ページを印刷 ページを印刷

第27回養鶏法研鑚会


11/24更新 屋根の話からひろがって

内部川実顕地参観

内部川実顕地参観

水沢養鶏法も6日目を終え、日曜日には豊里へと移動します。
この間、様々なことが各職場や養鶏法中で話題になり、光があたって進んだりして面白かったです。
その中で、一番最初に話題にのぼったのが「選卵の屋根」の話でした。
正しくは「選卵前の販売所の玄関先の、日曜市とかでも使える屋根」です。
1年以上前から「作ろう」となっていたけれど具体的に進んでいなかったもので、せっかく養鶏法をやるんだし、何か「養鶏法で作ったよね」とこれからも形に残るようなものがあったらいいな、と何人かで考えて「屋根を作ろうじゃないか!」とその気になった山本さんが発起人になって、材料を用意するところまで終わっていました。
でもそれは図面を見て材料を切ったり、溶接したりの技術がいるので、山本さんが入る必要がありました。
山本さんは今回養鶏法に参加しているので、じゃあ選卵配置で来てもらって屋根を進めよう、と開催前には考えていました。
でも初日にその話が養鶏法連絡研で出て、いくつかの意見が出て最終的には「今回作らなくてもいいのでは」となりました。
一度はそれで終わったのですが、養鶏法の中で「本当にそれでいいのか?」という話も出て、それが各職場で話題になり、また連絡研に持ち寄って、また次の日各職場へ…。

「屋根をつくりたい、と思っていた人の気持ちを聞いてみたい」「そもそも内部川の人の中にも屋根の話すら知らない人がけっこういる。それってどうなのか。」「もっと屋根の話をみんなのものにして、結果作るのは養鶏法終わってからになってもいいんじゃないのか」「屋根をどこに作るのか、まずそこを見たい」「実顕地参観をしよう」「じゃあいつ、どの時間に…」
こんな話題を数日かけて練っていって、5日目に内部川参観、6日目には美里参観が実現しました。
各職場の人がそれぞれ熱く語ってくれて、とくに屋根の部分では現場と、用意されている材料も実際に見て、情熱を傾けている浅井典子さんの話も聞きました。
僕は一緒に参観について回りましたが、その時にある人が「内部川、いい所だね!」と言っていたのが印象的でした。

職場での寄り合いで出しあって、養鶏法の研鑽会で何らかの進展があって、それが連絡研で出されて、また次の日職場へ、ということの繰り返しが面白かった。
一回の研鑽会で何か劇的な変化がなくても、繰り返しのなかでゆっくりと盛り上がってくる感じ。

日々様々なテーマが自分の中に出てくるけど、それを何かの場に出してみる、出すことで考えてみるということを、今までもやって来たつもりですが、やっぱり出してみて初めて分かる何かがあるなあとこの一週間実感しました。
8-P1011132
…こうやって書いてて、こんな文章でいいかなあと不安な気持ちが出てくるのは「多分養鶏法のことは僕が投稿しないと誰もしないだろうから、あんま適当なこと書けないなあ」というのが自分の中にあるからだと思いました。
それも自分が勝手に思ってる部分。
「そんなこと思ってたけど、それもどうなんかなと思って書きたいこと書いたわー」と明日、職場で出してみよう。

【内部川実顕地 石角聡】

11/20

11月18日より、水沢地区で実顕地用養鶏法研鑽会が開催されています。
男性12名、女性2名。ちょっと偏ってるかな…でも大丈夫。会場となっている内部川実顕地は男性より女性の方が1・5倍の人数なので、足したらちょうどいい感じになります。

水沢地区で養鶏法をという話を数カ月前からして来ましたが、本当に「やろう」となったのはここ数週間のこと。
いやあ、本当に開催しちゃったなあ…というのが正直な僕の感想です。
でも、やるとなったら準備も着々と進んできました。食の部分も美里と内部川の食生活が合わさった動きをしていくことで、昨日今日と美味しい食事をいただいています。
いつもは2テーブルで収まっているところが、愛和館いっぱい使って食事する風景は、やっぱり活気があります。
僕は実行委員や連絡研に顔も口も出していましたが、最後の方はみんながどんどん進めてくれて、とても楽でした。

開催1週間前から始めた「養鶏法連絡研」も今日から養鶏法の参加者を入れて、新たにスタートしました。
自分の思い描いていたものが、実際に養鶏法が始まってから少しづつ変わっていくのが心地よいです。

養鶏法を受け入れるんじゃなく、一緒につくっていく感じでやりたいです。

【内部川実顕地 石角聡】