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美里の肉鶏部でやっていて


1月春日山交流会から

1月30日の春日山交流会で「実顕地ひとつの運営」のテーマで他実顕地の5人の話を聞かせてもらいました。
その中で供給一筋でやってこられた美里実顕地の渡辺舟一さんが他職場(肉鶏部)に移って、戸惑いながらも心が開かていく様子をリアルに語ってくれました。

春日山実顕地 平島春美

美里実顕地の渡辺です。こんにちは。
今、美里には美里養鶏場・野田養鶏場・中野養鶏場・東山養鶏場の4つの肉鶏養鶏場があります。今までは美里養鶏場と野田養鶏場が白いチァンキーを飼っていて、それは供給用と業者に出していて、東山養鶏場と中野養鶏場は赤鶏を飼っていて、100%業者に出していてJAと養鶏会社に出荷していてそれがこれからは全部赤い鶏になります。
デッドブロウという品種になって、そこから供給所、業者に出荷になります。

僕が一年半前位に供給から肉鶏になって、その頃は、変わった時ね、肉鶏で受け入れをしてもらおうと思ったら赤鶏だけね、なんかへんだなぁと一緒にやれないもんかなと思ってやってました。

僕は飼育は初めてなもんでほんとにわからなくて「よく聞いてその通りやります」のテーマでやりました。
肉鶏はけっこう機械の操作があって、僕は工具の名前がわかるのはドライバーくらいでレンとかモンキーとかプライヤーとか一切わからなくて、そういう状態ですごい苦労したんだけどもそのうち状況が変わって、僕を教えていた赤鶏のメンバーは肉鶏を去って白い鶏のメンバーで赤鶏をやると言うことになって、それで今度、白い鶏の人がきたんです。

それが又飼育方法が違うんです。今まで僕が教えてもらったことと全く違うことをやる、「全く」というと言葉がなんですけど全然違うことを言われる、僕はへんだなぁと思うんだけどやっぱり「よく聞いてその通りやる」とそのテーマでやってたら、鶏舎もとんでもないことになる、たとえば今まで、餌タイマーで、タイマーをかけて餌を出す、止めるということをやっていた、なんせ止めるということをやっていたんですがタイマーを撤廃して餌を出すでどうだ、と。とにかく食わして大きくしたらいいんだと言われて餌タイマーを取ったら、餌があふれて餌こぼれがいっぱいで、一緒にやってるメンバーに非常に不信感がいっぱいになった。

最初は僕は言われた通りにやってたけど仕事が増える一方で余計な仕事をやってるわけで、どうしてこういうふうにやっているのか?聞き始めたんですよ。それがちょっといけなくなって、自分の中でその人を裁き始めてきてだんだん関係がおかしくなって、、、、話しはちょっと(笑)それでー、これではいけないとぼくは思って、向こうも引っかかってるのがありありと感じて、こないだ、これではいけないと思って「相手の言うことを空っぽで聞こうと思って聞く」とそれをやったんです、それをやったら、僕は別に仲良くなろうと思って、それをやったんじゃなくて生き方として正姿勢でやっていこうと思ってやったらなんというか、ここら(胸のあたり)の氷が溶けていく感じがあって、僕はその人に対して親近感が沸いてきた、その人はその人の行動は変わりないけどすごく親近感が沸いてきて、自分にとってその事はすごく意外なことで、まぁこういう事もあるんだなぁとそんなことも経験して、、、えー何を言うんだったかな(笑)忘れましたが、大事な事を言おうと思ったんですねー(爆笑)これで終わります。(拍手・大笑い)