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みんなが気になる実顕地運営


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      こだわっているのはたまたま‥
      新しい年、正月三が日

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〇こだわっているのは、たまたま・・

〇新しい年、正月三が日

先月のテーマから話題になったこととして「こだわっているのはたまたま、と今さら言われても・・村に来てさんざん教え込まれてきたことなのに」という意見があったそうです。

参画して来た頃に、学園時代に、生活法研鑽会でと、村で暮らし始めた当初に伝えられたこと、研鑽会で出されたことなどから、今でも暮らしや職場の中でこうするもの、こうあるべきとしていることは大なり小なり誰しも一つや二つくらいはあるのではないでしょうか。

例えば、愛和館での暮らし方であったり、仕事のあり方であったり日常些細な中に無意識に繰り返していることもあるでしょう。

ところでたとえ、何年も前教え込まれたことを今もそうしていることであったとしても、こだわっているものがあるとすれば、それは今の自分がこだわってそうしているのではないでしょうか。例えば時を同じくした人でも受け取り方は一人一人違うことでしょう。また自分自身をかえりみても、たまたま、ある考え方(方法)に触れたことでそれにこだわっているが、それ以外の考え方も多くある中のひとつであり、違う考え方に出会っていたらまた違った展開になっていたことでしょう。

こだわっているのはたまたま・・・ということに気が付けば、どちらでもいける悠々とした自由なわたしに出会うのではないでしょうか。それは、こだわっているものを何とか放そうと一生懸命になっている時とはまた違った切り口となることでしょう。

今年も残すところ1ヶ月となりました。各実顕地ではそろそろ正月三が日を描いたり、話題になっているところもあるでしょう。

豊里では、お正月に人を多く受け入れようという年とそうではない年があり、今年も話題にあがっているそうですが、どんなお正月にしたいから始めていこうとなったそうです。懐かしい人がふと訪ねてきたくなるそんなお正月もいいなぁ、という声もあるそうです。愛和館のことについても、食器のことやメニューのことなどあれこれと出てくるけれど、そこもどんなお正月にしていきたいかから始めていこうと進んでいるそうです。

春日山では、今までとは全く違う様式の新しい家が完成し、愛和館も2か月余りの改装工事を終え、リニューアルオープンしました。今まで当たり前に繰り返してきたことを一度おいて、新しいことをやってみる暮らしが始まりました。現象面や仕組みの変化も大きなことでしょうが、そのことによって一人一人から発露される、前向きで積極的な気持ち、共につくっていきたくなる味わいこそ醍醐味といえるでしょう。そんな気風の中から、愛和館のオープンの日を会員の集いで全国から人が寄ってくる日に、と決まっていったことは大きなことではないでしょうか。

お正月についても、例年と同じことを繰り返していくことは、ある面では考えることが少なくて済むでしょうし安定しているようで楽に感じることもあるでしょう。それでもあえて何かしらの変化をつけていくことで、新しい発想が湧き、思わぬ動きが出てきたり、一人一人の持ち味がより際立ってくることもあるでしょう。何より正月三が日を描いていくということは、その先に続く2019年の村づくりを描いていくことにもなるでしょう。

明るく楽しく大いに3が日を描き、新しいことをやってみるチャンスにもしていきたいです。

実顕地研鑽部