ページを印刷 ページを印刷

ヤマギシ会総会
【2/4~5】


2月4日、5日とヤマギシ会総会が豊里実顕地で開かれた。

4日

 餅つきは豊里の若いお父さん、お母さんらで用意し、会員らも餅つきをしたり、火を囲んでつきたてもちを食べながらみんなに会えてうれしいと再開を喜び合った。

 午後の交流懇談会は豊里の高橋、井波、村岡さんを囲んでなぜ牛なのか、大潟の岩さんの米作り、飯田Gの大角竜太郎さん夫婦のリンゴ作り、六川Gの上門孝年さん夫婦のミカンつくり、の3部に分かれ、100人程が参加した。どの部門に参加した人も「そういう生産物だったのか」とその背景を知り、「岩さんがかっこよく見えた」「田んぼに堆肥を撒くためにもっと牛肉を食べたい」「味はどっちでもいい、りんごやミカンを育てるまっすぐな純粋な心、仲よしの空気を食べている」と感想が続いた。

150人が参加した夜の全体会

テーマ はれのちはれ、何かが応え響きはじめる

 大笑いの中でいっぱい、いろんな話がでて時間が足りなかった位だったけど・・・その中からナオちゃんの特講を受けてよかったの話。

 “癌になって一瞬はガーンになったけど、「私癌やった」ってみんなに一斉メールして、みんなから電話がかかってきて、話していたら15分で変わって、晩ご飯もぱくぱく食べれた。ご飯なんか食べられへんかなとおもってたけど、ポークソテー作ったん。手術の前も睡眠導入剤もらったけど、ぜんぜん要らなかった。ぐっすり眠ました。なんも不安ないし、膀胱癌やったから「手術中に咳やくしゃみしたら穴あくから咳とくしゃみするまえに合図して下さい」と言われ、私がすることは咳とくしゃみが出そうになったら先生に合図することやな。それだけやなと思って、あとは先生がんばれよって思って、半身麻酔やから、しっかり見て後でみんなに報告せな、そんな感じやった。”

5日

 朝の職場交流は豊里メンバーが大儲けさせてもらった。

 介護部ではシャンソンの好きなおばあちゃんに橋口さんが愛の賛歌を歌ってくれ長年の希望が叶えられ「今朝はとってもいい時間を過ごせました。女学生になった気分です」

 昼の全体会はもっといろいろな意見が出た。

 福島から参加のサカガミさんは「養豚部に行って、自分の仕事は、震災でも明るく楽しくみんなと一緒にやることだと肚が座った」と力強かった。

「天界から山岸さんが今こそヤマギシズムをと告げている」

「木の花についてどう思うか聞かせて欲しい」

「原発について触れないなら会員を辞めようかと思っている」
などなど。

 最後、奥村通哉さん(第2回特講)の「CO2や原発、核兵器の問題が無くなっても、我執が無くならない限り、人間社会はそうならない。真目的からみたら、時間をかけて取り組む問題ではなく、まず自分の我執をなくす、そのために自分はどういう取り組みをしているか、自分の我執をなくすことを、ものの始めとしようとまで言ってらっしゃる。この機会に自覚して5月3日のご命日を迎えましょう」の発言に何かが応え響きはじめ、閉会となった。

【豊里実顕地 喜田栄子】