村に包まれた一週間
2012 春の春日山楽園村ムービー
開催の少し前、製麺の坂本さんから、
「子ども達に、うどんづくり体験できる機会をつくりたいんだけど、どうかな?」
と声かけられ、実行委員会のみなで、楽園村初のうどんづくり体験を描き、いざ当日。
製麺所では、子共用の長靴から服に帽子まで、全て用意してもらってあって、受け入れには農産加工から4人も出迎えて待っていてくれました。
初のうどんづくり体験に子ども達も、
「ちょー楽しかったー」
とほんとあじわったようです。
毎晩の集いで、ギターを弾きに来てくれてる三原さんからは、
「最終日にでも、僕ら村人から子ども達へ、歌のプレゼントをしたいと思ったんやけど、どない?」
7日目の夜の子ども発表会では、「陽のあたる道」を会場の村人全員で合唱となりました。
数え上げたらきりがない、村に包まれ一週間の楽園村だったなと思います。
そんな村の暮しの中、子ども達は何を感じ、そしてひとりひとりの心に何が残っていくのでしょう。
今回スタッフは久しぶり、または小学生楽園村は初という人達の感想を紹介します。
【春日山実顕地 紺野正二郎】
幼年楽園村フォト

今回は初めて我が子と一緒にやるというのと、文句ばかり言ってる高学年の女の子達とのやり取りに、前半は、迷い、戸惑うことも多く、どうなることかと思いましたが、四日目のスタッフの中間研の時に、我が子の様子が気になることや、今思っている不安なことなどを皆に聞いてもらって、その時色々言ってもらったことが私の心に入ってきて、随分楽になりました。
そこからまた、新たな気持ちで後半をスタートできた気がします。
後半は、高学年の女の子達とのやり取りも私の中で随分変わってきました。
私が何か伝えて、文句ばかり言ってきても、そのことに自分が振り回されなくなりました。
「じゃあ、もうしなくていいです。」
とはっきり言えるようになりました。
そんなこんなでやっていたら、その子達も可愛くなってくるのです^^。文句言ってくるのも少なくなってくるのです^^。本当にその子のいいところが、沢山みえてくるのです^^。
森の運動会の大縄跳びで、うまく飛べない一年生の女の子を、その子達がずっとおんぶして、文句一つ言わずに皆を励ましたり、、何回も何回もチャレンジし、最後にみんなで飛べた時は、本当に感動ものでした。
本当によく頑張ったなーって思いました。
我が子とのやり取りでも、本気で我が子と向き合う場面も出てきました。今は、謙也とやったらいいと送り出してもらう時間もありました。
その時初めて謙也の今の素直な気持ちを聴くことができたように思います。(あぁ、自分だったんだな〜)と思いました。このことで謙也と心から通じあえたような気がして、こういうことを自分は今まであまりしてこなかったなーと。こういうことをちゃんやらないといけないなぁーと思いました。
とは言え、謙也のことは、これからもまだまだ色々ありそうです。でも自分ひとりでなんとかしようとしないで、皆の中に出して、研鑚しながらやっていきたいと思いました。
私にとってこの一週間本当に色々ありましたが、学ぶことも多かったです。今回楽園村のスタッフをやらせてもらって、本当によかったなぁーと思います。今回学んだことを、日頃の子育てに生かしていきたいと思います。
小学生楽園村フォト
僕は、子ども楽園村が初めてだった。うわさでは、中学楽園村より数倍えらくて、四方八方から子どもがとびついてきて、なぐられたり、蹴られたり、やりたいほうだいされると聞いていた。不安しかなかった。
楽園村が始まり、荷物整理のとき、生意気なのがたくさんいて、不安が恐怖に変わった。子どもが怖かった。
でも、まずは、仲良くなることにした。子どもは、僕のことを知らないのに、いきなりおんぶをせがんできた。人見知りの僕は、少しとまどったけど こころよくひきうけた。軽かった。「この程度なら楽勝だ」と思った。
でもそれは、大きなまちがいだった。1回おんぶをしてやると、「おんぶをしてくれる人」というのが定着して、いろんな子がとびついてきた。うわさ以上だった。1日目ですごくつかれた。
でも1つ楽しみがあった。1日、1日、子どもが成長していくことだ。1日目できなかったことが2日目では、できるようになったり、高学年の子が日をかさねるごとに素直になったり。それをモチベーションにがんばりました。
楽園村に行くことで、子どもが成長していく、楽園村ってすばらしい。
夏も行けたらいきたいです。