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多摩実顕地で開催「村づくり研」


2月14日(土曜日)
13:00~17:00 多摩実顕地 村づくり研
19:00~21:00 東日本実顕地 村づくり研

2月15日(日曜日)
8:00~10:00 土曜市(朝市)出発研

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多摩実顕地の村づくり研は、進行役に稲越君が入ってくれて、全員参加(一人療養中ですが)で始まりました。
参加してみては、一週間前にあった多摩の運営研その時から、私の中では、すでに始まっていたように思います。

運営研のそれは、今回の養鶏法研に福崎さんを送り出すには?と
同時期に大阪供給所に志方さんを送り出すには?を考える研鑽。
練馬供給所では、福崎さんがずっと養鶏法研に行きたいとしていて保留、今回?は
事務の社員さんが最近に辞職して、今までより悪条件の中から、送り出す!をあの手、この手で研鑽して生み出して。
志方さんに関しては、つい先日広島供給所に交流に行って来たばかり、他メンバ-から、なのに・・なのにが出てきて。
湘南供給所としては、広島供給所に送り出して多摩供給所から応援が入ってみて、これから見直す所が見えて
社員さんと研鑽してやろうとしてるのに、落ち着かない?どうなのか?
それも含めて、養鶏法に送り出し、大阪へも送り出すを生み出していきましたね。
この研鑽会で、練馬でも寄って寄ったそうで、ふと「寄る」「寄」の字は、大きな可能性って書くんだ!
と、思いついたと・・話が出てましたね。

研鑽の結果、多摩実顕地から大阪供給所へ志方さんを送り出し、
養鶏法研へは、福崎さん(練馬K)加藤きみえさん(湘南k)、追加して、忽滑谷美保子さん(多摩K)送り出しました。

多摩の村づくり研では、
この送り出す動きでロビ-に( )カッコが書かれた段取り表が貼り出された。
( )カッコの表がどう自分にうつるのか?見えるか?
各供給所の今やっているあたり、近くて多摩供給所の考えや思いを深く聞く機会も、今までなかった事だった。

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19:00~村づくり研

今までにない熱気。二重の輪。

三重県方面(美里、一志、大垣、豊里、内部)から7人。那須から6人。岡部から11人。成田から1人。
多摩ファ-ム?朝市?
「今までの供給活動は、一旦棚上げして、まったく別のもので、これからを描くを考えたいよな」
ではじまった。
「名古屋ファームの研鑽会に出て思う事は、ファームも朝市も養鶏も同じ横一線の上でやってるってことだった」
「3年先、5年先、10年先・・どう?考える・」
「このまま広っぱにしておきたくない」
「何か、人の集まるお店とか、色々若者の思考で考えた店を考えたいと思っている」
「多摩は独自で生産何もして無いし」
「いやいや多摩には、場所がある、ある」
「名古屋ファ-ムは場所が無いのに盛り上がって描いてるけど、多摩には場所があるよね。」
「車何台もはいるぞ!」
「多摩は東京と言うけど、東京の田舎だよって三重の人は言ってたな」
「ホントにやりたい事は、子供がね東京に居るんだよね。親の所に来なくても、多摩に寄ってよねって言える場所、
市やファ-ムみたいなもの欲しいんだよね。」
「多摩ファ-ムって言うのは、多摩ほーむっての近くにあるし、間違えるから名前考えたらいいよね」
「トラックで野菜岡部から積んで来れる」
「トラックで、野菜とタカコさんヨシコさんも一緒に来るでしょ」
「でもさ、売れなかったら、そのまま持って帰るって事もありですよね」
「もちろん、それもありだよ」
「岡部でキャベツを3月14日を見込んで考えてる」
「岡部では、ハウスでトマトといちごを今作り始めてる」
そんな時、成田から馬場さんが駆けつけて来てくれて登場。
「なんでもいいよ、部屋に眠っている電化製品や衣類並べて・・・」
「榛名は、たまご?豚肉?」
「那須も豚肉?」
「那須と榛名両方豚肉でもいいよね」
「以前、多摩の朝市で、この豚肉はボクが(榛名)育てた豚の肉ですと話して、買ってくれたもんな~
三重産と書いてるよと言いながらも」
「美里で市は最初はホントにショボかった。でも、ショボくてもやり続ける人が居たから、今があるんだよ。」
「市、朝市は美里が一番最初なんだから、皆知っといてよ」
「もうね、具体的に具体的に準備研したらいいよ」
「そうだけど、事柄ばっかり先より、心だよ」
「いやいや、事柄先にもう、進めたらいいよ、早くやんなきゃ」
「だけど、やっぱり心だよ」

