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初体験(17)


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今日は田舎のプレスリー

なんと帰ってみたら、みんなが声をかけてくれる。

お帰り 読んでるよ 面白かったよ

声掛けはどうやら村ネットの文を

読んでのこと見たいだ。

村ネットなんて殆ど誰もみていないと思っていたら

あにはからんや 結構みているのだ。

何か気恥ずかしい気分だ。

昼を抜いたので夕食を食べに愛和館に

5:30過ぎに食べに行ったら

此処でも色々な人から声がかかってくる。

顔は知っていてもほとんど挨拶しかした事ない

ぐらいの人からも声がかかってくるので

だんだん慣れてきて気恥ずかしい

感じが抜けてきたら

今度は田舎のプレスリー的気分になってくるのは

小人なるがゆえか。

村ロビにて受け入れ研

人事からサリーちゃんと雅樹くん

調整所から浦崎さん を迎えて受け入れ研

村ネットを読んでいるのでその話題が出る。

オーストラリアでの様子は概ね

体験記で知っているのでそれ以外のことが聞きたいみたいだが、概ね書いているので

思い出す事は少ない。それでも

思い出しながら笑いを交えて話す事が出来た。

幸樹くんを誘ってライブを観に行った時

ナビを見る役をこずえさんがやっていたが

行きすぎたり方向がわからなくなっていたので

もっとちゃんとやって

でもわからないもん

しょうがないでしょ

とやり合っていたら

幸樹くんがいきなり後ろの席から

喧嘩はやめて と一声叫んだので

しばし冷静さを取り戻して

会場まで行く事が出来た。

などの忘れていた事がこずえさんから

出て少しずつ 話す事が出来 実顕地の様子を

伝えることもできたかな


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帰国の途 気分は運び屋

ケアンズから関空まで七時間

あと2時間で到着する。

ジェットスターは厳しい手荷物の重量制限があり

ちょっと超えても超過料金が発生するので

前日からこずえさんが1日かけて

トランクの荷物を入れたり出したり

して調整してくれた。

トランク一つに30kg持ち込み荷物に7kgの制限だ。

なのでトランク二つで60kg機内用に14kg

計74kg しかしどうしても超過する。

しょうがないので旅行関係の本を

おいて行くことにした。

それで何とかギリギリセーフになって

ひと安心して夕食を食べに行く事が出来た。

夕食後帰りがけに大雅君からこずえさんに

ワインのお土産をいただき

お礼を言ってからがまた大変

ワインを入れるとまた超過してしまう。

あーでもない、こーでもないと言い合った結果

手荷物でなければ良いのではと言うことになり

今度は服の重ね着にして

ポケットに入れられるものは全部入れたら

かなりゆとりができて

ワインも持っていける事が出来るようになった。

当日重ね着作戦を実行

空港内にトイレでGパンの上にパンツを重ね

ジャンパーの上にもう一枚着て

ポケットには小物を詰め込んでいざ出陣

運び屋気分で

受付に並んでドキドキしていたが

トランクだけ計って手荷物は計らないで

受付終了。いやいやこんな簡単な筈ではない

次の検査で持ち込み手荷物も

計量するだろうと思い覚悟して向かう

X線検査で引っ掛かり

再検査を受けたが何と計量なしだ。

冬のオーストラリアとは言え

重ね着のお陰で暑くてしょうがないので

待合室で着替えて全部バッグに詰め込み

ドタバタ劇の終了。

何とか帰れそうです

帰れました 迎えは淳子さん

荷物も無事です
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いよいよ後2日でオーストラリアを

去ることになります。

オーストラリアでの印象はいかに!

