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大震災支援 豊里委員会④ (3/22)


3月21日臨時運営研を開催し、現在の震災による被災や原発事故の状況を踏まえて、

「今後、豊里実顕地としてやっていくこと」をテーマに研鑽しました。

1)支援委員会からの報告

①豊里実顕地からの義援金500万円は、「中日新聞社会事業団」に申し込み、被災地へおくられます。

②救援物資の提供と、三重県からの要請に基づき救援物資の輸送を行いました。
 前回、運営研で提供することになっていた「精米 30kg入り150袋」は、現在求められている救援物資に入っていないので、今の所提供していません。

③現在被災等された親族14人を受け入れています。

2)被災地へのボランティア活動について

現在、被災地でのボランティアについては、現地で宿泊、食事、装備などを一切自前でまかなえるボランティアでないと、受け入れてもらえるのは難しそうです。

但し、今後倒壊した家屋の残材や漂流物の片付け等、膨大な地域に大量の人数がボランティアとして必要と予想されます。それに備えて検討と準備を始めたいです。

3)一般被災者の受け入れについて

「ぜひ、豊里実顕地で一般被災者の方を受けいれていきたい」と今回の運営研では一致しました。まず「受け入れます。」ということを表明することになりました。

その上で、来てもらえることになった方々の状態や要望に沿って実現できるよう、具体的なことは一つひとつ解決していきたいと思います。

まずは、「交流館で50室、100人程度」を一応の目安にして、三重県や津市などの行政機関に、意思表明をしていきます。

又、行政機関経由だけでなく、ヤマギシ会会員、案内所、供給所、元参画者などのルートでもこの意思を伝え、情報を集めていきたいです。

・できたら被災地の集落ごと移転してもらったらどうか。
 自主運営方式の形が、来られる人にとってもいいのではないか。

 

・こられる方の状態によっては、いろんな施設を利用していきたい。
 元高等部男子生活館、元大学部女子部生活館、元中等部男子部生活館等・・・

 

・自分達が移動して、生活館を一棟空けることもできる。

 

・被災者の生活だけでなく、仕事も提供できるのでは。

4)農業・畜産実顕地として

直接被災された方への支援はもちろんですが、今後日本全体で食料の供給が逼迫することが予想され、農業・畜産を本業とする豊里実顕地としてやるべきことを進めていきたいです。

①この地方のパン等の食品メーカーが大量増産体制に入っているため、その際発生するロス品や副産物が増えてきていますので、それらを積極的に受け入れています。

②三重県より問い合わせがあり、飼料としてロールベーラーを500個提供できると返事をしています。

③被災した家畜(乳牛100~300頭、肉牛300頭)を受け入れ可能であることを、被災3県に情報提供してあります。
 宮城県から、「協力をお願いする時は、連絡する」との返信がきています。

④ジャガイモ、キャベツ等の野菜を増産していきます。
 ジャガイモは、学園舎東の畑で定植を開始します。大量の人手が必要となるので、みんなで積極的に入りあっていきたいです。

 

-3月22日 午前 11:40 発表-

<大震災支援豊里委員会 事務局>