多摩実顕地 佐々木順子


参加してみて、何人かの感想

●今までとは違う捉え方の供給、村の動きになってきてるかなと感じた。

●今までの供給とかを放して考えたいと始まって、供給と出ると、すぐ売上が!計算する、そっちの方に頭が動くんだよね。でも、寄ってみて、これからだよね。

●村の背景の大きさを感じたな。

馬場充昭さんから寄せられたFax

「多摩ファーム(仮称)」に向けて

先日、犬飼さんより多摩実顕地での研鑽会のお誘いのFAXをいただきました。ありがとうございます。夜の「東日本村づくり研」にはぜひ参加したいと思っていますが、昼の研鑽会はちょっと難しいかな・・・。
そこで、FAXに目を通しているうちに、フッと思ったことがあったので、それを伝えたくFAXいたしました。
先日、ファームドウ店を参観したときの話です。店の基本は、新鮮「農家の野菜」をアピールしていくこと。では、多摩ファーム(仮称)を始めるにあたって、我らはいったい何をアピールしていけばいいのか、と考えた時、何も浮かんでこない・・・という内容でした。
そのFAXを読んでいるいちに、フッと思ったこと。
おそらく皆さんも同じ事を考えていると思いますが、我らがアピールすべきは、やはりヤマギシの「考え方」であり「生き方」。共感し、分かち合い、助け合い、共に生きていく、これでしょう。
日本人の心の奥の奥にあり、遺伝子のように受け継がれているもの。あまりにも肉体と一体化しているため、意識にのぼってくることなく、だから、よりいっそう決定的な役割をはたしているもの。日本人の感じ方、考え方、行動に方向性を与え、日本人を日本人たらしめている根拠──日本人の個性の源泉になっているもの。それは「融合して、ひとつになろうとする志向性、または価値観」。日本人のエッセンスです。
ひとつのものをふたつに分け、他を力で圧制すること、そのことで自らの存在をアピールする、これが世界の一般的傾向だとするなら、世界の中で、ただに日本のみ(?)が、ふたつのものを合わせて、ひとつとなし、共に生きていこうとする真逆の方向を持っている特異な国です。 いわゆる「イスラム国」人質問題で、世界は「日本ならいったいどんな解決法をとるか」注目していました。力によらない解決法を日本なら見出してくれるの
ではないかと期待していました。世界は、日本には他国にはない何かがあると感じているのではないでしょうか。
ならば、世界の期待に応えてやろうじゃありませんか。
『われ、ひとと共に繁栄せん』。日本的個性を純粋に追求しているヤマギシズム。多摩実顕地「多摩ファーム」の出番です。
売りものは何だっていい。パンに野菜に、肉に卵・・・はもちろんのこと、愛和館メニューだってかまわない。部屋にねむっている衣類や家電、本・・・何でもいい。会員さんにも、近所の人たちにも声をかけ、いろんなものを持ち寄って青空市場。心と心が触れ合い、共振し、共鳴する多摩ふれあい市場。この場で何かを感じ、何かが芽生えてくれれば言うことなし。
それこそが、初めの一歩・・・。
さ~て、ボチボチ出発しましょうか・・・。

2015・2・14 成田実顕地 馬場充昭

寄って研鑽することの意義

(松本直次さんのブログより)

先日の研鑽会で、練馬供給所のトモエさんが「〝寄る〟っていう字は、ウ冠の下に大きな可能性があるって書くんだよね。」と言っていた。
 〝寄る〟という字の成り立ちがそうなのかどうかは定かでないが、確かに寄って研鑽すると大きな可能性を感じることは確かである。
 多摩実顕地では、土曜日の14日午後1時から5時、夜は7時から9時、日曜日の15日には朝8時から10時まで、全員参加の集中研鑽会をやった。
 夜には、関東各実顕地からも大勢来てくれたし、三重からも2時間の研鑽会に6人も駆けつけてくれて、多摩実顕地の一番大きな研鑽会場で二重の輪の総勢60人を超える大研鑽会になった。

来月14日に予定している〝朝市〟をダシに、これからの多摩実顕地や生産物供給活動をどのように描くか、今までの事は一旦棚上げして、自分たちは何をやりたいか、どんな実顕地を造りたいか、朝市やそれに続く新しい試みの供給活動は・・、朝市を通して何をやるのか、など等、それぞれが出し合って研鑽した。
 2日間集中して研鑽して、それぞれの思いはまちまちかもしれないが、やろうとする大きな方向は、一致したように感じた研鑽会だった。
 やっぱり、トモエさんの言葉ではないが、先ずは〝寄る〟事であるというのが実感。