ここにきた目的は涵養と転地療法

体力の維持などでしたが行きの飛行機で

腰を悪くしてしまい着いた初日から

オイルマッサージ タイ式マッサージ

カイロ等の治療に追われていました。

朝、立てないほどの状況でしたが

それが大幅に改善されたのは

ひと月ほど前から始めた、朝ヨガでした。

五分ほどの骨盤矯正と呼ばれるヨガを

毎日続けたら、何と痛みが大幅に改善

してきたのです。40年前から悩ませられてきた

腰痛がこんなに良くなったのには

毎朝一緒にヨガをやってくれた

妻のおかげもあるでしょう。

オーストラリアで一番印象に残った事は

ニュージーランド特講の開催でした。

スイスで特講を受けた二人が意気投合して

特講を作り上げた情熱には

感じるものが多々ありました。

今の実顕地には無い熱意のほとばしりが

感じられて何か自分にもできる事がないかと

足掻いてしまいました。

特講自体は多少の問題もあったみたいですが

また開催したいとニュージーランドの

人達が立ち上がってくれたのを見ても

参加者 関係者にとって素晴らしい

体験だったでしょう。

あちこち観光にも行きました。

スカイダイビングで空中を飛んだり

グレートバリアリーフで潜ったり

シドニーに行ったりしましたが、

オーストラリア実顕地での日常生活を

体験した事が面白かった。

実顕地は30~40年前の

古き良き時代の面影を

いろいろ感じさせてくれた。

とっくに捨てても良いような

雑巾みたいなタオルを洗濯して

毎日使っていたり、殆どの故障は

自分たちで全て直す姿勢には

感動すら覚えます。

卵の販売も養鶏経営のいっかんとしてあり

私もやっさんに同乗して

アチコチの街にも行かせて貰いました。

市場にも行きました。

朝5時から積み込みを始めて

一時間ほど行ったケアンズという

街の市場で売るのですが、

卵だけを売っているのは

ヤマギシだけでした。朝から沢山の人が

買い物をしている中で

市中の生活を垣間見れた良い体験でした。

毎日の作業も楽しかった。作業自体は

草を刈って台車に積んでおくという

簡単な仕事ですが、これが意外と難しい。

と言うのは、畑の状態や草の種類が

雑草のため多岐にわたり

それに対応するのにはあまりにも時間が

足りない 経験不足な訳です。

なので毎日変化に対応して行くのが

面白かった。

始めた頃に黄色い顔の千鳥が

雛を4匹産んで、毎日私の草刈機に餌を求めて

寄ってきたり、朝食中のカンガルーの家族との対面

最近ではツバメが草から飛び出してくる

虫目当てに周りによってくるので

変化に富んだ面白さを味合う事が出来ました。

また久保田家二世代による生活の中に

2代目大雅くんの世代交代も

順調に進んでいる様も垣間見られ

頼もしさも感じられました。

明日は旅立ちです

日本でも楽しい体験が待っているかな

長い事ご愛読ありがとうございました




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イニスフェイル で音楽会

2~3日前に偶然見つけた

テナーとソプラノの演奏会

チラシを読むと有名な名前が

目白押しだったのですが

どうやら、彼らの歌ったヒット曲

を二人で歌う会でした。

どんな場所でやるのかと

行ってみたら、小さなホールが

ありました。7:30開演ということで

1時間前にはついていたのですが

数台の車が入り口前に止まって

いるのみでした。

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歳の頃 7~80代の人達が入り口前で

立ち話をしていましたが

何処を見ても駐車場らしきものがないので

立っていた人に聞いたら

‘道路に止めたらいいよ’とのお達しでした。

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そうこうしている間に、入り口が開き

ホールに入る事が出来ました。

然し周りを見回すと白髪の老人ばかりが

溢れかえっていて、間違えて老人会に来てしまったのかと一瞬思いました。

100人ほどの小ホールで

一番前に陣取りましたが、他の人達は

