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僕たち、私たちのツリーハウス作り!


7/1追加

20160629220525
豊里の太陽の家にはとっても広いお庭があります。そこには大きな滑り台や数人でのって楽しめるブランコもジャングルジムもあります。今のままでも十分楽しんで遊べる空間ですが、ここの空間にツリーハウスを作ってみたいなと思いました。ワクワク、ドキドキする子どもの世界を。
滑り台のある場所は、月界への通路がなくなったことで風の通りも良くなり、光が差し込むようになりました。数年前に植えられた木々たちが茂り森のような空間です。ツリーハウスがここにできたら、こんな素敵なことってあるだろうか、現実的かどうか分からないけどまずは出してみよう!と思ってそこから始まりました。
学育部研や親研で検討をして、親もやりたい!子どもたちも作りたい!となり、今は具体的に動き始めています。
先ずは建設部の御所野さんが、風通しよく、日差しの入るように伐採をしてくれました。日陰で湿度が高いところは蚊も多いからね。その伐採した木は小学生みんなと矢島さんで運びだしました。急斜面をどうやって運びだすか知恵を寄せて考えている子、小枝をどんどん集める子、ノコギリを使って運びやすく切っていく子…。たくさんあった木々を小学生は運びだし切りました。これには矢島さんもびっくりしたそうです。一緒にこの場を作っていけるのは嬉しいね。
今は安全面も含めてどんな設計がいいのか、細かい箇所を検討中です。太陽の家のかわいい子どもたちも一緒に使うからね。
月界への通路はなくなりましたが、その時にみんなで丁寧に外した壁の板をここに使います。とても楽しみです。

以前、小学生みんなと遊んでいたときに「かなこさーん、豊里にも春日山にあるようなブランコとかツリーハウスを作ってほしい!」とお願いをされました。「それいいねー!作ろう作ろう!どこにつくろうか。ブランコ広場かなぁ」と言ったら、「太陽の家のお庭がいい!」と口を揃えていいました。その理由が可愛かったので最後に書かせて下さい。
「あのね、太陽の家のお庭ってたくさんの大人の人たちが通りがかりに見てくれるでしょ。愛和館に行く人とかお風呂に行く人とか。だからあそこがいい!」
(私はてっきり小学生くらいになると大人の目の届かないところを好むのかなーと思っていたら…)
「あそこ通る人みんなニコニコ見てくるもんね!大人の人達に守られてるみたいだよね!」と言う子、それにうなずく子どもたち。(これは高学年の会話です)
・・・なんて幸せな子どもたちなんだろうと涙が溢れました。(そうだよね、助けて欲しいときは近くに窓口もあるし最高の場所だよね)と思いました。
完成していく課程を親と子どもと村人と、みんなで楽しみたいです。

穐本加奈子 豊里実顕地