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津木、六川を訪ねて【全国養鶏部連絡研】


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毎月開催されている「全国養鶏部連絡研」を、今月は津木実顕地でやりました。
いつもは内部川実顕地でやっていますが、やはり榛名や津木、別海など遠方の人は来るのにも一苦労みたいなとこがあって「じゃあ津木でやってみるか」となりました。

当日、豊里で集合して、和歌山で。船南の水田夫妻は直接津木へ。
車中で「せっかく和歌山行くんだし、六川にも寄っていこう」となり、六川参観が突然決定。
津木の杉本利幸君に連絡したら、六川に連絡してくれて、上中勲さんがわざわざ参観案内をしてくれました。
六川の歴史建造物(民家とか前の愛和館とか)を一通り見させてもらい、ひとしきり感じ入った後は本命の津木へ。

昼ごはんの前に、利幸くんの案内で鶏舎をぐるっと一回り。
「鶏がおだやかな感じー」
「雄鶏が立派だわ!」
それぞれ感想をつぶやきながら、昼ごはんを頂き、午後からは津木のメンバーも入っての研鑽会。
内部川から途中参加のメンバーも到着し、総勢10数名での研鑽会でした。

ずっと津木で養鶏をやっている杉本さんが、ずっと参加してくれて、僕は初めて聞く話ばかりでとても面白かったです。
印象に残ったのは「卵販売が減って来て卵が余るから、全体羽数を減らそうとなると、もっと卵を拡げていこうという気持ちがなくなっていく。」という話でした。
供給が少しづつ減っているのはどこも同じで、それに合わせて羽数も減らしていくとジリ貧になる。
でも減らさず卵が余っていたら、どうにか他の売り先を考える方に頭を使うようになる…そういったことを言いたかったのかなと思いました。

他にも、鶏の体重を杉本さんや利幸くんに聞くと「あんま測ったことないからなあ…」という衝撃の返事が!!
「ここの鶏はいつごろに入った鶏?」と聞くと、「んー、羽数カード使い回してるからなあ、えーといつやったかな…」。おもしろすぎです。
かなり癒されました。
数字でなく、鶏に聞いて…みたいな感じなのかなあ。
体重は測る必要ない、とは思わないけど、あまりそればっか見ても、実際の鶏から離れてしまうのかなと思いました。

毎月、丸一日を割いて全国から集まるのは簡単ではないけど、これは続けていきたいです。

最後に、選卵場の壁に貼ってあった一人一人の目標みたいなのが、面白かった。

内部川実顕地 石角聡