奥から順番に座っているのを見て

嫁さん曰く、‘’皆さん何処が良い席か

知っているのよ‘’と言っていましたが

結局一番前に座っているのは

二人の日本人だけでした。

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ステージには手垢だらけのアップライトピアノ

と申し訳程度のカバーが付いたテーブル

それに二脚の椅子が寂しそうに

佇んでいるばかり

ピアニストが出てきて弾きだすと

何処からかテノールの歌声が

響いてきました。奥から出てきた

長身の男性は何語かで歌っていましたが

見事な歌声でした。

歳の頃60前後のテノールの声を聴きながら

技倆の確かさに感動します。

次に出てきたソプラノも素晴らしかった。

然しなぜソプラノには太めの人が多いのでしょうか

肺活量が太っている人の方が

多いことは無いでしょうに

名曲の数々を繰り出す合間に

司会が出てきておしゃべりをしてくれるが

周りが笑っても笑えない夫婦

9:30過ぎには終演

出てくるときに子供が二人いました。

灰色の集団の中に二人だけでしたが

クラシックも捨てたものじゃ無いと

思える瞬間でした。

周りを老人ばかりと、のたまう老人の

たわ言はここで終わり
6/23


草刈り時間は 楽しい時間

草刈りは鶏にやる為

2ヶ月草刈りをやり続けていると

いろいろ見えてくるものがある。

最初は何処をどのぐらい どの時間に

草を刈ったり 台車にどの順番で積み込むのかを含めてわからないので、右往左往したが

だいぶ分かってきた。

台車は全部で6台 6棟鶏舎があるので

当たり前だ。然し換羽のために断食をしたり

雛のため量が著しく少ないなどのことがある。

昨日は2棟を除いて5台の台車に積んだ。

1台車に草刈り機二回分を載せて

山盛り状態にするのが良い。

草の質も畑によって違うので

鶏の状態によって分ける必要がある。

ここの草は概ね雑草なので

いろいろな草が生えている。丈の高い茎しかないのや、やたら細かく密度の濃い芝みたいなやつ

など何種類もある

畑自体は全部でかなりの広さになる。

然し雨季用と乾期用に分かれているので

今は雨季用の畑を専門に刈っている。

雨季用は4枚 一枚5反ぐらいの広さだ。

収穫する草は雑草なので生え方は色々だ。

刈り方によって、生え方も変わってくる。

再生が早いように思えるのは

5分刈りだ。これだと刈った後も緑色だが

一分刈りでは茶色になっている。

根こそぎ刈っている状態なので

なかなか生えて来ない。

最近は5分刈りにしている。

なので伸びも早いし、草も柔らかいので

鶏にも人気があるみたいだ。

それに刈った後の見た目も良い

色のグラデーションが何とも言えない。

刈る長さは機械で調整するのだが

それもだいぶ上手くなってきた事も

良い草を良い状態で刈りれる事につながっている。

後 刈り取り時間も

社員のくる1時間前から始めているので

仕事がかち合う事もなく

スムーズに進む。

結構楽しい仕事だ。
6/21


昨晩は大快晴
月の出る前は星に埋め尽くされていた。
天の川も綺麗な川になっている。
案の定 快晴の時は温度が下がる。
夜中に嫁さんが薄がけを
掛けてくれたので
何とか暖かく寝れた。
雨季から乾期に変わったのかと
思える寒さだ。

オーストラリアも後二週間
あっという間に過ぎ去る。
25日ほど前に草刈り中
機械に思い切りぶつけ
脳震盪を起こした。
その後遺症を心配している。
オーストラリアでは医療費が高額で
CTを撮るなら日本で撮るらしい。
脳内血腫さえ無ければ
無事に帰れるだろう。
これには自覚症状はないのだろうか。
飛行機に乗ってから気圧変動で
症状が出る恐れもないとは言えない。
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今日は昼からボタリングだ
イネスフェイル 飛行場
ここいらではマンドー飛行場という
Henderson dr からwanganに抜けていく道を行ってみた。時間は1時間半ぐらいかかったが
半分ほど未舗装道路だ。
俺の自転車でないので心苦しいが
内緒にしておこう。
飛行場では和牛を発見
オーストラリアでは初めて生きている
和牛を見れた。

