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令和、新時代への幕開け


令和、新時代への幕開け

 

ちょっとした刺激の効用

今、改めて一つ

 

印刷⇒令和2年4月

 

年間テーマ

○令和、新時代への幕開け

 

4月度テーマ

〇ちょっとした刺激の効用

〇今、改めて一つ

 

大潟実顕地では2020年の米作りが始まりました。
今年も、各実顕地の若手や中高生男子で、育苗ハウスのビニール張りが進められています。
豊里実顕地には、この春いよいよ「ようねんさん」がやってきます。
ようねんを立ち上げるにあたっては、この一年間いろいろな場で研鑽を重ね、準備を進めてきたことでしょう。
ようねん親研企画の中では、親達から豊里の村訪問の提案が有り、やってみたそうです。訪問を受けた人達の声は、、、
・私達、爺ちゃん婆ちゃんの家に、何故、ようねんの親達が来るのか?私達で受け入れで大丈夫か?と思ったけど、やってみて。親達の熱い願い、想いに触れて、私達も何がやれるかなぁ?新鮮な気持ち。
・結婚もしていない、親にもなっていない自分だけど、ようねんさん達の親なんだなぁ、と思い、一緒に考えさせて貰えるんだな。
・各実顕地で、親元で育てても良い子に育つだろうに、それでも、”ようねん”と希うのは、何かしら強い意志があるんだね。
・今の世の中は、あまり明るい話題が無いけど、実顕地は”ようねん”で明るいね。明るい希望だね!
・ようねんを受け入れていくといえば「畑で受け入れる」とかそんなふうに思っていた。でも、こうして始まる前からホンワカ何か温かい気持ちになれる場があったりして、もうすでにようねんさんが来るということで実顕地づくりが始まっている。ようねんさんも、その一員になっているんじゃないかな。

そんな動きの中で、ようねんさんのお母さんにと、肉牛部から乳幼児部へと送り出すことになり「肉牛部をどうしていこう」と考えていく中で、肉牛部の事を職場の人だけで考えないで、実顕地の動きにしていこうという流れが生まれてきました。
「午後からでも応援を頼みたい」とお昼に声かけがあると、午後にのぞきに行く人が出て来たり、早速、次の日から定例で関わる人が出て来ました。また、哺乳などを入り合ってやっているけど、人が大勢来て「受け入れが面倒臭い」とも思ったりすることもあるけれど「ようねんを受け入れていく」というところで、肉牛をさし出して豊里の村の動きにしていくんだな。というような気持ちの変化があったり、自分のやる事が決まっている人も、それは他の人に任せ、ようねんに関わっていく、などと面白い動きになってきています。
豊里は刺激的な春を迎えていますが、各実顕地でも日頃の暮らしや職場のなかで、ちょっとした刺激、そこからの思わぬ効用があるのではないでしょうか。

こんなふうに、私たちが日々実顕地でやっていこうとしていることと、昨今の世界情勢とは、どこでどのように繋がっていくのでしょう。この数年、継続してとりあげてきた「一つ」のテーマですが、今、改めて「一つ」を、自らに問う時ではないでしょうか。
今月も、明るく楽しく共に進んでいきましょう。

実顕地研鑽部