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豊里文化展より


第25回松阪子牛共進会

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毎回競りについては思うこと多々ありますが、とにかく肉牛部だけでやれることではなく豊里実顕地全体でやってもらっているという感じです。
共進会は特に心引き締まる日でして、どんなふうに評価してもらえるんだろうとか、このことを通して俄然やる気が出たりしていい意味で節目にもなってきています。
まだまだですが、うちの牛を買ってくれる人が増えてきていることは嬉しいです。
共進会で1席を取るような子牛は、記憶に薄い牛つまり、色々と手をかけずにすくすくと育ってくれた子でした。ほんとうに良く肥えていて見るからに大きくなりそうな子でした。
但し常にそのような子ばかりが育つわけでもなく、父の血統や母の能力、育つ環境などが大きく影響しているのでしょう。
考えたらきりがないくらいの要素があるので今自分たちで考えられること、うちの専属獣医さんの御指導、機会あるごとに勉強会に参加したり、日々進んでいるのだと思います。が何といっても忌憚のない意見交換や動きをともにすることですなわち仲良ししていくことに尽きるかなと思う今日です。大江明美

20棟の子は色々あって大変だったけれど、去勢の2席と3席をいただけて、可愛いお花もつけてもらってとても嬉しく思いました。
毎日子牛の世話をしていて、とても可愛くて私は癒されているけど、牛たちは何を思っているのかなぁ。言葉が通じない分難しいところもあるけど、愛情そそいで元気で美味しい牛になってもらえるようにがんばりたいです。越智千裕

子牛の共進会の去勢部門で5頭選ばれ(4頭はヤマギシ)、明美さんからおじいちゃんの子牛(和歌山酪農家さんの)ブラッシングしてあげて、と言われ思わずブラッシングしました。人見知りなのか毛が長く絡まっていて少し嫌がっていました。その子牛が1等に選ばれ、嬉しくて一緒に写真撮りました。
セリでは、子牛をつないだりブラッシングしたり、子牛を会場脇へ連れて来る、子牛をひく、購入者別に子牛を移動する、最後トラックに積み込んだり、最後の掃き掃除など、ヤマギシメンバーが色々な動きをみて感動しました。 武持妙子

以前の僕だったら共進会そのものがどういうものかも、よくわからないでなんか賞をもらったんだなぁという位にしか思っていなかった。今回は心配していた雨にもあわず、すがすがしい日でした。会場につくとモンゴル実習生たちが子牛に一生懸命にブラッシングしていて、いいなあと思った。
繋がれている子牛は 殆んどうちの牛。他のセリにいくと、色々な牛がいるから、ずいぶん違うんだなと違いがわかるんだけど、いつも見慣れているもので、うちの子牛が、ずっと並んでるって感じがするんだよね。
その中に第一席になった牛がいたけど、それは、うちの牛じゃなくて、去勢は全部、賞はうちで占めるのかと思ってたけど。だけどああいう風に和歌山から連れてくる 個人だよねあれ、そういう人たちが一生懸命牛を育ててるというのを見て、ああいう小さな酪農 家 の人が牛を育てるってことは、すごく愛情豊かに育てているんだなというのが伝わってきた。
自分達はいろんな人たちが寄り合って牛を育てている、一体の繋がりの中で育てているでしょ。そのことがすごく大きいな思う。初乳の段階からはじまってるんだけど、僕がかかわっているのは生まれてから、 2~3日たってからの子達でしょ。そういう産まれたての赤ちゃんの牛を本当に大事に丁寧に育てるという事が、次のステップにつながっていくんだなというのをすごく感じられて、なんかそういう繋がりの中でもっともっと自分は聞いてやっていきたいなというのが湧いてきた。
まあ10ヵ月という形のもので色々賞はもらったとしても、やっぱり自分達がやっていくっていう事は、もっと間柄、今やっている間柄をもっと濃くしていきたいなというのが一番感じたことかな、共進会に行って。
で、車中も面白い。車中も、行き帰りも。何喰おうかという事から。食べることは目的じゃないけど、一段落やった後の食べる楽しさ、あれもいいなあって。なんていっても毎日のこの出発研がいいんだよね~。 高瀬秀明談

競は初めて見ましたが、テレビで見たりする大声であげてするのと違うんだ~とか、から始まって見るもの聞くものすべて初めてで面白かったな😃
値段がいろいろつくけどその違いは私には全然分からなかった。😱
どの仔も可愛かったですよ。 浅井典子

 黒毛和牛の頭数が全国的に、減少してきて、その繁殖基盤を強化、整備するためにという動きが、ここ数年のこの業界の合言葉となっている。
一方、豊里ではどうかというと、和牛生産に本格的に取り組みだして25年が経ちました。受精卵移植技術を活用し、乳牛・F1のお腹を借りて和牛を生産するということが、確立されてきました。乳牛がいてこその和牛生産・和牛を産ませることで、乳牛の繁殖効率も大きくあがり、どちらもうまくいくというようなことが、やっていく中で徐々にみえてきました。
三重県・和牛繁殖協議会からそれを参考にと、見学会・勉強会・資料の提供など求められたりもしています。F1の腹を活用しての和牛増産 2産3産させてとか、2卵移植して双子をなど、うちで、こんなことやったらどうかと着手して、経験を重ねてやっていることが、注目されています。
また、和牛全共が、昨年宮城県で開催されましたが、県の代表2頭のうちの1頭は当方で生まれた牛でした。この生産を通して培われた技術力も今の子牛生産に大きくつながってきています。 高橋 護

豊里文化部