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石巻炊き出し報告会 全研【春日山】


 5月2日昼に「石巻炊き出し」から帰ったメンバーからの報告会がありました。
今回は一旦全員ひきあげ、5月1日からは『アガぺの家』の人たちが引き続き炊き出しに入り、5月8日からまた、ヤマギシでやらせてもらいます。

20日間通してやってきた、妹尾迪子さんから

 次に始まるときには、地域の人と一緒に地域の次を描いてやりたいと中屋敷(炊き出しをやっていた所)の地元の方と話してきました。地元の方も是非そのことはやりましょう、と言ってもらいました。
妹尾迪子 石巻炊き出し報告会より

どのような展開になっていくか、楽しみですね。
石巻炊き出し隊の隊長を務めた光太郎さんから最後に次に向けての抱負が語られました。

 次に行く時はもう、「炊き出し、泥だし」という段階ではなく、その場が次の場を作っていく場になるような動きをしていく、地域作り、社会作りかな、と。  中屋敷地区は元々地域の繋がりがあったところで、炊き出しもはっきりした描きがないまま、始まっても、いい形に進んだけれど、今度手がける鹿妻地域は場所も人もなく、一から始めることになりそう。 まさに地域つくり社会作りです。そういってはおこがましいが、ひとつ先を見てしまった気がしています。ヤマギシにいながら、今まではあまりそんなことを考えずにきてしまったけど、「今 その時がきた!」と思っています。 今まではボランティアだからその人がやりたいところで、やれるだけ、やったらよかったけれど、今後はその場を作っていくというところで、やっていく人が求められる段階にはいったかなと思っています。
葛原光太郎 石巻炊き出し報告会より

とあの力みの入らない光太郎トーンで静かに語ってくれました。

 迪子さんからも最初はとにかく「食事は私達にまかせて、片付けをしてください」というスタートだったが状況はどんどん変わっていく、前のことは通用しない、とまさに現場に居合わせて人の言葉でした。5月8日からの展開が待ちどおしい報告会でした。

【春日山実顕地 平島春美】