幕開け

 

11月度テーマ

〇「全員一致」と「一人で決める」

〇役割分担・専門、立場を通さずに

 

最近の話題から・・・
①村人の年齢が上がってきて、1階2階に住みたいという声が増えてきた。「長い間実顕地の客間として使ってきたところを住居にしていっては」と、今までにない発想が出てきた。丁度、客間を用意してきた家の人も応援が欲しいと思っていたところ。「そうしていこう」となったが、客間配置を考える人が「よし」とならなかった。「まとまったお客さんが来た時に配置しずらい」ということからのようです。
②「客間を整えるのに、羽毛布団に替えたい」「楽園村が100人規模で、シーツが足りないから買い足したい」「楽園村のお風呂用にタオルを買おう」「買う事も出来るが、今、村の中に、沢山、布団もシーツもタオルも有るよね」「お客さんって短期間だよね。楽園村って、その期間だけだよね」企画や家ごとに用意すると、それぞれの担当に分かれてみることになりがちだけれど、シーツ類は衣生活に寄せて保管も出来るよ。となって動き始めました。
③台風が近づいてきている。「明日は愛和館に来れるかな?」「何かあったら危ないよね」明日、愛和館開ける?前日の昼には次の日の夕食をどうするか決めた。あくる日の空模様、予報とは大きく変わってきた。それでも夕食分は持ち帰りにするのかな?食から、もうその様に決めて動いているのでどうですか?
④お正月特講の生活スタッフに送り出してほしい、と提案が来た。「お正月は忙しいし、行ける人がなかなかいない」「そんなに人手をかけなくても、愛和館のメニューで充分では?」「愛和館の昼食はあるものでということが多いから、特講生にはそれなりに用意したいな」
⑤愛和館のエレベーター修理で、厨房から食卓までの上げ下ろしがいつも通り出来ない。「簡単にしていきたいなぁ・・」「ファームで出している炭火焼きの豚肉丼を皆に食べて欲しかったんだよね」
チャンス到来!!
身近な暮らしの中や村づくりの中にいろいろな題材があることでしょう。各種研鑽会でも実例などが次々と出され盛り上がっているようです。どの例も、そこに関わる人、直接関わらない人や聞いただけの人、それぞれに思いや考え、こうしたら良いのでは、と出てくることばかりです。用意する人、そこをみている人、使う人、作る人、食べる人、、。例えば、自分が逆の立場に立った時、同じように考えるだろうか。「こうが良い」「これで良し」としている自分がなんだか心もとなくなってくる気がします。
思い返せば、5年前のお正月にスタートした全国実顕地づくり研鑽会は「立場を通さずに」で始まりました。当時は何やら漠然としていたものが、この数年の村づくりの中で、これは、もしかして私自身のことではないか?身近で具体的なテーマとして受け取ることができるようになったのではないでしょうか。もちろん「全員一致」や「決める」ことに欠かせない要素でもあるでしょう。
今月も大いに実例を出し合いながら、共に進んでいきましょう。

実顕地研鑽部