ひと月前にオーストラリア産の
和牛を実顕地で食べさせて貰ったが
刺しもなく健康的です軟らかい美味しい肉だった。
6/17

今日はオーストラリアの幸福研

やっさんとかこちゃんが休日ということで

草刈りの後に私が五棟の飼育に

入ることになりました。

餌やりも草やりも40年ぶりの事

腰の状態も良くは無いので不安でしたが

こずえが殆どカバーしてくれて

8時前に終わらせることが出来ました。

夫婦一体 いい嫁さんですね

幸福研は英語のみなので不参加

持ち寄りの昼食会の

写真だけ撮らせてもらいました

最近日本で特講を受けたジュリーさん

の受け入れ研も兼ねているとか

皆さん特講を受けて久しいらしく

オーストラリア実顕地に深く

根付いている人達です
6/6

金髪高校生の体験実習

オーストラリア実顕地には

色々な人が来る

一番多いのは卵を買いに来る人

鶏舎の入り口に小さな冷蔵庫があり

そこにパック詰の卵が置いてある。

その横に小さな鍵付きの銭入れが

括り付けてあり、来た人は

買った分だけそこに入れていく

勿論 お金だよ。

オーストラリアは移民の国

ヨーロッパ系も来れば東洋系も

たまにアボリジニの人も来る

彼らは独特の雰囲気をもっているので

最初は近づき難かったが

話すと気楽な連中だ。

そんな中、ある日

金髪の女の子の集団が現れた

前日に大雅くんから美人が来るから

一緒に草やりと卵取りをやろうと

若者二人に話しかけ ていたが

二人はあまり関心が無さそうに見えた。

しかし実際に来たら

しっかり集団の周りにいた。

彼女たちはここから小一時間ほどの町

タリーの州立高校生7名 引率の

先生一人と父兄が一人都合9名のグループ

早速 大雅くんの養鶏場の説明を受けて実習開始

最初は草やり 朝から用意しておいた

草の入ったコンテナを二人一組で

連ごとに別れて開始

サポートの二人も手持ち無沙汰なほど

テキパキと進めていた。

卵取りも幸輝くんの説明を受けて

テキパキ テキパキ

若者二人は話したくても英語が

できないので残念な状態

学生たちは農業生活を目指して

取り組んでいる11&12年生

農業をやる気の学生達

実習終了後の受け答えで

鶏種や産卵数 飼っている年数

販売先などの質問が矢継ぎ早に出てきて

受け答え担当の大雅くんも

流石に真剣に答えていた。

現場にいなかった私が

数日後 幸輝くんに当日の話を聞いたら

前日の準備が足りなかった。

もう少し話したいことを

考えていたら、もっとコミュニケーション

取れていたと反省しきり………..

6/5


10時過ぎまでは曇っていたが又雨が降ってきている。黄色あごひげ鳥の夫婦は雛とともに元気そうだ。一丁前に草刈機に寄ってきて虫を取ろうとしている。草刈機に驚いて飛び出してくる虫を捕まえるのはツバメが専門にやっているので雛の出番は

たまに見つけられる動きの悪い虫専門

それでも頑張って一日中餌を探している。

4匹が3匹になったがなんとか大きくなれよ

5/31


シドニー観光

今日は頑張って観光をしよう

まずはオペラハウスに行ってそれから

水族館 そしてライブハウスに行って

といろいろ考えた。

結果先ずはオペラハウスにて

日本語案内付きのツアー

30$の価値があるのか心配だったが

参加者は私達だけでした。

外側はコンクリートとタイルで

作られていましたが内部は

オーストラリア特有の硬い木がふんだんに

使われていました。

知らないことも沢山あったので

面白かった。
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次は水族館 時間もないので

タクシーを使う

然しこれが曲者だった。

動き出して少ししたら曲がるべきところで

曲がらない、何処までもまっすぐ

行きそうになったので思わず笑って

何処に行くのと問いかけると

次でやっと曲がった。

そしてまた曲がって

戻り始めた。

なんと10$ぐらいのところを

20$請求された。

時間が無かったので黙って払ったが

こんなタクシーも有るのがシドニー

因みにサングラスを掛けた白人だった。

水族館では日本に比べてちゃちだと

聞いていたので期待はしていなかったが

それなりに工夫を凝らしてあって

面白かった。狭いスペースを縦長に

使って見所を変えて見せているので

それなりに面白い。

4D映像も有効に使っていた。


最後はセッションハウス

オールド505と言うバーだ。

6時開演と聞いてきたので7:00

前に来てビールとパスタを頼んで待っていたが

始まらない。八時だいぶ過ぎて

帰ろうかと思った頃に

ドラムのセッティングが始まって

やり始めた。

ピアノトリオで始めたがかなり上手

ドラムもビートはしっかりしているし

強弱もバッチリ レガートもご機嫌

ピアノもなんでも引けるみたいで

アドリブもドラムとの掛け合いも

素晴らしかった

途中変拍子もやっていたが

見事に弾きこなしていた。

ベースの人は店のオーナーかな

ビールを売ってくれた人で

二人をしっかりカバーしていた。

どう見ても素人ではないですね

なかなかのメンバーでした。
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タイ式マッサージ 来オーストラリア31日目

