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やること・やらないこと


やること・やらないこと

やってあげたいを考えてみる

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◯年間テーマ

やること・やらないこと

○2月度テーマ

やってあげたいを考えてみる

 

 

先月26日から内部川で開催されてきた研鑽学校が明日出発します。実顕地メンバーの研学としては初めての1週間開催、午後の研鑽会は学生だけで自主運営するなど、新たなチャレンジもありつつ進んできました。3月には三重県地区と別海実顕地で会員研鑽学校が開催される予定です。

各地の暮らしや職場の中からいろいろな実例が寄せられてきています。

愛和館を改装するときに、洗浄機の水槽の蛇口を1つにするか、2つにするかで意見がわかれました。1つだと洗っている時に他の人が来たら、洗ってあげたり洗ってもらったりして、そういうのがいいのではと思っていた。蛇口は2つになり、片方で洗っていても、もう片方も使えるし、老蘇さんたちも自分の食器は自分で洗ったりと、やれるところはやっているので、今は蛇口2つも良かったな~と思っています。

駐車場に引いてあった白線が薄くなり見えにくくなったので、白線を引いてくれた。ところが引き直した白線も薄くて見えにくいのでもっと濃くして欲しいという声が上がりました。そういった意見を大きく採り上げることによって、白線を引いてくれた人や、引いてくれて良かったという意見が消されているのではと話題になりました。

客間の掛け布団を買い替えたいという話が出た。年に数回しか使わないのにそこまでするかなあ?と思ったけど、「お正月とかに帰ってくる人に暖かい軽い布団で寝てほしい」と言われるとなんだか言いづらくなってきた。そうしてあげたい気持ちもわかるけど…こういうのってどう考えたらいいんだろう?

職場で美化や整備、衛生管理などを考えるとき、「ポイントをつかむ」ということを意識している。きれいな状態を保つとかきちんと管理されていることは悪いことではないが、どこまでやるかということになると、人それぞれ観方や考え方に大きな違いがあったり、そのことに気を置けば置くほどやりたいことが増えていく。やりたくてもやらなくてよいこと、どこにポイントを置くか、ここさえ押さえたら崩れないポイントをつかむ、というようなことを考えながらやっています。

お正月は春日山で特講が開催され、会場の美化などみんなで準備をしてきました。年末年始の開催ということで、食事はご馳走が続き、村の檜風呂は、特講生が入る前に美化の時間をとり一番風呂のような迎え方をしてきました。里帰りで来ていた元学園生から「特講生がこんな豊かな暮らしをしていたら特講にならないのではないか」という声も聞かれました。特講生にとって特講の目的に合う環境とは、足りない、満足できない、困るなどの要素もあるかもしれないと話題になりました。

・やってもらって当たり前

・「良くなることは良い」だけで良いのか

・便利になるのは良いことか

・やり過ぎということはないか

日常さまざまな実例をこのような視点からも探りながら、今月のテーマについて考えていきたいです。

実顕地研鑽部