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研学Ⅲ その後の私… 【一志】


小学校3年生 社会見学の参観案内をやってみて

 今回は第1GPなので、やってほしいと言われてやりたい半分、イヤダ半分で受けました。

 以前、高等部女子の参観があった時、案内でわいてくる言葉がなく、ただ見てもらうだけだったなという経験があったからです。

 しかし今回はなんとなく「伝えていきたい」という気持ちがわいてきました。

 まずGPとはどういう所なのか考えてみました。その時「つくった人の思いを受けて、次の人につなげます」というテーマがうかんできました。そうだ、GPも鶏さんが毎日生んだ卵を食べる人に繋げているなと思え、養鶏部にいた時に見た、鶏さんが卵を産んだ姿がうかんできました。私には母鶏が一生けんめい踏ん張っているように見えたので、このことも子供たちに伝えたいなと思いました。(案内の時、「ウ~ン」とふんばってみせました)そして、その卵1ヶ1ヶを大事にしたいと思いました。そこで、小さい卵から順に特別大きい卵まで用意して子供たちに見せて、皆が食べる以外にも卵は沢山あってマヨネーズや、皆の好きなケーキやお菓子の材料になることを伝えました。叉、途中で出るホール卵(穴のあいた卵)や少しの汚れの格外卵もみせて、これらはペットフードになりますと伝えました(本当のところはよく知りませんが)     GPってすべての卵を大事に活かして使われるよう分けている所なんだなと改めて思いました。

叉、機械や社員さんもみえてきました。

 1棟2万個前後の卵を洗って重さをはかり、人の目では見えないヒビ卵や血卵を検出してくれ、大きさ別に出すのを1時間でやるなんて すごい機械。

 叉、7人の人が各部所に別れ それぞれ思いっきりやって成り立っている・・7人で「一チーム」だったんだって、社員さんがぐっと近く感じました。

 卵の説明を考えていて「豚のいた教室」を思い出しました、小学生が食べるためにクラスで豚を育てたけど、いざ大きくなると情が移って食べれなくなって、Pちゃん(豚の名前)をどうするか皆で考えるという実話です。

「母鶏が一生けんめい産んだ卵なんだ、そんな卵をたべれない」なんて言い出さないでと思い、フト思いついたのが「贈り物」という言葉でした。「卵は皆が大きく健康に育つためのトリさんからの贈りものです、いっぱい食べてね」という言葉で終わりにしました。    今回は研学Ⅲに行かせてもらったのが大きかったです。「万象悉く流れ移りゆく」私の心の中にも流れているものが沸いて 感じて 発露させてもらった、それを強く感じるいい機会でした。

この参観案内をやらせてもらったことで、研学Ⅲの価値がみえてきました。 

鈴木麻知子 一志実顕地