40年来悩まし続けられている腰痛
撲滅は無理としても痛みを和らげたい

4時のタイ式マッサージに間に合うように
2:30に実顕地を出発
約100kの距離のケアンズに一路向かう

今日のおばさんは一番最初にしてくれた
ガタイの良い人だった。
力があるので格別に
痛い思いをさせてくれる。
特に肩甲骨周りを肘を使って
ゴリゴリ ゴリゴリ
入念にほぐしてくれるのだが
これが痛い 悶絶寸前
終わったのかと思うと
ゴリゴリ ゴリゴリ
また執拗に肩甲骨周りに来る

この痛さに慣れることはなく
どんどん痛くなる
お願いもうやめてと
思っていても、
ゴリゴリ ゴリゴリとまた続く
他に移ったので
やっと一息つけた。
と思ったら、ふくらはぎの上に
膝を乗せてゴリゴリ ゴリゴリ
やり始めた。アーアーアー
これには参った ついに悶絶
同じところを執拗にゴリゴリやる

その度に呻くので
Are you OKと聞いてくる
しかしこちらは呻くことしかできない
そうすると おばさん
笑いながらAre you ok
と、なんども笑いながら言いやがるが
こちらは抵抗不能
今日は悶絶しっ放しでした。
しかし終わると不思議に
体が楽になっている
腰痛も治った感じになって
最後に$60払ってありがとう
今日は片言英語は使わずに
日本語で通しましたが
結構いけるもんです


ケアンズ近郊のビールメーカーの集い
仕事を切り上げて実顕地全員でのお出かけ
私は飲めないので唯一の運転手
大雅一家は目の前のホテルに全員宿泊
若者は強くなかったが
女子会は凄い
顔色も変わらず、乱れもせず
しとやかに飲み続ける。
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来AU3日目 4/13

やっさんと一緒にケアンズに
タイ式マッサージを受けに行く
朝6時までに卵を積み込んで市場に向かう。
ケアンズ唯一のマーケットらしく、
ありとあらゆる業種が商売を展開している。


3mぐらいの区画が一つのブースに
なっていてそこにパックに入れた卵
を積み込んでいく。
両隣はまだきていない。

ケアンズまで1時間半ぐらいで、
準備ができたのは8時を回っていた。
それまでにも気の早いお客さんが
何人も卵を買いに来てくれていた。

何故かやっさんは
ありがとう ありがとうと
必ず二度繰り返していた。
それは口癖のように誰にでも行なっていた。
だがそれのお陰かどうかはわからないが、
お客さんもありがとう ありがとうと
繰り返している人がいた。

客層は色々で日本人も沢山いた。
然し日本人は概ね淡白で
笑顔も少なくただ卵を買いに来ている
という風情だ。
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それに比べると白人系は概ね
言葉と笑顔がつきもので
やっさんが昨日の入雛した
雛の写真を見せても、食いつくように
見て反応していた。この態度にはビックリ
白人系の人間性を再発見した感じだ。
そうこうしている間に右隣の人が来て
商品を並べ始めた。
主に手作りのアクセサリーで埋まって行った
40代ぐらいの小太りのお姉さんと
80代ぐらいのおばあさんだ。

やっさんの紹介で挨拶をしてから
おばあさんが日本にいた時は
薬ばかり飲まされていたが今はすごく
元気になったと話してくれた。
84歳にしては本当に元気でちょこまか
動いて飾り付けをしていた。
隣の人も来て冷蔵ケースにケーキを
並べ始めた。数人で来ていた
彼女たちは韓国系で一人の女性は
大胆に胸を開けた衣装で闊歩していた。

その合間にもお客さんは
ひっきりなしに来てお札で払っていく。
お札で出されるとお釣りが必要になるが、
これが分かりにくい。

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2セント5セント20セント50セント
1ドル2ドルと6種類あるが
ドルは1ドルが2ドルより大きいので
間違える。見た目で判断できないので
混乱するのだ。
しょうがないので出すときに必ず、
これでOKAY と言うことにした。
お陰でとんでもない間違いをした時でも
笑ってNO と言ってくれていた。

