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今期やってきて、みえてきたこと・・・【養鶏法編】


 まだ寒い頃、職場で今年の長期研の送り出しについて話し合った時、私は6/22〜の養鶏法にという大まかな計画がありました。

 先月、安土由美子さんから『もうすぐだね。』と声がかかり、私は「いつも豊里実顕地で行われている」養鶏法に参加するつもりで考えていました。

 職場の出発研でみんなの前で『22日からの養鶏法に行きたいです。』と出したその日の夕方、養鶏法の前半が鳴子実顕地と知って、私は急に気持ちが重くなり、顔が曇ってしまいました。

 翌朝の出発研で『健康面で不安が大きいので、今回はやめておこうと思います。』と私。  あ〜スッキリした。次ぎは研鑽学校でも考えるかな。

 その日の昼に愛和館の洗浄機のところで、永瀬廣子さんから『啓ちゃん!養鶏法って、実顕地に暮らす全ての人が参加できるように用意されているらしいよ〜。』と声をかけられました。  一瞬何を言われているのか??、無言でうなずいただけの私でした。

 私は養鶏法に行かないって決めてるけど、「行かないって決めるのはやめてみよう」と思いました。そしたら心にちょっと余裕みないなのが生まれてきました。

 鳴子まで片道10時間のバスは腰が持つだろうか…豊里に戻ったらまたその続きがあって、それにもダウンせずに参加できるだろうか…。

 カイロでお世話になっている春日山の堀さんにも相談しました。  リウマチ科の先生にも診てもらい検査も受けました。  周りの人にもどうだろうかと、何人かに話を聞いてもらいました。

 みんな大丈夫だろうとの意見でした。え〜ダメだと思っているのは、もしかしたら私だけ?  だんだん行く方向に、思考が向いてきました。やっぱり行こうかな。

 そう考えていたら、ロビー文化展の南出厚子さんの文章を読んで「私は厚子さんの身代わりで行かせてもらおう!」と背中をポンと押され気持ちになりました。

 翌朝の出発研で『やっぱり行かせてもらいます。』と出しました。  一人だけで考えていたら、私の今回の養鶏法は無かったと思います。

 考えるきっかけを作ってくれた廣子さん。勇気をくれた75歳の厚子さん。  そしてみんな、ありがとう。  これから先どうなるか分からないけれど、何だかやれそうな気になっています。

赤松啓子 豊里実顕地