ページを印刷 ページを印刷

『羊の会』ってな~に?


3月11日(火)に春日山実顕地で老蘇交流研鑽会がありました。春日山では初めての開催です。主に三重県下の老蘇さんが57名それとこの会を企画・盛り上げた「羊の会」の面々に春日山の老蘇介護部の人達とで総勢70名近い大きな集まりになりました。
今回は一人一人に招待状が届きました!
今日の日に向けて充分楽しんだ「羊の会」の静子さんの揺れ動く心情と老蘇介護部の政子さんの熱い思い、それに今回デビューの春日山酪農部の菊池さんの初々しい発言を紹介します。

鈴木静子(60才)
2年程前に世代交代という言葉が出没し「えェー 私達中途半端な世代はどうしたらいいの?自分の立ち位置を見失いかけ、なんとなくしっくりこない日々を送っていました。
そこにここ一年くらいで一気に実動として若い人達の時代にあれよあれよという間になっていき、ますます老蘇でもなく若くもなく、バリバリやれるでもなく、やれないでもなく、、、
そんな私達年代。これから実顕地でどうやって生きていけばいいんだろうと模索する日々でした。しかし世の中見捨てたもんじゃなかったです。今年60才の還暦を迎えようとする羊年同級生(早生まれの猿年の人も含め)なんと10人もいたのです。そう思ったら少々腐れていたこの私、俄然やる気満々になり10人もいるなら『羊の会』とでも銘打って寄って何かやりたい、いや少々の事でなく何かやらかしたいという気持ちがムクムクと沸いてきたのです。そんな時に「今度、春日山で老蘇交流研をやることになったけど羊の会の人達も何かひと役やらないか」と声をかけて貰い、何も知らないわからない私達、やる気と意気込みだけで、色々な人と寄って、寄って又寄ってで進めてきました。
色々な事があったけど、何だかみんな本当に楽しくやらせてもらいました。日々の中で色々な事があれども、若い人も60代になろうという私達もここに今日来てくれた人も来れなかった人も、どんな時も、ひとつでやっていくというのを一緒にやらせてほしいと思います。いくつになっても、まだまだの私達ですがこれからもよろしくお願いします。

北村政子(58才)
春日山で老蘇交流研が開かれることになって、是非とも70代前半の方達にも参加してもらいたいと思い、声をかけました。
老蘇とは『老いてますます蘇る』ですが、まだまだ各職場で現役でやっている人達にはこのお誘いが意外だったかもしれませんね。春日山でやるなら、、、と心良い返事で戸惑いながらも、今日デビューの‘‘お若い“方達も来ています。

菊池昇(70才)
春日山酪農部の菊池です。バイオの現場は仕事として毎日見てるんですけれども今日老人の集団のひとりとして(笑)、バオイマスないし植樹の現地を見ると老人の眼と毎日見慣れている風景と大分ちがうんかなぁと思ってます。というのは今日ここに来る前にヒゲ剃って来たんだけどもまじまじと自分の顔みるとやっぱり70の顔だなと(笑)。 招待状貰った時は「えー、オレは違うよ」そう思ったけど、よーく顔見たら、やっぱり70だよ。招待状来るのもそうだなと思いました。 
『底抜けに明るい』これに対する対局な考え方いわゆるネガティブな考え方ですけれども以前『樽山節考』という本があったんですけどあの文脈に対する対局として『底抜けに明るい』というのが今の暮らしがそうじゃないかなと思ってます。
以前から『底抜けに明るい』って表題はチラチラ見るんですけどこれってどういうことかな?って考えていたんです。それに対してあの「樽山節考」の70才になったらそうなる(山に捨てられる)ってことに対して『底抜けに明るい』ってことは生きてるってことがすでにそうなんじゃないかなって今思ってます。

みなさんとっても嬉しそうで、何より「頼もしい後継者」がこんなにいるんだと喜んでいただきました!!

春日山実顕地 平島春美
羊の会の面々

羊の会の面々