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野火、カシューナッツ、ニーム【タイ】


 タイに来て、一ヶ月たちました。毎日の暮らしは。 それこそ、初めての連続。毎日が目新しく、過ぎてゆきます。

 先日は、野火がありました。上田さんが火事だと、呼びに来て、水をくんで、現場に行きました。とにかく、実顕地のほうへ、燃え移らないように、手で、バケツの水を打ち水するようにかけていきます。

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 幸いにも、しばらく前から時々雨があり、風向きも逆だったので、ユーカリの森には燃え移らなくてすみました。話に聞くと、消防所に通報しても、中々来てもらえないとのこと。

 以前、火事で消防まで呼びに行ったが、4人揃わないと行けないというので、一緒に人を探して集めたら、今度は所長の判子が要るということで結局、出動までに3時間。消防車が来たときには、すでに燃え尽きていたそうです。

 今は、実顕地に手作りの消防車があり、今回も大活躍でした。裕子ちゃんは言葉がほとんど通じないのに、ちゃんと隣の住人たちに火事を知らせて、消火に来てもらってました。川添さんは、火事!と飛んできましたが、皆、延焼しないように、見張っているだけなので、しっかり写真を撮っていました。

 結果からいうと、うまく燃えてくれて、(次の火事のとき、延焼してこない)いい野焼きになったみたいです。10ヘクタールほど、となりの荒地が燃えて、鎮火。明け方には雨も降って、一安心でした。年に何回かは、火事があるそうです。

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 先日のバンコックからの奥様方参観のおり、カシューナッツの収穫も楽しんでいただきました。私もカシューナッツが実ってるのを初めてみましたが、チョンプー(果物)の実によく似た赤い実の先に黒い皮のカシューナッツがくっついています。ナッツの部分だけとりはずし、乾かして、炒って、食べられるようになります。

 上田さんに誘ってもらって、実顕地から東の山間部に近い農村へも行ってきました。カンボジアの国境近くです。さとうきびやキャッサバ、ユーカリの畑がずっと広がっていました。水路の水は青く美しく、田んぼのあぜを牛の群れがのんびり草を食んでいます。家々のまわりは、きれいに清掃されていて、気持ちのいい場所でした。以前、マリーゴルドの栽培をお願いしていたそうです。今回はニームの葉を集めるということでした。

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 実顕地に暮らしているというだけで、普通の観光では、けっして味わえない、色々な経験を楽しませてもらっています。

【雄物川実顕地(タイ交流中) 植松ひとみ】