あなたを感じてききます【集中研】
Posted by 豊里実顕地 沖永雅子 | 2013年 2月 18日 PM 5時 55分 in 研鑽生活

2月16‐17日、春日山交流館でヤマギシ会集中研がありました。
去年の6月に第1回、10月の第2回に続いて3回目、参加者14人、スタッフ5人で共に研鑚しました。
テーマは「聴く」です。
今回もやはり、クライマックスは、聴く態度の実践でしょうか。
みんなで見出した言葉は、「今からいいます」「あなたを感じてききます」でした。
伝えたい人がいる、その人の存在が浮き彫りになってくる実感をみんなで味わいました。
それと、10ヶ月の赤ちゃんを連れて参加したお母さんがいます。
赤ちゃんを別室で見てもらい、休憩時間におっぱいを飲ませながらの参加でした。
子育てに試行錯誤している今こそ、一緒に考えたいという周囲の会員の熱いねがいと連係プレーで実現したことです。
たった1泊2日ですがどこまでも「聴く」を共に研鑽していくだけで、心のこんなに深いところまで探り、そんな一人ひとりを、熱い心で包み込んでいけるお互いになれるんだという新たな驚きもありました。
【豊里実顕地 沖永雅子】
ヤマギシ会集中研感想文
集中研をやってみて、“聴く”ってどんな感じなのかわからなかった。自分ではできていると思っていたが、みんなの意見をきいて“聞く”ことしかできていないと感じた。
“聴く”ことは人を思う気持ちが重要で、“あなたを感じながらききます”と思って相手の話をきいたらすんなり自分のこととして話がきけた。相手の背景や思いをくみとり、“聴く”姿勢をしていきたい。
これがみんなでできることによって“幸福”ということにつながるのではないか。人間だから人間という心と心で会話していきたい。
生きていて本当によかった。母親が生きていたら、ヤマギシという世界が身近にあったと伝えたかった。
今後は彼女さんを特講に連れていたいと思う。
人との出会いに感謝です。ありがとうございました。本当にきて、よかったです。
愛知県 男性(26歳)
今まで参加していた妻からすすめられた事もあり、軽い気持ちで参加したのですが、テーマ「聴く」ということで、この1泊2日の集中研でここまで深く研鑽できるとは、思ってもみませんでした。
この集中研を受けるまでは、人の話を「聴けている」つもりでしたが、結局話している人の気持ちをくみとることができておらず、その人の為と考えていつもその回答を考えている事自体、実は自分よがりであるという事に気付かされました。相手の人の事を考えるのではなく、感じる事の重要性、気持ちをくみとる事が大切であり、妻との会話だけでなく、子供と話をする時の心がまえなど、どこまでできるかはわかりませんが、少しずつでも実施していこうと思います。
またこの2日間、皆さんといろいろ話ができ、あっという間の楽しい時間でした。
愛知県 男性(45歳)
1泊2日やってみて、一番印象に残っているのは、聴くで、班に分かれてやったこと。
「あなたを感じてききます」
存在を感じて「きく」ことの心地良さを味わいました。その人の存在が感じられるということは、こんなにうれしくて、心がやわらかくなるなんて。
今までの「きく」は、どんなところできいていたんだろうと、あらためて振り返りました。きいてるつもりで、自分だけの世界でやっていたんだと思います。
1泊2日でしたが、聴くをこんなにも探っていくなんて。この集中研のおもしろさ、大切さを感じました。
聴くことを通して、もっともっと生き方を探っていきたいと思います。
聴くことが社会づくりに繋がるんだと、気づかせてもらいました。
兵庫県 女性(58歳)
「聴く」というテーマだけでも、そこに寄る人、同じ人がいても考える時期によっても本当にいろんな事がでてくるし、変わるんだと驚きました。
初めて参加した昨年の6月の時は人の話は超が付くほど一方通行で、「そのまま聴く」「自分の思いをのせないで聴く」とやっていた自分がいて、なんだか寂しいなあ、しょせん私は一人なんだと思いました。でも参加するなかで、どうやら一人ではないらしい、その先に何かあるかも・・・と出発した気がします。
そして今回、今は、みんなの中にも私がいると思えて、とても温かい気持ちになりました。
集中研が進んでいく中で、みんなの話す言葉一つ一つが、その人が今まで生きてきた人生の中からでてきた、とても、大切なもののように思えて、その大切なものを私も大事に受け取りたいと思い、自分の聴く態度をあらためました。
そうしたら、なんだか自分の気持ちも温かくなり、自然と顔も笑顔がこぼれてきました。久しぶりに、自分が心から温かい笑顔になれた気がします。
地域に帰っても、その人が何を言わんとしているのか、その言葉だけにまどわされずに、その人全部をしょいこむのでなく、つつみ込むぐらいの大きな気持ちで、上でも下でもなく謙虚な気持ちでやっていきたいです。
愛知県 女性(46歳)
研学Ⅱを3月2日に出発してきました。聴く、言う態度をしらべる時、言葉に出して「言う態度で言います」「聴く態度で聴きます」となり、翌日長いので「言います」と言って発言しました。「はい」と皆の視線が集まります。
気恥ずかしかったですが、声に出すと世界が異うくらいに相手に分かるように、また全身で聞こうとしました。今まで、ほんとうに聞けてない自分でした。集中研で、一泊2日もそれのみを研鑽されることの大きさを思いました。もうぼやけてる自分があって、「聴く」研鑽を時々やりたいと想いました。
集中研のスタッフを今回もさせてもらいました。
ちびちゃんの乳母役に徹してくれるきみえさんが心強かったです。
思わぬ雪景色の中、寝るとき寒くないように実顕地衣生活からはたくさんのあんかが届きました。
お昼のカレーうどんはお腹も心もあったかくなるものでした。
帰ってきてからも、ホワホワした感じで春がくるのが待ち遠しです♪
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