若干自信がついてきたので
裏のコーヒー屋さんでコーヒーを頼んでみた。
若い色黒の女の子にアメリカン oneと
言ったら怪訝な顔で分からないそぶり。
再度同じことを言っても理解してもらえなかった。

ガックリしていたら隣にいたお兄さんが
再度聞いてくれたので
アメリカンと言ったら、
それはコーヒーですかと聞いてくれたので、
初めてあゝコーヒーとは
思われなかったんだなと理解して
納得した。取り敢えずコーヒーは
頼めたよ。と凱旋してきたが
届けてくれたコーヒーは本格コーヒーで
熱いことこの上ない。でも美味しかった。

昼頃になってタイ式マッサージの
予約時間になったので
やっさんに連れられてお店に向かった。

ガラス張りの店にドアを開けて
入っていくと若い女の子が座って
いたのでお客さんかと思ったっら、
受付の人だった。彼女にやっさんが
説明してくれたら、カーテンを開けて
おばさんが出てきた。

タイ人にしては大柄な女性で、
彼女にやっさんはそうバック ソウバック
と連呼してありがとう ありがとうと
繰り返していた。

ありがとうありがとうは
どうもどうもと同じ意味らしい。
それが終わるとカーテンを開けて
隣の部屋に導かれた行った。

そこは三部屋に分かれていて
右端の部屋はまだ治療中だ。
左手の部屋のカーテンを開けてくれたが
そこは三畳ぐらいの部屋に施術台が
置いてあるだけのガランとした部屋だった。

おばさんはそこに入るとすぐに
身振りで服を脱げと言ってきたので
Tシャツを脱いでいると、
もっともっとと言うので
ランニングシャツも脱いだ。
それからまた身振りでズボンも脱ぐのよ
当たり前でしょて顔をしているので
ズボンを脱いでパンツもか?
と聞いたらそれはいいと止めてくれた。
黙っていたらヤケクソで脱いでいたな

施術台に上がるとすぐに
仰向けにされて彼女を待っていた。
何かを手に塗る音がして
体にも塗ったのかな。

触られて気持ち良い感じになって、
いいなと思っていたら
イキナリ激痛が走った。
そこは肩甲骨の下で
いつも凝っていたところだが、
そこを強力に擦り上げるのだ。

それも何度もなんどももうやめてくれと
言いたいぐらいの、波状攻撃だった。
何も考えられなくなり、
この痛みに、いかに耐えるかと
言う考えしか浮かばない。

なるべく体の力を抜いて
彼女に逆らわないようにして
過ごすしかなかった。
あゝ勘弁してくれと唸っている
つもりだが声は出てこない。
此処で声をあげたら返って逆効果で
益々強力なゴリゴリ攻撃が続くのだ。
耐え抜かねば。

敵の波状攻撃は続く、肩甲骨の次は足だ。
此処がまた耐えられない痛さ。
半ば失神状態で背中を叩き出したので
終わりかなと安堵した途端、
ぎゃあと呻くほどの激痛が襲う。
肩甲骨が始まった。もおダメだと
思ったらやっと終わった。

帰りはなんでもなかったような顔で帰ったが、
内心ヘトヘトになっていた。
然し人間と言うものは
こんな激痛にも耐えられる
ものなんだなと思う。 素晴らしい
体験をさせて貰ったものだ。
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取り敢えず精神だ
草刈り中に台車がパンクして
いるのに気付き、よく見ると
タイヤ自体がボロ切れ状態。
ここまでよく使ったと思う反面
取り敢えずの精神の真髄を
見た気がした。

村では何か壊れたりすると、
取り敢えず使えるように
間に合わせ的に修理をして
おくことがよくある。
それを繰り返して行くと、
なんでも ボロ切れ状態にまで
なるということだ。

ここでは随所にそれが垣間見られ
特に交流に来た人たちの
仕事ぶりがあちこちで見れるのが
面白い
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草の台車もいろいろ修理してあるが
ベニヤのつぎはぎをしていたり
丈夫な台車にしてくれていたり
(これは少し重い)
鶏舎の金網の直し方も色々あり
ここの歴史が感じられて
ここもヤマギシの実顕地
なんだと再確認させてくれる。

