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私意はどこへ行った?【研学交流研】


第1618期ヤマギシズム研鑽学校

 11月11日(日)春日山実顕地の交流館で研鑽学校Ⅰの受け入れ交流研鑽会がありました。

 今回は学生が7人でしたのでこじんまりした受け入れ研でしたが中身はなかなか濃かったです。

 話題はもっぱら『私意尊重公意行』でした。このことに出会えてよかったとかこのことを思いっ切り研鑽できたと実感したのは初めてです、という感想を述べている人もありました。人数が少なかった分、人と人がグッと近くて何か寄って、言っていきたくなる場面も人任せにせずにできたと発言している方もありました。

 研鑽会もあるけど、生活が濃かったです、と最初に口火を切った24歳のリュウジさん。研学中に誕生日を迎えて「バースディ事件」もあったようですが本人もまわりの人にとってもいい研鑽材料だったようです。いい誕生日になってよかったですね。受け入れをした食生活部も一日その話題だったようです。

 彼は養豚部にも職場研鑽に行っていて、作業を夢中でやっている彼に受け入れてくれた人から、
「俺の私意はどこへ行った?」

と声をかけられたそうです。又、

「集中と夢中は違うよ」

という声かけもあったようで、そのフレーズは持ち帰られて繰り返しささやかれたようです。
まわりに伝播して、考えるキッカケになりましたと他の人から感想がでていましたね。

 研鑽学校は生活が即実践になっていくというのも出ていました。みんなの力ってすごいナーと。どこまでも調べて行こうという気持ちが大きいとも。

 受け入れをした養豚部の永見さん・山崎さんから、
「受け入れってラッキーです。得してます。研学生が今そこなら(考えているところが)じゃぁー自分は何処なんだと自分を振り返る機会になります」と。

 今回の参加者の中には新潟三条の花時計さんとか、榊千恵美さんの保育園とか職場に特講・研学経験者が増えて職場はもちろんのこと、地域での活動の元種になっているのですね。

 最近の研鑽学校参加の動機で何かにいきづまったり、この先の人生をどう生きるか?と思った時『あぁー研鑽学校があるじゃない!』と久しぶりに参加される方があります。そんな風に思い出せる研学があるってすごい価値だなーとあらためて思ったりしました。

【春日山実顕地 平島春美】