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内藤さんちのビフォァーアフター


後3年したら金婚式の内藤さん夫妻

 

 内藤さん(79才)みなこさん(77才)夫妻が加賀実顕地から一週間の交流を終えて帰ってきた。ふたり揃っての交流は初めてだとか。

 迎えたお部屋はすっかり模様替えされていました。そもそも加賀実顕地にどうして交流に行くことになったかというと、内藤さんちの模様替えをしようと仲良し班4班の女の人で考えていたのです。内藤さんは持病もあって、年に何回か寝込んでしばらくお部屋様になってしまう。

 それは「もうそろそろ起きてくるかなー」とまわりが思っている頃、突然植木ばさみや、一輪車をおして、すごい勢いで植木を刈りそろえたり、デコボコ道に砂利を運んで均している姿に変わることで解決します。
 お二人とも年を重ね、寝込んだときはちょっとまわりの人の手助けがいるのではないか?と仲良し班や健康部でも話題になっていました。

 そこで、
『ねぇ~内藤さん、部屋の模様替えしよー、荷物も減らして掃除したり薬塗ったりするのに私達が入りやすいようにサ』
となったのです。

 いざやろうと思ったら本人たちと一緒にやるのもあるけどこの際、「私達に任せて交流にでも行くっていうのはどう?」と話が進みました。みなちゃんもその気になってある程度片付けて二人揃って、加賀実顕地に出発しました。

アジアン風の衝立を間仕切りにリフォーム

 任された部屋を仲良し班の優子・裕子・政子・春美・久美子の5人で模様替えをさせてもらいました。

 ほぼ一週間毎日通って、「あーでもない、こーでもない」と言いながら隅々まで、やってしまいました。(箪笥のなかまで、、、)

 5人女が揃うとそりゃー色々あるんです。意見の違いももちろんあるし、、、それも面白かったし考えが変化していくのが実感できました。

「毎日通ったもんだから、自分の部屋のような気になっちゃったね」
と話していました。

 帰ってきた内藤夫妻は「開けてびっくり!」だったようです。
 お位牌はどこ?テーブルは?あの衣装ケースは使うんじゃー!ともうもう、宝探しのよう。
 それでも次の日、加賀実顕地の話も聞かせて貰いながらにこにこ顔の二人から

「ボチボチ慣れていくわサ(内藤さん)」
とみなちゃんの
「よかったわ、自分ではここまで思いっ切りできないもの、、、」
のお言葉を頂いて私達‘タクミ‘は内心ホッとしました。

ウッドカーペットを敷きました

 一番得して楽しんだのは私達だったようです。ちなみに内藤夫妻は後3年で金婚式を迎えます。

 そういえば春日山50年史の展示の時に内藤夫妻の結婚式の写真がありましたねー。その時は4班でお祝いしようねー!

【春日山実顕地 平島春美】