直すことも、古くなったものを
買い換えたりする事も
多々あるだろうが
基本は取り敢えず精神だ。

ヤマギシの村自体も取り敢えずだな
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スカイダイビング
イニスフェイル 空港にて

降りた途端に吐き気に見舞われ、
めまいでクラクラ
人間どこまで強がりを言っても
映像は誤魔化せない
平常心と思っていたら
緊張しまくっている。


飛ぶ前に準備の為、金具を装着して
もらうのだが
4人グループなのに、私だけ
いつまでたっても付けてくれない
みんなが付け終わった頃
異常事態に気づいて、
一馬君が声をかけてくれて
やっと付け始めてくれた。

この時点でヤキモキしていたので
身長2mぐらいのタンデムの相棒が
盛り上げてくれているのだが
顔は引きつっている。
最後にセスナ機に乗り込んで
やっと一安心

すごい音を立てて
飛び上がっていくのだが
やたら音が大きいのと
振動が激しいので、
こちらの方が怖いよ。
その内、ランプが赤から
黄色に変わって
金具の増し締めの
最終準備をしていると
ランプが緑になり
いよいよ飛び降りる事になった。

二組目なので、前者を見る事ができたが
あっという間に消えてしまった。
その時ぴったりくっついていた
タンデム相棒が私を押し出して
あれよあれよというまに
空中に飛び出していた。

肩を叩かれて、我に帰り
彼の持っているカメラに笑顔を
向けているつもりだったが、
顔面総白 カメラどころじゃないんだよ。
今 俺は何処にいるんだ。

と下を見ると、点在する人家が
見れてやっと少し落ち着いてきた。
この間5~6秒
2~30秒するとパラシュートが開き
ゆっくりと落下、すると周りを見せて
くれているのか、クルクルと何回か
回ってくれている間に
完全に気持ち悪くなってきて
今にも吐きそうな状態の後
見事に目的地点に落下

腰が抜けて立てなかったのか
相棒が手を引っ張ってくれて
やっと立ち上がれた。

その後、寝るまで気持ちの悪さが
つきまとっていたが、
なんとか持ちこたえて
これを書いている。

生まれ変わっても
落下傘部隊には入らないぞ

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午前中鶏舎に入って直しをして下さいとのお言葉を受けて
久し振りに入ってみた。
五棟は入雛したてで、出入りには十分注意が必要なわけで両手両足を消毒して入っていくと、こずえさんが草を切っている最中だった。いかにも磨り減ったと分かる
菜切り包丁で細かく切っていた。
隣にはヒナたちがピーチクパーチクピーチクパーチク
さわざわしいことこの上ない。
鶏舎の中は乾いた鶏糞のニオイで充満していて
これが独特の雰囲気を醸し出している。
どこが壊れているのかと、探し回るが、これといって壊れているようにも見えない。各連をみて回った後に再度帰りがけに
見ていたら、金網の破れや、ベニア板の傷が目に入った。
それらを見て治し方と、それに必要な道具を
思い浮かべながら一棟の先にある倉庫に向かった。
倉庫の中は奥が飼料の配合場で
次が修理工場兼道具置き場になっている。
そのまた奥に選卵場があり、最後が休憩室と更衣室だ。

その道具置き場からトンカチ 釘 ノコギリ メジャー 鉛筆
メモ帳それとベニヤ板を探し出して見たが
まるで何がどこにあるのか、さっぱりわからない
そうこうしていると、やっさんが来たので
彼に聞いて、やっと揃えることができた。

道具と資材を持って、鶏舎に戻ると
こずえさんも仕事が終わったみたいなので、
何か手伝えることある、と声をかけてくれた。
とっさに一人でできるよ、と言った後に
せっかく声をかけてくれたのに
この応答は無いよなと、反省しきりでした。
こちらから声をかけて、ベニヤを切るのに抑えてもらったり
釘打ちを手伝ってもらったりして、和気藹々と仕事を終わらせることができました。
夫婦は自ら作り出していかなければ
夫婦にはならない 気軽に行きましょう
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レインボウオウムもみれたし、
ワラビー親子にも会い
最後はマスクド・ラプウィングという
黄色いヒゲがありそうな
千鳥にあった。

