ページを印刷 ページを印刷

繋がりを知る精神【養鶏法】


豊里に来てからの養鶏法は毎日半数のメンバーが入れ替わり連絡研に参加し、年末愛和館美化、玉ねぎ定植、大根引き干し、ミカン収穫、ファームの動きなど次々出てくるテーマに心を寄せながら研鑽が進んできた。内部川でもそうだったけど、豊里実顕地でもその一員として一緒にやってきた。

その時々の一コマの聞いた話の紹介(是非中身は交流研で)

玉ネギ定植では整理研で養鶏法メンバーが喜田さんに「玉ネギを植えさせてくれてありがとう」と声を揃えて言ったら、喜田さんから「それは玉ネギに云うことじゃない」と出てきた。田川柿の研鑽をしていた夜の研鑽会で、喜田さんは日頃、細かい経理をしながら玉ネギをやることで生かされているという気持ちがあって、思わずその言葉がでてきたのかなぁとでた。

玉ねぎ定稙風景

大根引きと干しを進めたい幸枝さんが連絡研に来て「是非養鶏法と一緒にやりたい」と熱く語ったが連絡研では「養鶏法でないとだめなのか」「実顕地メンバーがやるというのではどうか」の意見もあった。「村の年中行事でやってきたけど、入れ替わりで人が入るというより、ある程度の人数を揃えて一気に進めたい作業だから」という幸枝さんの思いが聞けた。それを持ち帰り研鑽した。幸枝さんのそうしたいと言うのを聞いた時、心がどう動いて行くのか。養鶏法では幸枝さんの思いを受け職場から送り出して貰えたらとなり、結果として養鶏法メンバーと実顕地メンバーで一緒に一気にやりきった。幸枝さんの「とにかくうれしかった」の言葉がうれしかった。

大根収穫風景

ファームに肉牛から送り出された建介さんの場合『心を調えることだけやっていさえすれば、現象が調い自然に物が豊富に』を研鑽していて、ネットストアーやファーム、生肉販売と新しいことをどんどんと勢いでやってきたけど、まだ過渡期。これからは心を調えるを自分のテーマとしてやっていきたい。養鶏法でいう×精神50の精神は繋がりを知る精神で、繋がりの中でやっている。

それを聞いた忍さんの場合。カットしトレーに並んだ肉がはみ出しているのを直しながらパックしていて「もっときれいに入れられないかな」と昨日は思ったけど、英夫さんがスライサーをやってくれている、そういう繋がりがあるのに見落としていると思い「スライサー大変でしょう」と声かけた。「大変なんや、分かってもらえる」と返って来た。その心を繋げて自分が受け継いでいるかなぁと思った。

30日夜は豊里交流会にも参加し、一緒に笑ったり聞き入ったりしたけど、続きどんな研鑽になったのかなぁ。
明日の養鶏法との「交流研」でその辺りも聴きたいですね。

【豊里実顕地 喜田栄子】