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一志で開催「全国養鶏部連絡研」


4月14日に、一志実顕地で全国養鶏部の連絡研を開催しました。
昨年まで「技術係連絡研」と呼んでいましたが、技術係だけでなくいろいろな人が参加できたらということで今年から名称も変えて、基本的には毎月開催しています。
先月は内部川でやりました。その中で一志の中村さんが出してくれた一志の現状などを聞きながら「次回は一志でやりたいなあ」となり、今回の開催となりました。
ちょっと急な日程だったのもあり、集まれたのは飯田、夕張、一志、内部川のメンバーで、それ以外の津木、榛名、別海、船南、春日山は今回来れませんでした。
でも一志開催ということで一志の人達が10人近く参加してくれて、いつもとは全く違う顔ぶれで面白かったです。

午後1時にみんな集まって、まずGPの参観。その後研鑽会場に集まって、3時間ほど研鑽会をしました。
いつもはそれぞれの実顕地の概況(鶏の成績とか)を持ち寄って出し合ったりもするのですが、今回は時間が短いこともあって、数字は一切なしで各自が普段やっているところから出し合いました。

僕が印象に残ったのは夕張の奥田さんの話で、今までずっと養鶏をやってきた奥さんの裕美さんが養鶏から離れて今は食生活をやっていて、残った人達にとってみればもちろんわからないことだらけでも、心と力が寄っていって一人一人が「わたしの養鶏部」といった意識になってきているように感じると出していました。
人の段取りも、今までは裕美さんがしっかりとやっていた所を、今は「蔬菜と養鶏一つ」という動きも合わさって毎日それぞれがやれるところを足しあってやっているというのが印象的でした。
僕も普段は段取りをやることが多いですが、かえってそれで一人一人の考える意識を薄くしてしまっている部分があるかもなあ…とかなり思いました。
段取りをしっかりやるから安定してやれるという面もあるかもしれませんが、それもなにを「安定」と見るかとか、もっと内部川の人と考えてみたくなりました。

一志の人達が出していたこともすごく面白く、
「新しいGPを作る話が出て最初は明るい感じがあったけど、もしそれが出来たとしても、GPのことはGPのメンバーだけでなんとかするというところがそのままでいくとしたら、先があまり描けないような感じがある」
「あたしは本当は平飼いをやりたいのよね!一志の養鶏も楽しいけど。去年内部川に一志から交流に何人か行ったけど、ほんとはあたしが行きたかったんだー」
「人が足りないから社員を増やすというのは簡単だけど、一人社員を入れたらそれだけ人が入りあう部分がなくなると思う。」
「社員と実顕地メンバーって、違うんだろうか。違いがあるとすれば、何が違う?」
…ちょっとまとめるのが難しかったので、印象的だった発言をとりとめもなく書きました。

でも、一志の養鶏の方式は、平飼いとは全く違いますが、やろうとしているところに何の違いもないというのは思いました。
飯田の種鶏の話も、採卵鶏とはまた全然違う要素があって新鮮で、それも書きたいですが、長くなりすぎてもアレなんで、このへんで。

今回参加できなかったメンバーは、ぜひコメントをお願いします。

【内部川実顕地 石角聡】