第26期 春日山幼年部 出発式
3月13日は10名の幼年さんの出発式でした。笑顔いっぱいの顔顔・・・。
この笑顔が村中を駆け巡って、この一年、たくさんのプレゼントを私達は齎されました。
入学当初から見たら、一回りも二回りも大きくなって、仲良し度も何倍にもなって、お父さんお母さん達の仲良し度も一段とアップしたようです。
前日の『出発おめでとう発表会』では幼年部一年の歩みを物語りで見せてもらいその成長に感激し、お父さんお母さんの出し物も中等部生と係りさんのチヤーガールの踊りもなかなかでしたね。
光田農園でおなじみの光太郎さんはお父さん役から、お兄さん役から、最後のチヤーガールまで、大活躍でした。
当日の出発式は10人のきりりとした姿が、頼もしかったです。
お昼のお祝い会食の時間帯は祖父母も参加して、愛和館全体に広がりました。
またこの日はヤマギシ会運研もあって、みんなで、お赤飯でのお祝いとなりました。
みんなー 楽しかったねー また帰ってくるんだよー!いってらしゃーい
それは、これからもずっと、続けてやっていけることかなと思っています。 我が子、翔大を送り出したけど、一緒にやっている他の子ども達の成長も嬉しく、見てもらったり、言ってもらったり、親同志も繋がってきた実感があります。子ども達の成長を感じ、親として自分は何が出来るかなと考えたり、言ってもらって、実践してみたり・・・。 自分にとっても、大きな一歩を踏み出した一年になりました。 楽園村のテーマ「育てたいのは 共に生きる力と心です」 まさに、子ども達は24時間一緒に生活することで、共にということが、頭ではなく体感出来たのかなと思います。 自分も大好き、人も大好き、自然も大好き。これって いいなあ!!
(春日山実顕地 吉田佳子)

(大阪府 小野寺隆幸)
- 楽しくなければ幼年部の親じゃない
- 楽しいだけが幼年部の親じゃない
ぼくは先月37才になりました。当たり前だけど、生まれてから1年間が37回。 その37回、どれも今のぼくを作るうえで意味があって、”人生無駄なし”と実感していますが・・・この幼年部の親になれた1年というのは、自分の人生の37回の中では一番充実したものにできたと思っています。 それは確実です。 まだ、長男を幼年部に入れるということが、実感としてなかったぼくの1年前は、幼年部に我が子を送っている親というのは、何か狂信的な特別な人間なのか?と何となく思っていたのですが・・・。 実際に、自分が幼年部の親になり、一緒に幼年部の子供たち、親達と交わっているうちに、子供も親も、みんな普通で平凡なただの人間そのままなんだと、あらためて分かりました。 みんな日常のことで悩んだり、楽しんだり、迷ったり。 そんな普通の人間が、幼年部がそこにあるということだけで、眩しく輝くというか、響き合うというのか・・・ 幼年部の子供たち、親達、お世話をして頂いている係の方々、その周りに関わっている無限の人たちや物事など、すべてのことについて、とても素晴らしいことがありますが、とてもじゃないけど語り尽くせません。 言葉では、どう頑張っても言い表せない思い、言葉のもっと外側にある空気のようなものが、ガチャガチャとにぎやかに、様々な色として、心の中には満ち溢れているのですが・・・ ただ言えることは、言葉ではなくて、実体験でしか分からないことが、確実にここにあるということです。 幼年部で生活している子供たち、送り出している親達、幼年部を支えてくださっている方々。 実際にやった者しか分からない、”何か”が、ここには確実にありました。
(愛知県 安岡太郎)
いよいよ幼年さん達が出発するけれど、終わりではなく、「出発」という言葉がぴったりだな。 子供は子供どうし群れの中で、親は親同志の繋がりの中で、育ち合ってきたこの輪をもっと大きな輪に拡げていきたい。 五月の春まつり、「幼年親子で何かやりたいね」の声に応えたくて、一生懸命準備している自分。でも何か力の入れ処が違う・・。 私は何をやっていきたいんだろう・・。 親子デー毎に親で寄ったり、研鑽学校に送り出し合う中で、みんなでいっぱい笑って泣いて考え合った。 子供達の合宿や楽園村もみんなで関わり創ってきて今思うこと。 「何をやるにも元が大事」どんな心で何を願ってやろうとしているかということ。 一人一人の持ち味とよさと顕し方で共にやらせて貰った一年間。こんな間柄の親達の中で、子供達は安心してのびのび育っていける。 秋の親子デーで長くつ洗いをした時の会話。 「お母さん、水バチの水替えたいから空けて。」「重いから無理かな。」 と私。 「二人でやったらできるよ。一緒にやってみようよ。」 とにこにこ顔の遙海。 娘の中に確かな育ちを感じ、村に包まれ、子供達の暮らしの中で蒔かれた種が芽を出し根を張り、これからの人生の中でどんな花を咲かせ実を結んでいくのか楽しみです。 2004年7月12日にこの世に生を受け誕生した遙海。 小さいけれど、力強く光輝いている命を前に、この子が幸せに生きていける為には何でもやりたいと湧き上がってきた。そして今、子供達が幸せに生きていける為に何をやっていけるかを幼年部へ送る中で体感させて貰い、もっと探りながら共に進んでいきたいなと思う。 最後に、遙海を幼年部に送り出すにあたり、本当に沢山の人の心に触れ、又自分がヤマギシズム学園へ送り出された願いを親の立場となり改めて知った一年間でもありました。 “愛児に楽園を”一緒にやらせて下さい。
(春日山実顕地 奥田なな瀬)
(春日山幼年部 正田良子 矢内優子 穴澤小晴)
(一志実顕地 遠藤力)
故郷、仙台のことに気がいっていたこの頃。道端に小さなタンポポの花を見つけたような記事でした。
末の息子は豊里幼年部3期生。見たことのない、ふっくらと伸びやかな、笑顔を出発式で出会った。
こころに響いたものだけで、幼いわが子を送り出しました。今、それが何なのかを日々探っています。