鶏舎から緑餌畑に続く道から
直ぐのクリークを渡った辺りに、
4匹の雛とともに道のくぼみに出来た
水溜りで水を飲んでいた。

トラクターが近づくと
親がケケと威嚇が始まる。
止まって様子を 見ていると、
雛たちは親に急かされても
中々動こうとはしない。

その内1匹が走り出したら
他の2匹も追っかけて走り出した。
然し、走って行く先が草むらではなく、
道の真ん中なので
こちらもそれに合わせて行くより
仕方がない。

後1匹はどこに行ってしまったのだろうと
探してみたが見当たらなかった。
その間も親鳥はけっけと
威嚇を続けて鳴いていた。
その内雛が草むらに入ってくれたので、
スピードを上げて畑に行き、
草を刈り終わって
さっきのクリークを渡ろうとすると
また4匹の雛が遊んでいる。

親も威嚇するし、
雛もゆったりと遊んでいるわで
今度はトラクターを吹かして
威嚇をしてみたが
相変わらずゆったり遊んでいて
お手上げである

その内、親が騒ぐので
雛も5分ほどで動いてくれた。
同じ事を数回続けていると
彼らも慣れてきて、
親もおざなりな威嚇になり
雛もずうずしい仕草になって行って
結局5往復毎回彼らが退いてくれるまで
最後まで続いた。
5/5
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今日は牧草の草刈り
芝刈り機に刈った草を自動的に
積みこめるスタイルの機械で
近くの牧草の草刈りを行った

先生はやっさん
今回はかなり丁寧に教えてくれた
機械自体は簡単なスキルで動かせるが
刈った量がわからないので
何度も詰まらせた。
あとは習熟するより仕方がない
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午後からサイクリング
村の前のヘンダーソン道路は
100k道路なので
ウカウカ走ってられない
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音がしたなと思っていたら
猛スピードで追い越される
道幅も津関道路より
若干広いぐらいなので
恐怖感満点 とてものんびりした
サイクリングは無理なので、
ヘンダーソン道路から離れるべく
側道を探して走った。

数キロ行くと右に行く道が見えたので、
細心の注意を払って右折して
走っていると
突然砂利道になりしばらく行くと
車が数台止まっていて
侵入禁止と思われる標識が
現れた。どうやらバナナ農園に
紛れ込んだらしい
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しょうがないので、Uターン
またヘンダーソン通りに戻って
しばらく走っていたら
また右折道路があったので右折
50m先に人家があり、
そこから左折する道路があるので
いって見ることにした。数キロ走る間に
農家の母屋や機械倉庫が、点々とあり
どこまでも続く、丘陵地帯が
素晴らしい景色を見せてくれている
農家の家も日本なら別荘風で
庭の芝も、刈り込んであり
綺麗な景色を
盛り上げてくれている

5/4
初食 カンガルー
ワラビーにはよく会うがカンガルーとの遭遇はまだない。
牧草地に行くと、ポツンと突っ立っていて親子で 、何しにきたという顔で見てくる。
近づいて行くと、全力で逃亡を図る。
そして安全圏に達すると、また 何しにきた という顔で見ている。
カンガルーとワラビーの違いはどこにあるのでしょうか
生物学的には違いは無いそうです。
唯一の違いは大きさです
カンガルーは中学生ぐらいで
ワラビーは園児
言い忘れましたが その中間のものを
ワルラーと言うらしい 小学生ですね
私はめんどくさいので 全部ワラビーと言っています

そのワラビーが食卓に上りました。
遠慮しとこうかと思っていたら
かこちゃんが観光客は高いお金をかけて
食べているんだから
食べてみてねとのお達し
しかし動物園にいる動物は
あまり食べたくない
私は、しょうがな


くいただきました。
味はつけてあるのでわかりませんが
かなり弾力のある食べ物でした
歯の悪い人向けではないね

クジラであれだけ騒ぐ国の人たちが
なんでカンガルーは良いのと言いたくなりました

豊里実顕地  安藤道城