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養鶏法交流研


第36回養鶏法交流研が28日豊里であった。座布団をひいたのはいく子さんで、後からいっぱい来るから、みんな前から座ってねとの声かけにみんなで一歩前に進んだ分、自然に色んな話が飛び交い、繋がる研鑽会でした。
印象に残った話を紹介します。
六川にデコポン収穫に行った養鶏法メンバーが心に残ったという、同じ100円でミカンを売るなら、頑張って作ったミカンよりみんなで楽しんでできたミカンの方が価値があると言う上門孝年さんの話を直接本人から聞くことができました。
「そんな、大した話じゃないけど、話す人が話すとええ話になるな~。養鶏法も年配の方が結構多くて、話で盛り上がって楽しんでもらったらいいかなと思って。年配の方には、道の近くでと言って、上の方は元気な人でやってもらって、後はご自由に。そんなとこですね。」

愛和館のテーブルセットをしてきたけ衣生活メンバーから。
水炊きのメニューの時、次に豊里交流会があるので、生の鶏肉をテーブルに置くより、迷ったけど鍋にいれた方がいいかなと考え、どんどん人が来ていたので、次々火をつけ鶏肉を入れて準備した。ところが一つだけテーブルが残って、火を消すのを忘れていた。鶏肉がカスカスになり、そこに座った食生活の人から「鶏肉は生からの方が美味しいでしょう。生からやった方がよかった」
という様な話が出て、準備した千鶴代さんは失敗した!と思い「六川の鶏肉を台無しにしてしまった!願う辺りは責め合いなく、慰めあうでなく励み合うを実顕地の暮らしをしていく、をやりたい(この辺りはちょっと不安。どういいたかったのかな?)」と衣生活の出発研で出したそうです。その話から村岡さんは「千鶴代さんは失敗と言ったけど、美味しく食べるというだけでなく、春日山の豚しゃぶの例もあるように、そのこともどうかな?自分たちのやりたいことは?」と。
色々やってみるのもいいかな?とも出て、ぐっと深まり、広がり、面白かったな~。

養鶏法に会場から4人送り出した今井有記ちゃんの話にもしっとり。
「中身が濃すぎた2週間。7人でやっているところ4人送り出し、色んな人に声かけて、見ていくのをやった。
夕方の配膳は太陽の家に子どもを迎えに行くので、衣生活の人やその時入れる人で準備してくれた。お風呂に入って愛和館に行くと、灯りがついて、食器も準備されていて、みんなが食事をしている、いつもの風景が凄いなー。豊里のみんなで成り立った愛和館。うれしい気持ちでいっぱい。楽しかった。カウンターに物がなくなれば、厨房に電話をしてくださいと連絡研で言ったら、“その時間は電話に出れない”とか、厨房の内実も知ることができた。なんか、息遣いが分かる、そんな愛和館にしていきたい」

麻野幸子さんをはじめ、実行研の人たちも弾けた話が次々と出ていましたが、いろんな所で、知らなくてもみんなの心が寄って、少しの時間食器洗浄に入るとか、愛和館美化に入るとか、愛和館が休みでも老蘇愛和館とかどこかの家や職場で用意したりとか、みんなの心が動いて、なんか気持ちのいい養鶏法を一緒に楽しんだ2週間だったのかな。

豊里実顕地  喜田栄子